最近、暮らしを見直し中で「余計なモノ・コトをてばなしてスッキリしたいな」と思っています。それをブログに書こうとして、疑問が湧きました。
「手放す」「手離す」、どちらが正しいんだろう…。
パソコンだと「手放す」と入力した際に選択肢として「手離す」も出てきます。
ただ、補助説明に「手離す⇒手放す」って出てくるんですよ。うーん、なぜ?
正しい使い方を調べてみました。
「手放す」と「手離す」は、どちらが正しいの?
話すときには「てばなす」ですが、文章で書くとなると迷うもの。
「手放す」と「手離す」のどちらが正しいのか調べてみました。
調べた方法は、子供の国語辞典とネットで検索です。
▽この国語辞典で調べました
手放す
「放す」の意味
国語辞典で、まず「放す」を調べてみました。(出典:例解学習国語辞典〔第十一版/ドラえもん版〕)
「手放す」の意味
続いて、「手放す」を調べてみました。 (出典:例解学習国語辞典〔第十一版/ドラえもん版〕)
手離す
「離す」の意味
次に、国語辞典で「離す」を調べてみました。 (出典:例解学習国語辞典〔第十一版/ドラえもん版〕)
国語辞典に「手離す」は記載が無い
国語辞典で「手離す」を調べてみたところ、載っていませんでした。
ネットで「手離す」を調べても「手放す」がでてきてしまうんですよね…。
状況に応じて、「放す」と「離す」のどちらが適切なのかを判断して使い分ける必要がありそうです。
「手放す」と「手離す」の使い分け方
場面に応じて使い分けが必要
「手放す」「手離す」のどちらでも何となく意味は伝わりますが、厳密にはシーンによって使い分けが必要だと分かりました。
最近の私のように「余計なモノ・コトをてばなしてスッキリしたい」 場合は「あるものから解放される、自由になる」という意味の方が合ってるので「手放す」が合っています。
ただ、断捨離などでモノを捨ててると、気持ちが解放されてすっきりするもの。
断捨離の場合は、
- 断捨離でモノを捨てる(手離す)
- 断捨離したことで、気持ちがすっきりする(手放す)
の、どちらのケースも当てはまるんです…。
このような場合は
- 「物理的な距離を置く」場合の表現としては「離」
- 「自由になる」場合の表現としては「放」
を使うのが適当でしょう。
状況や気の持ち方によって「手放す」と「手離す」は使い分ける必要があります。
普段、何気なく使っている表現ですが、奥が深いですね。
以上、「手放す」「手離す」について調べてみた結果でした。