2026年3月にイタリア旅行へ行ってきました。
現地で心配だったのがトイレ事情。イタリアのトイレは汚いと有名です。
今回は、私が現地で身をもって経験したリアルなイタリアのトイレ事情と、これから出発される方にぜひ知っておいていただきたい対策をまとめました。
イタリアのトイレは便座がない?事前の練習が必須
イタリアのトイレは本当に「汚い」のか?
日本の清潔なトイレに慣れている私たちにとって、イタリアの公衆トイレは、正直なところ「少し利用をためらってしまう」という場所も少なくありません。
と、いうか基本的には汚いと思っていた方がいいです。
事前に「空気イス」で用を足す練習をした
インターネットなどの情報でもよく見かけるのが「日本での事前練習」です。
いわゆる「空気椅子」のように腰を浮かせて用を足すという情報です。
私も渡航前に試そうと思ったのですが、いざ自宅のトイレでやろうとすると、何だか勇気が出なくて迷ってしまいました。
こんなこと書くのもどうかと思いましたが、かなり悩んで検索したのに情報が出てこないので恥を忍んで書きます!
試行錯誤した結果、「普通に座って用を足している最中に、少しずつ腰を上げてみる」というやり方で練習してみたところ、なんと1回目で成功。抵抗感もなくスムーズにできるようになりました。
体勢に慣れるためのコツとして、ぜひ試してみてください。
ただ、便座が高すぎて届かないこともある
日本で練習してイタリアへ行きましたが、なんと不測の事態に…。
なんと、便座の位置が日本よりも遥かに高いのです。
あまりにも便座が高く、どうしても腰を浮かせて用を足すのが無理な場合もありました。
その際は、持参した除菌シートで便座を丁寧に掃除し、さらに持参したトイレットペーパーを便座シートのように敷いて座りました。もう、そうするしか方法がなかったのです……。
ちなみに、そこまで驚くほど高い便座に遭遇したのは、旅行中に訪れたレストランの1か所のみでした。他のところは想定通り、空気椅子方式で何とかなりました。
比較的きれいだった有名観光地のトイレ情報
イタリアのトイレ事情には苦労させられますが、主要な有名観光地の中には比較的きれいで安心して利用できる場所もありました。
実際に利用して分かった、現地のリアルな状況を都市別にご紹介します。
【ピサ】ピサの斜塔周辺の有料トイレ
ピサの斜塔のすぐ近くにある有料トイレは、非常に清潔で日本と変わらないクオリティでした。
トイレットペーパーもあるし、便座もきれい。きれいな便座なので、利用者が中腰ではなく座って用を足しているだろうな~と感じられるレベル。(もちろん、前の方の使用状況にもよりますが)
ピサの斜塔に登るチケットをお持ちの場合、1回無料で利用することができます。観光の計画に合わせてぜひ活用してください。
【フィレンツェ】ウフィッツィ美術館
ウフィッツィ美術館内のトイレは個室の数も多く、全体的にきれいな印象です。
ただし注意したいのが、「ブース(個室)によって便座があったり、なかったりする」という点です。また、キレイ度もブースごとに異なります。
もし最初に入った個室が汚れていたり便座がなかったりした場合は、妥協せず別の個室をチェックしてみることをおすすめします。
また、鍵がかからないブースもありました。(隣のブースを利用していた一緒のツアーだった方も、鍵がかからないと話していました)
【ローマ】コロッセオ
コロッセオ内にあるトイレは無料で利用可能。比較的新しく、ブースの数も多くてきれいで便座もありました。
ただし、多くの観光客が(便座があっても)腰を浮かせて用を足しているようです。直接座るには汚い感じでした。
このトイレで一番困ったのは、個室内にバッグを掛けるフックや金具がなかったこと。
結局、荷物を身に着けたまま用を足しましたが、けっこう大変でした。ちなみに、私が利用したイタリアのトイレで荷物掛けがなかったのはコロッセオのトイレだけです。
【バチカン】バチカン美術館など
こちらもブース数が多く、比較的新しくて清潔感のあるトイレです。
気を付けたいのは設置場所。見学ルートの「最初」と「最後」のほうにしかトイレがありません。途中で行きたくなると大変ですので、見学を始める前に必ずお手洗いを済ませておくのが鉄則。
ちなみに私は旅行中に食中毒になってしまい(同じツアーの参加者の半分が食中毒になるという事態になってしまいました)、バチカン美術館見学の日はお腹の調子がイマイチ。
最初は大丈夫だったのですが見学途中に非常事態になり大焦り…ガイドさんに相談するも、次のトイレがあるのはシスティーナ礼拝堂の手前のため我慢し続けました。
見学ツアーは館内を見学した後、トイレ休憩後にシスティーナ礼拝堂で集合しサンピエトロ寺院に移動するという流れでした。しかし、トイレで用を足してすっかり気が緩んだ私はシスティーナ礼拝堂で家族と落ち合って一安心し、いかに大変だったかを家族に報告するのに時間を使ってしまい、システィーナ礼拝堂の「最後の審判」を見るのを忘れかけるという大失態をおかしました。
私が非常事態であることを知っていたガイドさんは集合時に「あなた、きちんとあれを見ましたか?」と一言。「え、何?」と思って振り返ると、なんと最後の審判が!!
もう集合時間だったので、ほとんど見る時間はありませんでしたが、一応少しは見れて良かった~。でも、その後、同じくシスティーナ礼拝堂の天井画「アダムの創造」を完璧に見逃したことに気づいて青ざめました…。
ショックすぎて言葉も出ません…。でも、「またイタリアに行く理由が出来た!」と前向きに捉えることにしました。
バッグに忍ばせておくべき「2大必須アイテム」

イタリアのトイレ対策グッズ
観光中のバッグには以下の2点を必ず用意しておくことを強くおすすめします。
- トイレットペーパー
- 除菌シート ※流せるもの
これらを持ち歩いていれば、ペーパーがなくて慌てることもありませんし、どうしても便座に座らなければならない時もサッと除菌できるため安心です。
お店で借りる場合の注意点
バールやレストランのトイレ事情
「困ったら近くのカフェやレストランで借りれば良い」と考えがちですが、ここにも注意が必要です。
日本の商業施設のように複数の個室が完備されているケースは稀。
インターネットの体験談やガイドブックでは「トイレに行きたくなったら有料トイレにお金を払うよりも、バール(Bar)でエスプレッソの立ち飲みをしてトイレを借りるのがおすすめ(有料トイレの利用代金とエスプレッソ1杯の価格がさほど変わらないため)」という情報をよく見かけます。
しかし、実際にお店に入ってみると、先述の通りトイレの数が非常に少ないため先客によりすぐに利用できないケースもあります。トイレ一つしかないって、本当に不便。トイレ行列に何度も遭遇しました。
「カフェに駆け込めば安心」と過信せず「まだ十分に余裕がある段階」で、早めに済ませておくのがベストです!
ちなみにイタリア旅行はツアーを利用する方が多いと思います。バス移動中のトイレ休憩では必ず済ませましょう。
また、お土産物屋さんに立ち寄る場合もあると思いますが、そこでも必ず済ませましょう。現地のお店で借りるより、圧倒的にキレイな場合が多いです。
【子連れ旅行】小さな子連れのイタリア旅行はハードルが高い
今回の旅でしみじみと感じたのは、「小さなお子様を連れてのイタリア旅行は、このトイレ事情を考慮すると、少々ハードルが高いかもしれない」ということです。
我が家の子供は中学生なので大丈夫でしたが、小さな子連れの場合はトイレのハードルが高すぎるなぁと思いました。
大人であれば中腰トイレも可能ですが、小さな子供には難しいでしょう。また、オムツ替えのスペースや、親子で入れる広くて清潔なトイレを探すだけでも一苦労だと思います。
もし、子連れ旅行の場合はきれいなトイレを事前にリサーチしていた方が良いです。
トイレットペーパーは流してもOK?
流して大丈夫な場合がほとんど
海外旅行の際に誰もが悩む「ペーパーを流して良いのか、ダメなのか」という問題。
基本的にイタリアでは、トイレットペーパーを流して大丈夫な場所が多いです。
実際に、何度もイタリア旅行に同行している添乗員さんも「イタリアのトイレは、トイレットペーパーを流して大丈夫なところがほとんどですよ」と話していました。
【まとめ】トイレには苦労するけど、やっぱりイタリアは最高!
滞在中は、日本のトイレの有り難み痛感していました。
でも、そんな苦労をしてでも「また行きたい!」と思うほど、イタリア旅行は最高でした。ちなみに、私は今回の旅行でイタリアは3回目。食中毒になって大変な思いもしましたが、ぜったいにまた行きたいです。
以前旅行した際も、トイレ事情が悪くて大変だなぁと感じた記憶があります。何年も前のことですが、トイレ事情はそんなに変わってないみたいです。
でも、トイレ対策は「事前の練習」と「トイレットペーパー&除菌シートの持参」でクリアできるから大丈夫です。
以上、イタリア旅行記(トイレ編)でした。

