子供が図書館で借りてきた本が、なかなか良かったので紹介します。
中学生になると、算数から数学へ変わりますよね。内容もぐっと難しくなって「なぜ、そうなるのか?」を自分の頭で考える問題が増えてきます。
子供の中学校のテストを見ても、考え方を説明させる問題も多く、難しくなってきたな…と感じています。
先日、次男が図書館で、世界一ひらめく! 算数&数学の大図鑑という本を借りてきました。
タイトルを見て、私は最初、「算数から数学へのステップアップをスムーズにするために適した、参考書のような本かな?」と思ったのですが、違いました。
この本は「算数・数学の考え方が、暮らしの中でどんな風に役立っているのか、関係しているのか」を学べる本でした。
これがね、切り口がユニークですごく面白い!!
私は学生時代、あまり数学が好きではありませんでした。受験に必要だからという意識で勉強していただけ。
でも、この本を読んで今更ですが「数学は、日常生活にものすごく関係していることなんだ」と気付けました。
例えば「算数・数学を学んでおけば、お店で買い物をするときの計算に役立つ」というのは、分かりやすい例ですよね。それなら私も知っているし、算数を習い始めた小学生でも実感していることでしょう。
でも、「音楽と数学は切っても切り離せない関係」だなんて、考えたことありますか?
解説を読めば納得なのですが、音楽と数学を結び付けて考えたことなんてなかったので、目からうろこでした。
この本では様々な切り口で、数学がどんな風に日常生活に関係しているのかが解説されています。イラストも多いのでサクサクと読めちゃうのも良いです。
これから、学年が上がるにつれて勉強内容はどんどん難しくなっていきますし、数学を苦手、そして苦痛だと感じるお子さんも増えてくるかもしれません。
でも、「数学が、暮らしのなかでどんな風に関係してくるのか」を知っていれば、面白みも増して、数学を学ぶ意義を見出しやすくなるんじゃないかと思います。
昔の自分に、読ませてあげたい一冊です。