90年代の「りぼん」黄金期を代表する矢沢あい先生の不朽の名作、『天使なんかじゃない(天ない)』。
小学生の頃にリアルタイムで読んでから約30年経った今でも、私にとって人生で忘れられない大好きな作品です。大人になった今でも、繰り返し読み返しては胸をキュンとさせています。
久しぶりに読み返したくなったときや、初めて手にとるときに迷うのが「コミックス版」「完全版」「新装再編版」どれを選べばいいの?という疑問ですよね。
結論から言うと、選ぶ基準は以下の通りです!
- 今から読むなら、構成が整理された「新装再編版(全5巻)」が1番おすすめ!
- カラーイラストや特典エッセイも楽しみたいコレクター派なら「完全版(全4巻)」
- 場所を取らず今すぐ一気読みしたいなら「電子書籍(Kindle等)」
この記事では、30年愛読し続けている大ファンの目線で、それぞれの違いや各巻の見どころ、ファンにはたまらない大好きな名シーン・名言まで分かりやすく解説します。
一目でわかる!「天使なんかじゃない」違い比較表
まずは、これまで販売された版の違いを表で整理しました。
| 種類 | 巻数 | 特徴・おすすめポイント | こんな人におすすめ |
| 新装再編版 | 全5巻 | ・学期や学年の区切りで再編成されていて読みやすい ・矢沢あい先生の描き下ろし表紙(全5冊) | ・初めて読む人 ・スッキリ区切りよく読みたい人 |
| 完全版 | 全4巻 | ・「りぼん」連載時のカラー扉絵を完全収録 ・描き下ろしエッセイ漫画&ポストカード付 | ・当時のカラーイラストも見たい人 ・ファン・コレクション重視の人 |
| 電子書籍 ※コミックス版 | 全8巻 | ・スマホやタブレットで今すぐ読める ・収納場所を取らない | ・今すぐ一気読みしたい人 ・モノを増やしたくない人 |
| コミックス版 | 全8巻 | ・当時の元祖コミックス(※現在は絶版・古本のみ) | ・当時の装丁にこだわりがある人 |
初めて読むなら「新装再編版」がおすすめ!コミックス版との違い
元祖コミックス版(全8巻)は現在販売終了となっていますが、2019年に登場したのが「新装再編版(全5巻)」です。
マンガの内容自体は同じですが、以下の点が大きく異なります。
- 1冊あたりのページ数が異なる(全8巻→全5巻へ再構成)
- 学期や学年の区切りで話がまとめられているため読みやすい
- 表紙カバーがすべて矢沢あい先生の新規描き下ろし!
これから揃えるなら、間違いなくこの「新装再編版」がベストな選択肢です。
元祖コミックス版(紙)は販売が終了されているため古本のみ購入可能。30年以上前のマンガのため、状態が良いものを見つけるのは大変だと思います…。
「新装再編版」各巻の構成&見どころガイド(全5巻)
「あのお話や、名シーンを読み返したい!」という方向けに、各巻にどんな展開が収録されているかをまとめました。
【1巻】生徒会発足!翠と晃の出会い(1〜7話)
高校1年の2・3学期を描いたスタートの物語。生徒会メンバーの結成、翠と晃の出会い、そして賑やかな学園祭などが詰まったワクワクの1冊です。
【2巻】恋の始まりと謎の美女「HIROKO」(8〜14話)
翠と晃が付き合い始めるものの、晃の過去に影を落とす「HIROKO」の存在が気になり始める時期。生徒会主催の舞台『白雪姫』で、主役をつとめるマミリンの失踪と、翠とマミリンの友情という名エピソードも収録!
【3巻】ケンちゃん登場&生徒会引退(15〜21話)
翠の幼馴染・ケンちゃんが登場!さらに、生徒会顧問の牧ちゃんと将志さんの切ない大人の恋も描かれます。高2の2学期から、翠たちが生徒会を引退するまでの青春が凝縮されています。
【4巻】ほろ苦い三角関係と切ない別れ(22〜30話)
生徒会が志乃ちゃんたちの世代へ交代。翠はケンちゃんと付き合い始めるものの、晃への想いを消し去ることができず……。切なくほろ苦い展開が続く、涙なしでは読めない巻です。
【5巻】それぞれの進路、そして感動の卒業式(31〜39話+番外編2話)
絆を取り戻した翠と晃。高校3年生になり、進路に悩むメンバーたちの姿が描かれます。感動の最終回に加え、ファン必見の番外編「IN THE TREASURE BOX」も2話収録されています。
「新装再編版」と「完全版」の違いは?
2000年に発売された「完全版(愛蔵版コミックス・全4巻)」も、現在購入可能です。
新装再編版との最大の違いは「豪華な特典やカラーイラストの有無」です。
- 作者による描き下ろしエッセイまんが収録
- とじ込み付録のポストカード付き
- 「りぼん」連載当時のカラー扉イラストをすべて収録
ストーリーを読むだけなら「新装再編版」で十分ですが、矢沢あい先生のカラー原稿や豪華付録を手元に残したいコレクター派には「完全版」も根強い人気があります。
【※ネタバレ注意】大ファンが語る!名シーン&名セリフの魅力
『天使なんかじゃない』の凄さは、恋愛だけでなく「男友情・女友情」の描写がとにかく深く、心揺さぶられる点にあります。
小学生のときに「りぼん」で出会ってから30年経った今でも、心に残って離れない大好きなシーンをご紹介します。
① マーブルチョコの味(観覧車での名シーン)
天ないファンにとって、「マーブルチョコ=観覧車に乗る翠と晃」ですよね! あの観覧車での切なく甘いやりとりは、当時の女子の語り草になりました。今でもスーパーでマーブルチョコを見かけるたびに、甘酸っぱい気持ちが蘇ります。
② ケンちゃんのライブでの「歌えねぇよ…」
翠と別れた後、ライブのステージで「天使のほほえみ」を歌おうとしてショックのあまり「歌えねぇよ…」と崩れ落ちるケンちゃん。
天ないが大好きな友達とは、晃派かケンちゃん派かでよく論争になりましたが、優しくて翠に一途なケンちゃんも本当にかっこいい!ちなみにケンちゃんは、後の名作『ご近所物語』にも人気バンドとして登場しています。
③ 志乃ちゃんとマミリンの「女の友情」
最初はわがままで読者からも「嫌な女」に見えていた志乃ちゃん。しかし物語が進むにつれ、自分に本音で接してくれるマミリンに憧れていたという意外な一面が見えてきます。 先輩と後輩、そして瀧川くんを巡るライバルでありながら、互いを認め合っていく過程は、恋愛以上に胸が熱くなる名描写です。
まとめ:自分に合った「天ない」で青春の感動をもう一度!
連載から30年以上が経った今読んでも、まったく色褪せない名作『天使なんかじゃない』。
当時の想い出に浸りながら読み返したい方も、これから初めて触れる方も、ぜひ自分にぴったりの方法で翠たちの眩しい青春を楽しんでみてくださいね!







