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田舎暮らしの現実。地方と東京を住み比べて分かったこと。

家事・生活

私は大学まで地方で暮らし、就職をきっかけに東京にきました。その後、結婚し、子供が生まれ、かれこれ15年ほど東京で暮らしています。でも「将来は、田舎でのんびり暮らしたいな~」という思いもあります。

東京での暮らしを経て、帰省のたびに改めてメリット・デメリットを感じています。先日も帰省をして「地方で暮らすって、こういうことか!」と気づく場面がたくさんありました。

今後の人生を考える上での備忘録として、記録しておきたいと思います。

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帰省して再発見!田舎暮らしのメリット

空気がキレイで環境にゆとりがある

まずは、空気がキレイです。これは体感的なものですが、東京で感じている息苦しさがないです!多分、交通量の違いによる排気ガスの問題とかもあるんだと思いますが。

空の青さも違う気がする!

そして、畑や田んぼが多いので、目にもいいです。環境にゆとりがあるので、気持ちもなんだか穏やかになる感じがします。目の前には緑が広がっていて、視界が開けているって、東京暮らしの身にとっては貴重な光景なんですよね。

 

人が少ないのがいい!

やっぱり田舎は都会に比べて人が少ないですね。駅の中で人にぶつかりそうになることは、皆無といっても過言ではないと思います。

あまりにも人がいないと怖いときもありますが、普段の生活の中では「人と人との間にほどよく距離が空いている」っていうのが、私には心地いい♪都会の混んだ電車には、何年たっても慣れません。毎回、必死ですから…。子供と一緒だと、なおさら(汗)

 

家が広いし、日が当たる!

広い家に住めるのも、田舎のメリット。当たり前だと思って過ごしていた実家。今となっては、私にとっては豪邸ですわ(笑)だって、南向きの2階建てですよ!もちろん、そのエリアでは、いたって普通の家なんですが。

田舎は南向きの家がほとんどだよね。

東京では、そもそも一戸建てなんて高級で手が出ないし、南向きなんて最高の立地。地方に住んでいたときは、基本的に家は「南向き」が普通でした。賃貸アパートも基本的に南向きばかりです。

でも、東京に引っ越して驚いたと…

日が当たらなくて、気分が落ち込む…。

東京で借りた家は日が当たらなくて、へこみました。

今も西向きの家に住んでいるので、午後になれば日が当たってくるけど、2時近くにならないと部屋に光が差し込みません。

ぴかーっとした南向きが普通だと思っていたけど、日の当たらない生活を続けていると、なんとなく気分も落ち込んできちゃいます(私がより日光を必要とするタイプなんだと思いますが…)。できるだけ明るい部屋にしようと、白めのインテリアにしたり、午前中は家を出るようにしたいと工夫しています。

東京は東向き・西向きの家が多いよね。

日射時間が短い国の人は鬱になりやすいといいましし、やっぱり「日が当たる」ってとっても大事なんだなと実感しています。洗濯物もカラッと乾くから気持ちいいし、乾燥機とか使わないで済むので節約・時短にもなりますしね。

地方で当たり前だと思っていた「南向きの家」さいこー!!

 

家賃が安い

家賃が安いのも田舎暮らしのメリットです。

大学時代から一人暮らしを始め(地方で)、就職で東京に引っ越しました。東京で部屋を借りることになったとき、地方の2倍近くの家賃を払っても、前よりグレードの低い家にしか住めなくて、悲しくなりました。

地元にも営業所がある会社に就職したので「東京勤務じゃなくて、地方勤務希望にしたら、もっと優雅に暮らせたかもなぁ」と思いました。

まぁ、できる仕事の内容を考えて東京勤務を希望したんですけど…。暮らしと仕事のバランスって難しいですね。

私の地元の場合は、5万円もだせばキレイな新築のマンション(南向き)が借りられちゃいます。(単身用の場合)

一人暮らしのため、東京で借りたお部屋は82000円ほどでした。広さも20平米なくて狭かったなぁ。

車生活はそれなりに便利

車がないと地方で暮らすのは大変です。(場所にもよると思いますが)

車の維持費がかかるけど、自分だけで快適に移動できるので、電車のラッシュのような苦労がないのはいいです。東京に住んでいても、ちょこまか交通費はかかっていくし、何より家賃が高いです。

東京に住む人は「家にお金がかかる」「地方に住むひとは車にお金がかかる」と感じています。

何かしらにお金がかかるなら「ラッシュなしで、自由に移動できちゃう車を使えるのは便利だな」と感じています。

 

大型店の出店で利便性がアップした

昔は、本当にお店が少なくて「おしゃれな服が欲しい!買い物を楽しみたい」と思ったら、電車で1時間かけて地方都市まででかけていました。

でも、今は、イオンなどの大型店がたくさんできました。私の地元の場合は、イオン、ツルハ、ニトリ、ユニクロなども進出してきたので、私から見ると「最高じゃない!!」といった立地。

母は、「イオンくらいしかないのよ~。東京はいろいろあっていいね」というけれど、普段使いできる上記のお店が近くにあれば十分だと私は思っているので、うらやましい限りです。

東京には高級店もたくさんあるけど、利用することは滅多にないしなぁ…。イオンがあるのがうらやましい!

どのくらい何を買うかによりますが、イオンがあれば、専門店もたくさん入っているし日常的には十分ではないかと思います。

そして、なんといっても、空いているのがいい!

母は「イオンは、こんなに混んでいるんだよ~。この辺の人、みんなが来てるんじゃないかって思うくらい…!」と驚いているけど、東京の混雑に慣れた私から見たら

え!すごい空いてるじゃない…!買い物しやすいわ~。

という感じです。どこに住むかで、ずいぶん変わってくるものですね。たくさん商品があるけど、買う人も少ないので、バーゲンの時期になると、お買い得品がたくさん残っています。

東京だったら2割引きの時点で売れてしまうようなものも、5~7割引きでも残っていたり。私は帰省のタイミングで、それをゲットして楽しんでいます♪

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帰省して再発見!田舎暮らしのデメリット

花粉が多い

私はアレルギー性鼻炎で、いつも鼻水が出て困っていました。でも東京に来て、しばらくたってから気づいたこと、それは「最近、鼻水出ない!」。

周りが山に囲まれているので、一年中何かの花粉が原因で鼻水が止まらなかったみたいです。

だから、帰省するとほぼ100%の確率で、アレルギーが復活しちゃいます。次第に鼻水が出始めるんだよね…。

東京に住み始めたばかりのころは「空気が汚くていやだな~」と思っていたけど、花粉のことを考えると、東京の空気の方が私には合っているみたいです。

 

虫が多い・蛇やタヌキも出る!

家の場所によると思いますが、私の実家のあたりでは、本当に虫が多いです。

毎日、洗濯物を干す前には「蜘蛛の巣払い」をしなければなりません。

毎日、寝ている間に、ベランダに蜘蛛が巣を張るんです…。それを払ってから洗濯物を干さないと、洗濯物が蜘蛛の巣だらけになってしまします。

蜘蛛の巣払いなんて、東京ではない作業だわ…。

あと、網戸があるのに、なぜか虫が入ってきます。網戸に穴が開いているわけではないんですけどね…。ドアを開けたタイミングで入ってきたり、洗濯物についていたりするのかも…。

足の長い蚊も多いし、蛇や、タヌキが出ることも。庭には、蛇の穴もあるし、さすが田舎!という感じです。庭を歩いているときも、注意しないと蜘蛛の巣にひっかかったり。蜘蛛の巣もしっかりできていれば気づくんですが、まだ数本糸を張ったばかりのころは気づきづらいんですよね。

歩いていて、顔を蜘蛛の巣に突っ込んだときのショックといったら…。

田舎あるあるです。

ゴミを出せる日が少ない

暮らしていくうえで、意外と不便なのがゴミを出せる日が少ないこと。

私の地元の場合

  • 燃えるゴミは週2回
  • 燃やさないゴミは月1回
  • 資源ゴミは月1回

です。

今、私は東京の賃貸マンションに住んでいて、ゴミは毎日出すことができるようになっています。(マンションのごみ置き場の利用規定がそうなっています。)

だから、東京暮らしの今は、出かけるついでに毎日、ちょこちょこゴミを出せます。

粗大ごみは、回収の日が先だとしても、マンションの粗大ごみ置き場に出していいことになっています。この生活に慣れていたので「ゴミはいつでも出せるもの」と感じていました。

でも、帰省すると、ゴミ出しの日は朝から大仕事。出す日も、出せる時間帯も細かく決められていて、それを逃すとしばらく出せません。燃えるゴミは週に2回出せるけど、燃やせないゴミを出し忘れると、次回は1か月後…。

実家では、ゴミを保管しておくために、わざわざ小さめの倉庫を用意しているくらいです。そういう家は少なくありません。

ためたゴミを、歩いて運ぶには遠いゴミ捨て場まで車で運ぶことも。量も多いですしね。

「庭が広いなら、ちょっとの間、ゴミを庭に置いていればいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、ぜったにダメです。小動物やカラスにゴミややられちゃいますからね!倉庫やポリバケツなどで、きちんとガードしておかないと、ゴミが散乱する羽目になります…。

そうやって、ゴミ捨てをしている姿を目の当たりにすると「田舎でのゴミ出しは、東京に比べるとずいぶん大変なんだなぁ」と感じるようになりました。

 

学校が遠い

私は地方に住んでいたころ、小学校までは徒歩20分くらいでした。子供の足で25分なので、今、歩いたらもっと近く感じるかもしれません。でも、当時の私にとって、学校は近い場所ではありませんでした。

道の途中には、林や人通りの少ないところもありました。林は150メートルくらいだっと思うのですが、子供の私にとってはとても怖い場所で、毎日走り抜けていました。

暗いし、人通りも少ないから、こわかったの…。

それに比べて、今、うちの子供たちが通っている小学校は徒歩7分ほど。信号や通学路の関係で7分ほどかかりますが、距離としては、とても近くて、家から見える位置です。

田舎でも、都会でも家の場所によって、学校が近い場合もありますので、状況は個々に違うと思います。ただ、東京の方が人数が多いので、学区も田舎より狭いです。そうすると、近所の子供たちも多いし、通学路も短くなります(=学校が近いです。)

近いとやっぱり安心だよね。登校時は、子供たちで行列ができるほど。「人が多い」と安心感もあります。

田舎でも学校が近いお家はあると思いますし、一概にはいえませんが、我が家の場合はこんな感じです。

 

病院が少ない

田舎で感じたデメリットは病院が少ないことです。以前、帰省中に子供が高熱を出してしまいました。しかも、お盆の病院が休みの時期に…。数日続く高熱に、病院を受診したくても、やっていない…。

なんと休日当番医の病院は近くに1か所のみで、車で40分ほどの距離でした。

しかも、予約していったのに、なんと2時間も待たせされて、ぐったり。

病院の選択肢が少ないのって、本当に大変だと痛感しました。

さいごに

帰省をして、改めて実感した、田舎暮らしのメリット・デメリットを書いてみました。田舎も東京もそれぞれメリット・デメリットがあると感じています。田舎暮らしを検討している方の参考になれば嬉しいです。

 

▽ザ・田舎暮らしを求める方に定番の本です。地方都市ではなく、緑に囲まれた田園地帯が多い田舎暮らしをしてみたい方向けです。この本読んでいると、夢が膨らむんですよね~。

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▽田舎暮らしを考えるなら、ぜひ読みたい教科書的な本。具体的にどんなことを検討すればいいのかのポイントがまとまっています。お金の話も参考になるよ!

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