小学3年生の自由研究にダイラタンシーを作ってみた/準備物が少ない!水と片栗粉だけの簡単な実験

日々の子育て

小学3年生の自由研究にダイラタンシーを作ってみました。

と、言っても今年はコロナの影響で夏休みは短縮となり自由研究の宿題は無しになってしまったので、自主的に色々やってみる予定。

一番最初に取り組んだのが「ダイラタンシー」です。

ダイラタンシーは、めちゃくちゃ簡単な実験ですが、子供はすごく楽しんでいました。準備物も少なくて手軽にできるので、おすすめです。

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自由研究でダイラタンシーを作ってみました

ダイラタンシーとは?

ダイラタンシーとは、一見、スライムみたいな感じのものです。

ダイラタンシーは液体ですが、

  • ぎゅっと握る→固まって硬くなる
  • やさしく触る→ドロドロの感触が味わえる

という不思議な物体です。

ダイラタンシーを作るよ

ダイラタンシー現象は、片栗粉のように水に溶けない小さな粒子を水と混ぜたときに起こる現象とのこと。

物体に力がかかると液体から個体に変化し、力がなくなると、個体から液体に戻るそうです。

▽こちらの本を参考に作りました。簡単な実験がたくさん載っているので、小学生におすすめです。

準備するもの

ダイラタンシー作りで準備するものは以下の4つ。

  • 片栗粉
  • ボウル
  • 絵の具(なくてもOK)

家にあるものだけで出来るのが良いですよね。

ダイラタンシーは白色です。絵の具で好きな色を付けることができます。

白のままで良い場合は、絵の具は必要ありません。

ダイラタンシーの作り方

ダイラタンシーの作り方は、水に片栗粉を混ぜるだけです。とても簡単でした!

水10の割合に対して、片栗粉7を入れて混ぜます。

混ぜるときは、少しずつ溶かしましょう。

ダイラタンシーを握っても固まらない?作るときのコツ

ダイラタンシーを作るとき、本の通りに、きちんと10対7の割合で作ったのに、だいぶゆるい感じになってしまいました…。

握ってみても、全然固まらないんです。

ギュ!っと強く握るのがコツ

「片栗粉が足りないのかな~」と思って足してみました。

でも、色々試しているうちに、私たちの握り方が弱かったんだと判明!

ダイラタンシーは、一気に力を入れて、ぎゅっと握ってやると固形になります

そして固形になるのは、一瞬(3~5秒くらい)で、すぐにドロドロの液体に戻ってしまいます。

ある程度の量がないと「ぎゅっと固まる」感触を感じづらいかも。また、ある程度の力で強く握ってやらないと固まりません。

私は最初、ケチって少しの量で作ってしまったのですが、ある程度の量で作った方が成功しやすいと思います。

握ってもうまく固まらないときは、少しずつ片栗粉を足して調節しましょう。

【追記】水と片栗粉の分量について補足
その後、他の実験本でダイラタンシーの作り方を調べてみると、本によって片栗粉と水の分量は異なっていました。

我が家で参考にした本の場合は、水10に対して片栗粉7でした。ただ、他の実験本では、水と片栗粉を1対1で混ぜているものが多かったです。

私たちは握り方を変えてみたり、片栗粉を少量ずつ足して調節してみましたが、最初から1対1で作った方がスムーズに作れるのかな、と思います。

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子供と遊んだ感想

小学生でも簡単に作れるのが良い

ダイラタンシーは小学生の子供でも簡単に作れるし、準備するものも少ないので、簡単にできました。手触りが面白いので、子供たちは1時間半くらい遊んでいました。

固まるけど、すぐに液体に戻るよ

ちなみに、上の写真は、最初につくった水10:片栗粉7に、だいぶ片栗粉を加えたあとです。少しずつ調整して、足していきました。

片栗粉を多めにすると、握ったあとに個体になっている時間が長くなります。

翌日も遊ぶときは、冷蔵庫保管すればOK

子供たち、ダイラタンシーがとても楽しかったらしく「明日も遊びたい!」というので、ダイラタンシーをタッパーに入れて冷蔵庫で保管しておきました。

冷蔵庫で一晩寝かせたので、冷蔵庫から出したばかりのときは片栗粉が沈殿していましたが、混ぜてやると、また問題なく遊べました。

子供にとっては「沈殿する」という事象を学べて良かったです。「沈殿」は確か中学生で習う内容だったと思いますが、こうやって実際に体験すると小学生でもすぐに理解できるので、いいですね。

遊んだ後は、放置して水の蒸発を観察

2日間遊びつくした後は、部屋に放置してどうなるか実験。

翌日くらいには、水分が蒸発して片栗粉の塊になっていました。大人にとっては当たり前のことかもしれませんが、子供にとっては「固まってる!」と嬉しそうでした。

「タッパーのふたをしてなかったから、水分が蒸発して固まったんだよ」と説明してあげると、ふむふむと納得した様子。

ダイラタンシーの手触りも面白かったけど、最後は水分が蒸発するということも学べたし、手軽な実験の割には色々学べて良かったな~と思います。

他にもある、ダイラタンシー現象とは?

はじめてのおもしろ理科実験&工作によると、ダイラタンシー現象は砂浜でも体験できるとのこと。

確かにビーチで静かにゆっくり歩いたときと、走ったときでは砂の感触が違いますよね。

本には実験方法や、解説が載っているので子供と一緒に読むと面白いと思います♪

小学生の自由研究におすすめの本

最後に、今回参考にした本について紹介したいと思います。

準備物が少ない・簡単な実験が多い本

まず、今回ダイラタンシーの実験をする際に参考にしたのが以下の本です。

準備物が少なめで、簡単にできる実験が多いです。

小学生の子供だけでできる内容だと、親が手伝ってあげなくても気軽に挑戦できるから良いなぁ、と思いました。

(親の手伝いが必要だと、我が家の場合は、どうしても取り組む機会が減ってしまう…。)

本格的な実験が多い本(高学年向けかも)

上記の本は簡単な実験が多いのですが、もっと本格的に試してみたいなら以下のものがおすすめ。

かなり充実した内容の本ですが、上記の本より実験は難しめ。大人の手伝いが必要だと感じました。

初めての自由研究本なら「ドラえもんの学習シリーズ」がおすすめ

【2021年8月追記】小学4年生の自由研究の参考にした本が良かったので追記です。

私としては、今回紹介するドラえもんの自由研究本が一番おすすめです。

ドラえもんの理科おもしろ攻略 自由研究アイディア集: ドラえもんの学習シリーズは、自由研究のアイディアがたくさん詰まっている本。

小学生の子供が取り組みやすいものばかりだし、ドラえもんのマンガを通して実験の解説があるので、面白い&分かりやすいです。

初めて自由研究の本を買うなら、この本が一番おすすめです。

▽本の特徴

  • ドラえもんだから気楽に読める
  • 自由研究とは何か?や進め方・まとめ方の説明もある
  • 「作る」「調べる」「実験する」「集める」「見る」という分類でアイディアの紹介がある
  • 夏休みの残り日数別アイディアが載っている

夏休みの残り日数別アイディアは、

  • 残り10~15日
  • 残り2~3日
  • 残り1日

で取り組めるアイディアが紹介されています。

夏休み後半になって「自由研究、どうしよう…」となってからでも、この本を読めば何とかなるというのはホント助かります(汗)

自由研究として取り組むのは一つのテーマ。でも本を読むことで、いろんなテーマに触れられるし、知る機会が増えるので良いですよね。

以上、小学3年生の自由研究として、ダイラタンシーを作った感想でした。

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