今となっては専業主婦の私ですが、以前は不動産会社で働いていました。
業務に必要だっため、不動産系の資格をいくつか取得しています。不動産関係の資格で、一番有名な資格は宅建だと思います。
私の場合、宅建を独学で勉強して一発合格しました。私が合格したときの状況は、
- 自己採点で43点(50点満点中)
- 勉強時間は200時間程度
でした。
勉強に使ったのは市販のテキストのみで、予備校や通信教育は利用していません。
ちなみに他の不動産の資格(管理業務主任者、ビル経営管理士)も独学で勉強して、一発合格しています。
(※マンション管理士は300時間ほど勉強しましたが不合格でした…残念!)
この記事では、
- 私が一発合格した宅建の勉強方法
- おすすめの宅建テキストや過去問
- 勉強時間
- 効率的な勉強の進め方
についてまとめています。
分かりやすいテキストを選ぶのがポイントです。
独学でも宅建に合格できる
宅建の合格率は15~17%といわれていて、案外厳しい試験だったりします。
なかなか1回で受からない方も多いようで、会社の同僚でも何度も試験を受けている方もいました。
でも、一発で合格している人も意外と多いんですよね。よって、勉強のやり方を間違わなければ独学で一発合格は可能じゃないかと感じています。
独学で宅建に合格するためのマインド
宅建はコツコツ点を積み上げれば合格できる資格
私は独学で1発合格しましたが、もともと頭が良いわけではありません。自分なりに頑張って入った大学レベルは、平均レベルでした。
ただ、私は昔からコツコツと自分のペースで勉強するのが好きなタイプ。(塾に一度通ったこともありますが、塾だと集中できずダメでした)
宅建はコツコツと知識を身に着けていけば、合格できる資格です。
自分なりのアイディアとか、発想が必要とされるわけではないです。コツコツ派の私に資格の内容が合っていたんだと思います。
合格率の平均は15%~17%と聞くと「合格できるかな?」と心配になってしまいますが、コツコツ点を積み上げていけば大丈夫です。
勉強のモチベーションを上げた、両親の一言
私は小さい頃から両親に「泥棒や火事にあって、身ぐるみ剥がされたとしても、身につけた知識だけは自分のもとに残るんだよ。だから、頑張って学びなさい。」と言われてきました。
私が子供の頃、両親は諸事情により借金を背負うことになってしまいました。
そのときに、両親は「今まであった財産が一気に無くなって、多額の借金を背負ってしまった。お金はすっからかんだけど、身に着けた知識はなくなることはないから、子供たちにはそれをきちんと伝えていきたい」と思ったそうです。
子供ながらに「なるほどな~」と思っていましたが、自分も親になった今、確かにその通りだと感じています。
宅建を受ける方は「業務に必要だから」「入社試験で有利になるから」と言った理由の方が多いのではないかと思います。
でも、宅建で学ぶ民法などは自分の暮らしを守る上でも助けになると思いました。
また不動産に関する知識は、家を買ったり、もしくは買わないという選択をする上でも、役立つもの。(ちなみに私は賃貸派です)
だから、目先の合格だけではなく宅建を勉強した上で「自分の人生にどんな風に役立つのか?」を意識して勉強すると、やる気も増すんじゃないかと思います。
資格手当がもらえて給料がアップするというメリットもありますよね!
宅建のおすすめテキスト
宅建合格に要した勉強時間は200時間でした
私が宅建合格までに勉強した時間は約200時間。あまり多いほうではありません。
本当はもっと勉強する予定だったのですが、日々の忙しさを理由に思ったように時間が取れなかったのが原因です。
でも、時間がなくても勉強法がよかったのか合格できたのは事実!
私の勉強法がベストではないですが「こんな勉強法でも独学で合格できたんだな~」って参考になったら嬉しいです。
自己採点では43点でした(50点満点中)
でも、自己採点では43点を取ることができていて、一発で合格できました。
そんな短時間でも合格することができたのは、自分にあった良いテキストを選んで、効率的に勉強できたからだと思っています。
学校でも先生の教え方によって、得意になったり、苦手になったりしますよね。独学の場合は、自分に合う良いテキストを選びが、とても大切だと思いました。
法律初心者の私が選んだテキスト「らくらく宅建塾」
大学時代に、ちょっぴり法律に関する勉強はしたことがあったけど、かじった程度の知識しかなかった私。
法律ド素人でも理解しやすそうなテキストを選ぶことにしました。
選んだのは、宅建の教本として有名な2021年版 らくらく宅建塾 (らくらく宅建塾シリーズ)です。
このテキスト、本当に本当に分かりやすいです。私が一発合格できたのも、らくらく宅建塾のおかげだと思っています。
また、試験に必要な部分を厳選してまとめてあるので、限られた時間の中でも効率よく勉強できました。
- 難しい法律用語も、かみ砕いた言葉の説明で分かりやすい
- イラストが多くて、視覚的に記憶に残る
- 語呂合わせがのっており、覚えやすい
- 試験に必要な部分を厳選してまとめてある
独学の場合は「自分だけで理解できるテキスト」を選ぶのが、合格のカギ
結局、テキストを読んで難しい言葉だけ頭に詰め込んでも「それって、どういう意味なのか?」を理解してないと、知識として定着しないんですよね。
だからテキストを読みながら「ふむふむ、なるほどね~!」と思えることが大切。そんなテキストを選ぶのが、合格のカギです。
ちなみに、語呂合わせで覚える方法については、口コミをチェックすると評価が分かれているのは事実…。
でも、私は覚えづらい部分は「まずは、語呂合わせでも覚えちゃった方がいいんじゃない?」と思っています。
語呂合わせでもなんでも、覚えることで、少しずつ知識は身につくはず。なかなか覚えられずに苦悩しているよりは、まずは覚えやすい方法で覚えちゃった方が、いいと思うんです。
(だって、高校のときに覚えた化学の元素記号の語呂合わせ歌とか、いまだに覚えてますし。あの歌が無かったら、こんなに記憶には定着しなかったはず)
一発合格できた!おすすめテキスト1冊+問題集4冊
結局、私の場合は上記の2021年版 らくらく宅建塾 (らくらく宅建塾シリーズ) を基本テキストとして、ひとまず勉強。
「このテキスト、分かりやすい!!」と思ったので問題集も同じシリーズで揃えることにしました。
問題集として用意したのは、過去問3冊と予想問題1冊です。
基本のテキストを含め、全部で5冊を用意して徹底的にコツコツ勉強しました。完全に独学でしたが、この勉強方法で一発合格できました。
【私が購入した過去問3冊】
らくらく宅建塾の過去問は、
- 左側のページ:問題
- 右側のページ:解答と解説
というレイアウトになっています。
見開きで、1問の問題を解いていくということになります。これが、とっても使いやすいんです。
他社のテキストでは、解答は後ろの方のページになっていることもありますが、そうすると解答を確認するために、いちいちページを開き直さなくちゃならいんですよね…。これが地味に面倒(汗)
でも、らくらく宅建塾の場合は、問題を解いて、すぐに隣のページで確認できるから勉強がスムーズにはかどります。ちょっとしたことだけど、ストレスが減って、勉強がラクになります。
そして、解説が詳しいのもお気に入りポイント。
テキスト同様、宅建初心者に分かりやすいかみ砕いた表現になっているので理解しやすいです。
ちなみに、全ての単元をカバーするには3冊用意する必要があります。
1冊あたりのボリュームも多いので、一見、「分厚い問題集を3冊も解くなんて…」とひるんでしまいそうですが、見開き2ページで1問を解いていくスタイルなので、勉強へのハードルが低く、サクサク取り組めました。
【シメに取り組んだ予想問題1冊】
仕上げに解いたのが、ズバ予想宅建塾の問題集。
まずは過去問を解いてみて、きちんと反復練習できてから購入した方がいいかもしれません。過去問3冊でも、だいぶボリュームありますので。
3冊終わって、まだ時間的に余裕があるなら、ぜひ取り組んでみることをおすすめします。
宅建に独学で合格するための勉強方法
ここからは私が宅建に独学で合格した勉強方法を紹介したいと思います。
限られた時間でも効率的に勉強を進めていきましょう!
テキストをざっと読みこむ(5~7割理解できればOK)
まずはテキストをざっと読みこんでいきます。1度で覚えようとせずに「まずは、全体に目を賭してみるか」という感じで読めばOKです。
一度読んでみると「ここは理解しやすいな」と思う部分「ここは、ちょっと難しいな」という部分が分かってきます。
すると、これから勉強を進めていくうえ、時間配分をどのくらいとればいいかも分かりますよ。
過去問をどんどん解いていく
テキストをざっと読んでなんとなく理解できたら、過去問を解いていきます。
テキストを完璧に理解してからと思っていると、なかなか前に進まないんですよね。分からない部分があっても、問題ないので、まずは問題を解いていきましょう。
テキストを読んで理解できたと思っていた部分でも、いざ、問題を解いてみると解けないことはよくあります。
そこで「あれ?確かこういうことだったと思うんだけど…」と考えてみるから、理解が深まるんです。
過去問で出た疑問点は、テキストを再度読み込んで解決していく
過去問で出てきた疑問点は、テキストの該当ページを読み込んで解決していきます。面倒でも、この作業を一つ一つ繰り返していくのが大切。
宅建はコツコツ知識を積み上げていけば、必ず合格できる試験なので、コツコツ一つずつマスターしていきましょう。
テキストを読んで「分かったぞ」と思っていた部分でも、実際に過去問を解いてみたことで、きちんと理解できていなかったことに気づけます。
そして、
- 「これについては、こういう問われ方をするんだな~」
- 「AとBは関連付けて覚えた方が、良さそう!」
- 「表現の仕方(文言)が変わると迷ってしまうけど、これって〇〇と同じ解釈・意味だよね」
と、いったことが問題を解いていくことで、分かってきます。
食事に例えるならば、テキストをざっくり読むことで、まずは体に取り込み(=食べる)、問題を解くことで自分のものにしていく(=消化していく)という感じ。
この例えが適切なのかは謎ですが、ニュアンス伝わりますでしょうか??
過去問は連続3回正解するまで繰り返す
問題によって「1回で解ける問題」「何回繰り返しても間違えてしまう問題」があります。
私は権利関係の部分は比較的すんなりと習得できたんですが、法令上の制限の部分は時間がかかりました。
そこで私は、各問題を連続3回正解できるまで繰り返しました。
「3回連続で」というところがミソで、3回連続して解けるようになっていれば、習得できたといっても過言ではありません。
ちなみに、私は連続3回正解するために、1問あたり7~8回くらい解きました。自分でもよく頑張ったなあ~と思います。
チェックするために、ページの端っこに
- 勉強した日付
- 〇か×(正解・不正解)
をメモしていました。
〇が3回続いたら、そのページは完了です!
過去問にしか載っていない情報はテキストにメモする!まとめノートは作らない
過去問を進めていくと
- テキストにしか載っていないこと
- 問題集にしか載っていないこと
が出てきます。
らくらく宅建塾のテキストは「ラクして宅建に受かるためのテキスト」なので試験で出る超大切な内容にしぼって作られたテキストです。
だから、問題集に出てきたけど、テキストには載ってない部分もあります。
そういった部分については、私はテキストの該当ページにどんどん書き込んで、テキストをまとめノートのように使いました。
【効率的に勉強するコツ】「まとめノート」作りはしない。テキストに追加で書き込む!
大切な部分はテキストに直接追記していきました。なぜかというと、学生時代に、まとめノート作りに多大な時間を費やして失敗したから…。
私の場合は、まとめノートを作って勉強がはかどったというよりは
- きれいに作るのに拘ってしまった
- 勉強した気になってしまった
と、デメリットが大きかったです。
もちろん、これは私の場合。
まとめノートを作った方が勉強がはかどる、と言う方はご自分のやり方で勉強するのが良いと思います。
私の場合は「結局、テキストに勝る情報量は盛り込んだノートを作るのは大変」と思っているので、自分で納得できるテキストを選んだら、あとは、それにどんどんメモを加えていくやり方でやっています。
これで、まとめノートを作っていたときよりも、圧倒的に勉強がラク&効率的にこなせるようになりました。
まとめ
独学で合格を目指すコツのまとめ
宅建の勉強法については、
- 独学
- 通信教育
- スクール
などあります。
人によって勉強方法の合う・合わないはあると思いますが、独学でも合格することは十分可能な試験です。
私は独学で大丈夫だったし、知人でも独学で勉強して合格した人は何人もいます。
独学で合格するポイントの一つは「自分が分かりやすい」と思えるテキストを選ぶこと。
法律初心者の私の場合は、2021年版 らくらく宅建塾 (らくらく宅建塾シリーズ)を選んで、良かったと思っています。
講義形式のかみ砕いた説明は、本当に分かりやすいです。
迷うなら、まずは試しに読んでみて欲しいです。
オンラインスクールを利用してみる
独学で勉強するのは辛いときもあります。
やっぱり誰かに解説してもらうと分かりやすいのは確か。そんな時は、オンラインスクールを利用してみるのもいいと思います。
オンラインスクールの魅力は
- 自分の都合の良いときに受講できる
- 費用が安い
ことです。
私が宅建を取得したときには、そんな安いスクールなんて無かったので、うらやましいな~と思います。
以上、宅建に独学で一発合格した勉強方法とおすすめのテキスト・問題集についてでした。
【過去問3冊+予想問題集1冊】
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