子供の乗り物酔いが酷いため「乗り物酔いを軽減するメガネ」を使っています。
我が家の子供は3歳から車酔いをするようになり、8歳の今もよく車酔いをしています。症状が酷いときは、1時間半ほどのドライブで4~5回リバースするほど…。

酔い止めを服用し、食事量や睡眠時間に注意しても酔ってしまいます…。
でも、乗り物酔いが軽くなるメガネを使い始めたら、なんだか効果があるような!?前より、乗り物酔いが軽くなってきたのです。
値段も手ごろだし、度が入っているメガネではないので気軽に利用できてGOOD。今では、酔い止めを飲まなくても大丈夫な日も増えて、ドライブのハードルが下がりました。
この記事では、
- 乗り物酔い止めメガネを使った感想
- メガネの効果を上げる使い方
- メガネのずれ防止策
をまとめています。
乗り物酔い止めメガネとは
「乗り物酔い止めメガネ」の仕組み
乗り物酔いを軽減するメガネは「かけるだけ」で乗り物酔いが軽減される仕組み。普通のメガネと違って度が入っているわけでは無いので、気軽に使えます。
特徴は、
- メガネのフレーム部分が柔らかい樹脂
- レンズ部分のような〇穴が4つある
- レンズはなく空洞になっている
- レンズ部分には液体が入っていて、動くと液体が揺れる

丸穴の中央は空洞になっている
正面を見ている場合でも、目は少し横の範囲も見ていますよね。乗り物酔い止めメガネは、そういった視野のすべてをカバーするためにレンズ部分が4つあります。

横から見たところ
形に加えて、もう一つ特長的なのはフレーム部分に青い液体が入っていること。
この青い液体が、車の揺れとともに一緒に揺れることで、三半規管がバランスをとるのを手伝ってくれる仕組み。
度は入っておらず、レンズ部分は空洞
乗り物酔い止めメガネは、一般的なメガネのレンズ部分が空洞になっています。度が入っているメガネではないので、普通のメガネと併用できます。
フレームは柔らかいので、使う方の頭のサイズに合わせてセット可能。
実際に私も使ってみましたが、窮屈な感じはありません。むしろ緩めで、子供が使うと外れやすいのでゴムで調節して使っています。(※具体的な方法は後述しています)
乗り物酔い止めメガネの金額
乗り物酔い止めメガネはAmazonで2000円ほど。
口コミをチェックすると、人によって使用感は異なるようで「効果があった」「効果がなかった」と意見が分かれています。
個人差はあるようですが、金額的には手ごろなので試してみることに。酔い止めもそれなりの金額がするし、このメガネで酔いを防げるなら、安いものです。

乗り物酔い止めメガネ、買いました
「乗り物酔い止めメガネ」の使い方
メガネが使える年齢や、使い方のコツ、試してみて分かったことなどを解説します。
「乗り物酔い止めメガネ」が使える年齢
乗り物酔い止めメガネは、子供でも使えますが内耳が発達した10歳以上から使うのがおすすめ。理由は、小さい子供は、三半規管の機能も成長段階で効果を感じづらいから。
「乗り物酔い止めメガネ」の使い方と効果
乗り物酔い止めメガネは、最初からメガネをかける必要はなく、車酔いを感じてから使用します。
- 乗り物酔いを感じたら、メガネをかける
- 視線は本やスマホなど正面に固定しておく
- 10分くらいたつと、乗り物酔いが軽減される
また、メガネをかけた後は、遠くの景色を見るのではなく、近くのものに視線を固定するのがポイントです。
一般的には、車酔いをしないためには遠くを見ていた方が良いといわれています。本やスマホを見ていると良いやすいとされていますが、乗り物酔い止めメガネを使うときは、逆なので注意してください。
実際に「乗り物酔い止めメガネ」を使ってみた
子供が「乗り物酔い止めメガネ」を使ってみた
小学生の子供2人がメガネを使ってみました。二人とも、車酔いが酷いのです…。
まだ10歳になっていないので、望ましい効果が出るかどうかは分かりませんが「乗り物酔い止めメガネを使わないより使った方が、少しでも乗り物酔いが軽減するかもしれない」と思い試してみました。

結論としては、子供でも効果を感じられました
以上のことに気を付けたとしても、酷いときは車に乗って10分ほどでリバースすることも。ほんと、早いです…。
何度も車酔いで苦しんでいるので「車に乗る」=「具合悪くなる」という思い込みもあり、それで車酔いが酷くなっているのかもしれません。
精神的な部分も影響するといいますし、子供にこのメガネをかけさせることで、子供本人も「車酔いが軽くなるかも。(もしくは、しないで済むかも)」とリラックスさせる効果もあるんじゃないかと思いました。
ちなみに、乗り物酔いに効くツボ押してくれるリストバンドを併用するのがおすすめです。
プレスビー スッキリバンド 酔い止めバンド つわりバンド ツボ指圧リストバンド シーバンド 乗り物酔い つわり 吐き気 緩和 子ども用 ブルー
【メガネは酔ってから使った】酔っても早めに回復して無事到着
まずは酔い止めを服用させた上で、メガネを使ってみました。
車に乗って30分ほどたち、高速の渋滞で進んだり止まったりを繰り返していると長男が酔い始めました…。いつも、この揺れが原因となって車酔いしてしまうことが多いです。
早速、酔いを感じてからメガネを装着させました。すると2分後くらいに「直った!気持ち悪くない!」とのこと。
いつもは酔い始めたら何分も苦しんでからリバースするか、ぐったりしながら眠りにつくかだったので、メガネの効果かもしれません。

メガネを使ったことによって「このメガネをかければ、車酔いが直る」と子供本人が前向きに考えたことにより、早く車酔いが直ったのかもしれません。
とりあえずはリバースすることなく、2時間のドライブを乗り切りました。
【メガネは最初から使った】2時間以上酔わず、山道カーブで酔った
前回、車酔いを感じてからメガネをかけましたが「最初からメガネをかけておけば、車酔いせずに済むのでは?」と思ったので、最初からかけて試しました。
ちなみに、今回も酔い止めは飲ませた上でメガネを使っています。
今回の行き先は箱根。箱根は山道なので酔いやすいルートです。家から宿泊先までは、渋滞にはまってしまったこともあり3時間近くかかりました。
最初のうちは酔わずに載っていましたが、箱根の山道を走りだすと少しずつ子供の具合が悪くなり始めました。

山道のピンカーブの後に、急に吐き気を催しリバースしました…。
今回は、山道のカーブが原因でリバースに至りましたが2時間30分ほどは酔うこともなく快適にドライブできました。やっぱり、山道のカーブはきついですね(汗)
ただ、以前は高速の進んだり&止まったりを繰り返した時や、普通の平らな道を走っているだけでも酔っていたので、だいぶ車酔いが軽くなったと思います。
【船酔いに試してみた】10分ほどで回復した
【追記】今までは車酔い対策として使っていましたが、船酔いでも試してみました。
子供と初めて東京湾フェリーに乗ってみました。フェリーはそんなに揺れないので、酔い止めを飲ませずに乗船しました。
初めてのフェリーに興奮して船内を動き回る子供たち。海風も気持ちよく、快適に過ごしていました。…が、1時間ほど乗った後、長男が船酔いになってしまいました。
船は中央の方が揺れが少ないので、デッキの中央の椅子に座らせてメガネを装着。

船酔いにも効果ありました
ビニール片手に、しばらく苦しんでいましたが、10分ほどたつと酔いがさめたようで元気になりました。(結局、リバースせずに済みました)
いつもメガネを使うのは車だったので、周りにいるのは家族だけ。メガネの見た目を気にしたことはありませんでしたが、このメガネは目立つので人目のある船内で使うのは勇気がいりました。
でも、リバースしている姿を見られるより、メガネ姿を見られる方が心理的にもダメージ少ないので、今後も船に乗る場合は必ず持参する予定です。
子供が「乗り物酔い止めメガネ」を数十回使ってみての見解
その後、何十回か使っています。我が家の子供たちの場合は
- 全く酔わずに済む
- 酔ってしまうとき
が半々くらい。
渋滞具合やその日の体調にもよりますが、メガネを使ったからといって、必ず酔わないわけではありません。
ただ、我が家の子供たちの場合は、それまで乗車10分くらいでもリバースしていて、ほぼ毎回のように苦しんでいたので格段に酔う回数が減りました。
きっと、メガネの効果なのかなと感じています。

個人によって効果は異なると思いますが、このメガネは酔い止め薬と違って「ただ、かけるだけ」です。体に負担がかからないので、良いな~と思っています。
そうそう、小児科の先生に車酔いについて質問してみました。乗り物酔いは成長と共に治る人も多いけど、大人になっても治らない人もいるそうです。結局、その人によって症状は異なるそう。先生の意見としては「乗り物酔いがひどいなら、酔い止めを飲んで対応すればよい」とのこと。
私も子供の頃、乗り物酔いが酷くて、高校生の頃に、ようやく治りました。
乗り物酔いは個人差が大きいもの。ちょっとしたドライブの時にも毎回薬(酔い止め)に頼るのは気が引けていたので、メガネを使うことで乗り物酔いを軽減できるならいいかな、と思い使い続けています。値段も手ごろですし、1回買えば何年も使えるので。
【メガネのズレ防止策】輪ゴムで簡単に調節できる
乗り物酔い止めメガネのフレームは柔らかい樹脂でできています。
それゆえ、耳にかける部分は大人にも子供にも使えるように余裕がある作りになっています。(=しっかり耳に固定するのが難しいということ。)
子供にメガネをかけさせるとサイズが合わず、すぐに外れてしまいました。子供たちには、ドライブ中はずっとメガネをかけさせたいのでズレないように対策してみました。

輪ゴムで簡単にサイズ調節ができます
ズレ防止策として手軽なのは、輪ゴムで輪っかを作り、メガネに結び付けておくこと。
原始的な方法ですが、簡単に頭のサイズに合わせて調整できます。

ずれ防止のため、輪ゴムをつけてみた
輪ゴムは何色でもいいですが、100均で白い輪ゴムが売っていたので白をチョイス。セリアで白い輪ゴムは買えます。
以下は、実際に乗り物酔い止めメガネをつけているところ。数時間乗っても、ずれることなく快適に使えています。

小学生が使ってみたよ
輪ゴムのつなぎ方は以下の画像を参考にどうぞ。
最初は2つの輪ゴムを用意して、片方の輪ゴムの中をくぐらせて引っ張れば、輪ゴムをつなげられます。頭のサイズに合うように、つなぎ合わせればOKです。
そして、最後はメガネに結ぶだけです。1~2分もあれば完成します。

使う人の頭のサイズに合わせて作ります
大人が「乗り物酔い止めメガネ」を使ってみた結果
ここまでは子供に車酔い止めメガネを使わせた感想でしたが、次は大人が使った感想について。
私も、車酔い止めメガネを使ってみました。私は普段は車酔いをしませんが、子供たちが酔ってリバースしたものを片付けてアタフタしていたら、自分も車酔いしてしまいました。

普段は酔わないけど、子供の世話をしてたら酔ってしまいました…。
せっかくなので、子供のメガネを少し借りて試してみることに。すると5分もたたないうちに車酔いから解放されました!
説明書には10分ほどで効果が感じられるとあったけど、私の場合は、早めに効果を感じられてホッとしました。
以前、同じく子供のお世話をしていて気持ちが悪くなったときは、メガネを持っていなかったので回復すまで30分以上苦しみました。このメガネ、思っていたより効果があるのでは?と感じています。
尚、乗り物酔い止めメガネは子供に使わせるとズレやすいですが、大人が使った場合にはズレは気になりませんでした。
まとめ
乗り物酔い止めメガネは、効果がある方、無い方いるようです。このメガネは個人差も大きいようなので、試してみないと分からないな~と思いました。
説明書では車酔いをしてから使うように説明がありますが、乗り物酔いをしやすい場合は、車酔いする前から使った方が酔いを予防する効果が大きい気がします。
実際、子供たちが何度も使っていますが、最初から使った時の方が酔いづらいです。
子供たちも「メガネを使っているから、車酔いしづらいはず」と思えるようで、前よりドライブを嫌がらなくなりました。

乗り物酔いしやすい方は、ドライブ中ずっと使用するのがおすすめ。

メガネはたためばコンパクトになります
また、乗り物酔い止めメガネを使うことで、子供たちに酔い止めを飲ませる頻度が減りました。
今までは30分くらいの短距離ドライブでもリバースしていたので、車に乗るときは必ず酔い止めが必要でした。
私の場合は「あんまり子供に薬を飲ませたくないな~」と思っているので、ドライブのたびに毎回酔い止めを飲ませることに抵抗があって。
でも、乗り物酔い止めメガネを使ってからは酔いづらくなってきたので、今は長距離ドライブと山道ドライブの時だけ飲ませています。いずれは酔い止めを卒業できるといいな…!
効果があるかどうかは個人差が大きいようですが、私としては、買って良かったと思っています。車酔いって、思っている以上に辛いですからね…。

乗り物酔いが軽くなると、お出かけのハードルが下がりますよね。
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【追記(2024年】4年使ってみての見解
乗り物酔い止めメガネを使い始めて、約4年がたちました。車に乗るたびに、毎回のように酔っていた子供たちですが、メガネのおかげか成長のおかげか、車酔いがだいぶ軽くなってきました。
近場の場合はメガネだけ使用したり、山に行く際は酔い止めとメガネを併用したり。子供の様子を見ながら、酔い止めとメガネの回数を見直してきました。(ざっくりとですが)
都内で1時間くらい移動するだけなら、メガネなしでも大丈夫になりました。
このメガネがどのくらい効果があるのかは、いまだに謎です。人によって使用感も異なるようですし、一番確実なのは酔い止めを服用することだと感じています。
ただ、短いドライブのときなど、酔い止めを飲ませるか迷うときに、気軽に使えるメガネは重宝しました。車酔いは本当に苦しいので、気になる方は試してみるのもいいんじゃないかと個人的には思っています。
以上、メガネを使っての感想でした。
我が家の子供たちは車酔いしやすいので、車に乗る際には下記のことに注意しています。そのうえで、乗り物酔い止めメガネを使ってみました。