フラを習うことになり、最初に用意するのがパウ(スカート)。
パウを着て踊るのも、フラの楽しみの1つですよね。
この記事では、初めてパウを買う方向けにパウの基礎や選び方をまとめました。
ちなみに、はパウ選びで失敗した経験があるので、失敗談についても書いています。参考になれば!
- パウとは?
- パウの長さ(丈)の選び方
- パウのゴムの本数の選び方
- パウの正しい履き方
パウスカートとは?
パウスカートとは?
パウスカートはフラを踊るときに着用するスカートのこと。
- レッスンではTシャツなどと合わせる
- 発表会などではチューブトップなどと合わせる
Tシャツはオーバーサイズより、体に沿うシルエットを選ぶと、スタイルよく見えます。
フラは腰がキュッとしまって、ふんわりパウが揺れる様子が素敵ですよね。
フラショップでは、ハワイアンモチーフのTシャツなどが販売されていますよ。
ちなみに、下着はスポーツブラを選ぶと動きやすいです。
フラでは、腕を上げたり下げたりとよく動かします。スポーツブラだとずれにくいですし、呼吸もラクなのでレッスンに集中できます。
私はこちらのブラを愛用しています。今までブラは何を選んでも苦しくて嫌だったのですが、これはホント苦しくないです。
しかも、パッドが厚めなので私の薄~い胸をカバーしてくれて、シルエットもキレイ。
私は苦しいのが嫌なので服はMサイズですが、このブラはLサイズを選んでいます。苦しすぎず緩すぎずの絶妙なフィット感です。
「パウスカート」ではなく「パウ」が正しい呼び方
「パウ」は現地(ハワイ)では「スカート」の意味です。
よって、パウスカートという表現をすると「スカートスカート」みたいな感じ。
日本では「パウスカート」と呼ばれることが多いですが、正しい呼び方は「パウ」です。
パウの正しい履き方
パウの正しい履き方
パウの履き方は教室によって異なるので、まずは先生に確認してみましょう。
たいていの場合は、パウは足から履くのではなく頭からかぶるようにして着用します。
脱ぐ場合も足からではなく、上に引き上げて頭の方から脱ぎます。(着るときの逆のようにします)
- パウは頭からかぶるように着用する
- パウを脱ぐ場合は、上に引き上げて頭の方から脱ぐ
パウを足から履いてはいけない理由は、フラは神に捧げるメレ(祈祷)を表現する神聖なものだから。
パウはそのための衣装なので、敬意をこめて頭からかぶるように履きます。
尚、トイレに行くときなどはパウを脱いで着替えてから行きましょう。
ウエストの位置
パウを履くときはウエストで履くのではなく、ウエストよりやや下(骨盤のあたり)で履きます。
腰パンみたいな感じで履いたら、前のお腹のところ(おへその下あたり)を少し下に下げると、更に良し!
パウの着こなしで「なんとなく、みんなと履き方が違うような…」と思ったら、ゴムの位置が上になりすぎていないかチェックしてください。
フラ初心者さんは、パウのゴムの位置がお腹の位置になっている場合が多いようです。
パウのゴムの位置は左側
パウのウエスト部分にはゴムが通してあります。
パウを履くときは、ゴムの部分が体の左側になるように着ます。
私は先生から「ゴムは心臓と同じ、左側にしましょう」と習いました。
もちろん、教室によって教えは違う場合もあるので詳細は先生に確認してみるのが良いでしょう。
パウのウエストはゴムなので、サイズ直しが必要になった場合は、簡単にサイズ調節できます。
パウの内側にゴムの長さ調節ができる部分がるので、適当な長さに結び直すだけです。
パウの選び方
次はパウの選び方について。パウを選ぶときには、デザイン以外にも
- 丈(スカートの長さ)
- ゴムの本数(3本または4本)
を選ぶ必要があります。
私は初めてパウを買うときに、選び方で迷ったので、この2点について解説します。
パウスカートの丈(長さ)の決め方
パウに「決まった長さ」はない
まず、パウには「決まった長さ」はありません。
ただ、ハラウ(教室)によってはパウの丈(長さ)の規定がある場合もあります。パウを購入する前に、先生に確認してみるのがおすすめ。
パウの長さで印象が変わる
特に規定がない場合は好みで選ぶことになります。
パウの長さによって着こなしたときの印象が変わってきます。
- 長めのパウ→落ち着いた印象
- 短めのパウ→若々しい印象
パウの丈選びの失敗談
短めのパウを買って失敗!
私は、初めて買ったパウの丈選びで失敗しました。
ネット通販でパウを購入したのですが、やや丈の短いものを選んでしまいました。具体的には「ひざが隠れるくらい」のパウでした。
そのパウの紹介画像ではモデルさんが短めのパウを着ていました。説明には「短めだと軽やかな印象。若々しく見えます。」とあり、素敵だな~と思ったので短めのパウを選びました。
でも、実際にレッスンで着てみると、仲間のパウよりだいぶ短め。
なんだか一人だけ短いパウで落ち着きませんでした…。
大人用パウの一般的な長さ(丈)
実際にフラを習って分かったのですが、大人で短めのパウを履いている方って、ほとんどいません。
フラショップでは短めパウを履いたかわいいモデルさんの画像がたくさんあるんで勘違いしやすので注意してください!

たった数センチの丈の違いで、大きく印象が変わるので注意しましょう。
ケイキ(子供)のパウの丈選び
ハワイでは「子供」のことを「ケイキ」という言葉で呼びます。
そのため、フラの子供用クラスは「ケイキクラス」と呼ばれています。
ケイキちゃんのパウの丈選びは大人とは異なります。
私がチェックした限りでは、ケイキちゃんのパウの丈は「ひざが隠れるくらい」が多いです。
ケイキちゃんの場合は、そもそも若いですし、軽やかに動ける短めの丈が、とてもかわいらしい♪
もちろん、ハラウによって丈の指定があるかもしれませんので、購入前に先生に確認すると安心です。
失敗しないための、サイズ計測の仕方
フラを扱っているショップの多くでは、丈を指定できます。
指定できず1種類の長さしかない商品などもありますが、そちらは避けた方がいいかも…。
指定できるショップの方が取り扱い数も多く、パウの取り扱いや販売に慣れているケースが多いので安心してお買い物できると思います。
パウの丈は床上15センチが目安ですが、それをもとに必ず自分のサイズを測って購入しましょう。モデルさんの身長などが判断基準として紹介されているケースもありますが、体型って人によって違うもの。
同じ身長でも、人によって足の長さや腰の高さは違うからです。
数センチで印象は変わりますし、面倒でもきちんと計測するのが本当に大事!!何年も使うパウですしね。
パウの値段
シングルパウ(生地が一枚仕立てのもの)の場合、価格は5000円~8000円くらいです。
パウのゴムの本数選び
パウのゴムの本数は3本と4本があります。日本で定番なのはゴムが4本のパウです。
私の習っている教室では、パウのゴムの本数指定はありません。でも、4本のパウを履いている方がほとんどです。
また、発表会のために購入したお揃いのパウも、全て4本のものでした。
4本ゴムの特徴:しっかりと腰にフィットする
4本ゴムのパウは、しっかりと腰にフィットするのが特徴。
しっかりと腰にフィットするので、踊っていてパウがずれることもありません。
初めてパウを購入する場合は、まずは4本ゴムのパウがおすすめです。
3本ゴムの特徴:揺れを大きく見せることができる
3本ゴムのパウの特徴は、4本のパウより、揺れを大きく見せられること。
3本ゴムのパウは、
- ゆったりとした曲を踊るとき
- パウの揺れを大きく見せたい時
に好まれます。
日本では4本ゴムが定番ですが、ハワイでは3本ゴムのパウを履く方の方が多いそうです。

パウのデザインについて
パウは色鮮やかなデザインのものから、落ち着いたデザインのものまで、たくさんのデザインがあります。
好みに合ったデザインのものを探すのは、とても楽しいですよね。特に指定が無い場合は、「素敵だな」とピンときたデザインを選べば良いと思います。
フラを長く習っている方の中には、何着もパウを持っている方もいますし、逆にずっとお気に入りの1着を着続けている方もいます。

季節に合わせてパウを変える仲間も多いですよ。
柄の種類には
- ハイビスカス
- プルメリア
- ホヌ(ウミガメ)
- ハワイアンキルト
- レフア
など、たくさんの柄があります。
柄にはそれぞれ意味があるので、柄の意味を調べてパウを選ぶのもおすすめ。
例えば、ハワイ語ではウミガメのことを「ホヌ」と呼びます。
ホヌはハワイで神聖な生き物とされていて、幸せを運んでくれる「海の守り神」です。危険や災いから身を守ってくれると言われています。
パウケースを使うと持ち運びやすい
フラショップではパウを収納するパウケースが販売されています。
パウケースは長細い袋状で巾着のようになっています。
パウはボリュームがありますが、パウケースに入れるとコンパクトになるのでレッスン時の持ち運びや家での収納に便利です。
紐が付いているので、家では吊るして収納できます。
ショップによってはパウと同柄のパウケースを販売している場合もあるので、同じ柄のものを見つけた場合は一緒に購入するのもおすすめ。
パウの布地はいつも同じものを扱っているわけでは無く、時期を逃すと、お揃いの柄で購入できない場合もあります。
パウや衣装の布は現地(ハワイ)から仕入れていることが多いのと、為替などによって価格帯も変わってしまうので、同じ柄がいつまでも同じ値段で買えるわけではありません。
よって、気に入った柄のものを丁度良い値段で見つけたなら、買っておくのがおすすめ。
後から買おう…と悩んでいると、意外と買えなかったりします。
パウスカートの購入におすすめのショップ
パウスカートを扱っているお店は多数あります。
ここでは、丈が選べて、縫製が丁寧で口コミの良いショップをいくつか紹介したいと思います。
上記のショップは楽天です。
私がかわいいな…と思ったものを、いくつかピックアップしてみました。5000円程度(送料無料)で購入できます。(※記事作成時点の情報です)
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また、Amazonでもパウスカートの取り扱いはありますが、種類はだいぶ少ないです。そして、仕様がちょっとイマイチのものが多い印象…。(もちろん、きちんとした商品もあります)
ただ、フラを習っている方から見ると「ちょっと、普通のパウとは仕様が違わない!?」という感じのものが多いので、個人的にはAmazonで購入することはおすすめしません。
それに対して、楽天のハワイアン衣類・雑貨を専門に扱っているショップのものは、きちんとしたものを扱っているところが多いので、そちらの方がおすすめです。
もちろん、楽天以外にもフラショップはあります。そちらで選ぶのも良いと思います。(楽天は既に会員の方が多く利用しやすいかなと思ったので、上記では楽天のパウをピックアップしました)
どのショップで購入するとしても、以下の点に気を付けて選べば大丈夫だと思います。日本で定番となされているパウの仕様は
- ハワイアンポリコットン(ポリエステル65%、綿35%)
- 生地は4ヤード使用
- ゴム4本
です。
ちなみに、安いパウは生地が3ヤードの場合もあるので、注意してください。値段や生地のデザインだけではなく、ヤード数はけっこう重要です。
3ヤードと4ヤードで何が違うのかというと、使用されている生地の量が違います。
3ヤードは、4ヤードより生地の量が少ない分、パウのボリュームがありません。一般的によく見るパウは4ヤードです。初めてパウを購入するなら4ヤードがおすすめです。
パウの洗濯について
パウは、一般的には洗濯してはいけないことになっています。
理由は、パウはレッスンのときに身に着けているので、洗うと練習の成果が流れてしまうから。
パウの洗濯に関しては、教室によって考え方も異なります。気になる場合は、先生やフラ仲間に聞いてみましょう。
また、フラを習っているとイベントや発表会に参加することがあります。その際、衣装の貸し借りをすることも多いです。
お借りした衣装を洗濯するかどうかについては、念のため、先生またはお相手の方に確認すると良いでしょう。もしかしたら、洗濯しないで返して欲しいという方もいるかもしれません。
▽【参考】パウの洗濯についてはこちら
パウと合わせるアクセサリー
フラのレッスン時に身に着けるなら、ハワイアンジュエリーがおすすめ。ハワイのモチーフのネックレスやリングなどを身に着けている方も多いです。
髪につけるシュシュや、汗を拭くタオルハンカチをハワイアン柄にするのもおすすめ。
気持ちがぐっと上がるので、おすすめです。
以上、パウの基礎知識についてでした。

【こんな記事も書いています】
▽ウリウリの基礎。安く買う方法や、振り方のこと。
▽フラの教室選びでチェックしたいポイントや、フラでかかる費用について。