子供たちは、もう10歳。以前のように絵本を読む機会はほとんどなくなってしまいました。
我が家の場合、読まない絵本は図書館に寄付をしているのですが、どうしても手離せない絵本もあります。
それは「こじかじじっこ もりのはいたつやさん」。
あまり有名な絵本では無いようですが、私にとっては大好きな一冊です。
絵の雰囲気もお話も素敵。子供たちも気に入っていて、赤ちゃん~幼児期は数えきれないくらい読み聞かせをし、自分で文字が読めるようになってからは、何度も繰り返し読んでいました。
今回は、そんな一冊の紹介です。
おすすめ絵本「こじかじじっこ もりのはいたつやさん」
ストーリー
「こじかじじっこ もりのはいたつやさん」は森の小さなお裁縫屋さんのお話です。
3姉妹の次女「じじっこ」がお母さんのお手伝いで、森の動物たちに品物を届けにいきます。
じじっこの届けた品物が、森のみんなを幸せにしていく、読んでいて心がぽっと温かくなるストーリー。
森の小さなお裁縫屋さんに住んでいる、こじか三姉妹のお話。お裁縫屋さんのお店の倉庫でたくさんのお届けものの箱を見つけた二番目のお姉さん・じじっこは、お母さんのお手伝いをしようと配達に出かけました。じじっこを応援するため、森の動物たちも大活躍します。
引用:Amazon
とてもかわいい絵
「こじかじじっこ」の絵は、色使いもキレイだし、絵に優しい雰囲気があふれているんです。
素敵なストーリーの絵本はたくさんあるけど、じじっこは、私の中では特におすすめの一冊。この絵を見ているだけで、なんだか心が癒されるんですよね。
さりげなく「学び」の要素がちりばめられている
じじっこが森の動物たちを助けたり、助けてもらいながら、荷物を届ける…というお話なんですが、色んな所に、さりげなく「学び」の要素がちりばめられているな、と感じました。
例えば、
- 困っている人に声をかけてあげること・助けてあげること
- みんなで協力すること
- 届ける荷物が丸い箱、四角い箱と形について学べる
- たくさんの色があることを学べる
などなど。
まぁ、絵本は何かしら学びの要素が含まれているわけですが、じじっこのストーリー展開の仕方と、さりげない感じが好きなんです。
子供の成長に合わせて「このお届け物は丸だねー」「今度は四角だねー」「他には三角っていう形もあるよ」とか教えてあげたりしていました。
あとね、じじっこが坂道で荷物が重くて台車を押すのに苦労するシーンがあります。じじっこの様子に気付いた動物たちが、一列になって、じじっこの背中を押してあげるんです。
その姿も「いいなぁ」と優しい気持ちになれるし、そして、その一列になって協力している絵がめちゃくちゃかわいい!!
本当はそのページを写真撮ってブログに載せたいんですが、著作権の関係上、載せられません(汗)よければ、まずは図書館ででも、チェックしてみてくださいね。
さいごに
今まで、子供と一緒にたくさんの絵本を読んできました。今回、ざっと計算しただけでも多分、数百冊!!買うと高いので、ほとんど図書館で借りています。
その中でも、「じじっこ」は私の中で特におすすめ。ほとんどの本は図書館で借りて済ませていますが、この本はずっと手元に置いています。
もう、テープで何度も補修していて、ボロボロ。何度も、捨てようかな?と思ったけど、どうしても捨てられない一冊なんです。
ちなみに、じじっこが大好きになった際、シリーズ本も買いました。じじっこの妹「こじっこ」の話です。
こちらも素敵なお話ですが、私的にはじじっこの方がおすすめかな…。ちなみに、今回調べてみたら三姉妹のお姉ちゃん「かじっこ」の絵本もあるようです。今度読んでみようかな!
子供が生まれるまで、絵本は「子供のもの」というイメージでした。でも、大人になってから読んでも、子供のときとは違う視点で見れて、楽しいものですね。
以上、大好きな絵本の紹介でした。
【おすすめ絵本】こじかじじっこ もりのはいたつやさん