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「天使なんかじゃない」新装再編版とコミックス版との違いを調べてみた/初めて読むのなら、どれがおすすめ?

趣味・娯楽

「天使なんかじゃない」の新装再編版が、2019年6月に発売されました。

昔、「りぼん」で読んでから約30年。今でも大好きで繰り返し読んでいる作品です。

この記事では、これまでに販売された

の違いについて解説します。

【早く結論が知りたい方へ】
初めて「天使なんかじゃない」を読むなら、新装再編版を選ぶのがおすすめです。
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コミックス版と新装再編版の違い

コミックス版は販売終了

現在は、一番古い元祖コミックス版の販売は終了しています。

その後、2000年に文庫本「完全版(愛蔵版コミックス)」(全4巻)が発売されました。

そして、2019年に新装再編版が発売されました。

コミックス版と新装再編版の違い

コミックス版と新装再編版の違いを調べてみました。
  • マンガの内容は同じ
  • 1冊あたりのページ数が異なる
マンガの内容自体は同じなのですが、1冊あたりのページ数が異なります。
新装再編版は、学年や学期の区切りで再編成されています。
コミックス版は全8巻ですが、新装再編版は全5巻です。

表紙は描きおろし

新装再編版は5巻編成です。

表紙は描きおろしのため、以前のコミックス版の表紙とは異なります。

1巻~5巻の構成分け

初めて読む方は新装再編版を購入すればOKです。

以前読んでいて「あのお話が、読み返したいなぁ」という方向けに、各巻の構成を解説します。

1巻の構成

1巻に収録されているのは、1~7話。高校1年の2・3学期を描いた内容です。

2巻の構成

2巻に収録されているのは8~14話。翠は晃と付き合いはじめたものの「HIROKO」の存在が気になっている時期のお話。

また、生徒会主催の白雪姫を演じる前に主役のマミリンが姿を消したお話も。

3巻の構成

3巻には収録されているのは15~21話。

牧ちゃんと将志さんのお話が出てきます。そして、ケンちゃんが出てくるのも3巻。高2の2学期から翠たちが生徒会を引退するまでのお話です。

4巻の構成

4巻に収録されているのは、翠たちが3年生に進級するまでの22~30話録。

4巻では生徒会のメンバーが志乃ちゃんたちに変わっていきます。翠は、ケンちゃんと付き合いはじめるものの、晃への想いも忘れられず…切ない&ほろ苦いお話が詰まっています。

5巻の構成

5巻には31~39話が収録されています。また、番外編として「IN THE TREASURE BOX」が2話収録されています。

5巻では翠と晃がまた付き合うことに。そして、進路に悩む翠達の姿が描かれています。

以上、各巻の構成でした。

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「新装再編版」と「完全版」の違い

今回、文庫本として新装再編版が発売されましたが、2000年にも「完全版」として「天使なんかじゃない」の文庫本が発売されています。

完全版は現在でもAmazonなどで購入可能。

新装再編版と完全版の違いを調べました

新装再編版と完全版の違い

2000年に発売された完全版の特徴は、コレクションしたくなる特典が多いこと。

  • 作者による描き下ろしエッセイまんがが付いている
  • とじ込み付録のポストカードがついている
  • 「りぼん」連載時のカラー扉イラストがすべて収めてある

マンガの内容は同じなので、完全版は付録特典が欲しい方におすすめ。

完全版は全4巻です。

完全版はセット販売もありますが、1冊ずつでも購入可能。

【※ネタバレ注意】「天使なんかじゃない」を読んだ感想

友情についての描写も良い

私は小学生のときに「りぼん」を読んでいました。かれこれ30年も前のことになります。

「天使なんかじゃない」は「りぼん」に1991年9月号より連載されていました。

天使なんかじゃないには、恋愛だけじゃなくて友情についての描写もたくさんあります。心揺さぶられるシーンが多かったのを覚えています。

多感な時期に読んだマンガとして私の人生においては忘れられない作品の一つ。

当時、同じクラスの女子は全員といっても過言ではないほど「天使なんかじゃない」に夢中でした。

翠ちゃんの服装やヘアスタイルも大人気でした。

大好きなシーンと名言

「マーブルチョコの味」

まず、観覧車での名シーン「マーブルチョコの味」。

天ないで「マーブルチョコの味」のシーンが描かれて以来、私の中では「マーブルチョコ=観覧車に乗る翠と晃」です。

スーパーでマーブルチョコを見るたびに、今でも天使なんかじゃないを思い出しちゃうほど。

マーブルチョコは、天ないの名セリフがきっかけで、流行りました。

翠ちゃんのファッションや髪形(ポンパドール)も人気が出ましたし、当時の女子の憧れの存在でした。

ケンちゃんのライブでの「歌えねぇよ…」

続いては、ケンちゃんのライブでのシーン。

ケンちゃンが、翠と別れたあとに「天使のほほえみ」をライブで歌う場面での名セリフ。

ショックで「歌えねぇよ…」と崩れてしまいます…。晃もいいけど、ケンちゃんもいい味だしているので、ぐっとくるシーンでした。

ケンちゃんは、その後の「ご近所物語」で人気バンドとして再登場しています。

志乃ちゃんとマミリンの関係

続いては、志乃ちゃんのこと。

最初は読者にあまり人気が無かった志乃ちゃん…。かわいいけど、わがままで、いわゆる「嫌な女」です。

でも、話が進むにつれて次第に印象が変わりました。実は、志乃ちゃんは本音で接してくれる唯一の存在だったマミリンに憧れているなど意外な一面が見えてきます。

先輩&後輩、そして瀧川くんをめぐってはライバルという存在でもある。

他にも大好きなシーンや名言はたくさんあります。

「天使なんかじゃない」は最高ですね!久々に懐かしい作品を楽しみたいと思います。

以上、天使なんかじゃないの新装再編版についてでした。