漢字の宿題が出ると「面倒だ~」と嫌がっていた子供たち。漢字の宿題は毎日でるので、毎日宿題が進まず困っていました。
どうにか楽しく勉強できないものかと思い、ベタですが漢字の成り立ちの話をしてあげると、面白がって話を聞き始めました。
「成り立ちを知ると、漢字の学習が楽しくなるかもしれないなぁ」と思い、漢字なりたちブックを買いました。
漢字の成り立ちについて、私が知っているのは山や川など簡単なものばかり。少し難しい漢字の成り立ちについては、私も分からないので、漢字なりたちブックに助けられています。
画数の多い難しい漢字が増えてくると、漢字の宿題をますます嫌がるようになっていました。でも、漢字の成り立ちを知ると「ただの字の練習」から「この漢字はこういう理由があって、この形をしているのか~」と興味をもって取り組むことができるように。
漢字の練習も少し楽しくなってきたみたいです。(まぁ、楽しいというよりは、気楽にできるようになってきた…というレベルですが)
毎日必ずある漢字の宿題。今までは、ただ作業的に終わらせるだけだったけど、漢字なりたちブックのおかげで、少しずつ興味を持って学べるようになってきました。
この記事では、小学生の漢字学習に漢字なりたちブックを使った感想をまとめています。
- 子供が漢字の宿題を嫌がる
- 漢字を楽しく覚えられる方法が知りたい
- 漢字の成り立ちが知りたい
小学生の漢字学習に「漢字なりたちブック」を使った感想
漢字の練習は嫌だけど「成り立ち」を知ると楽しくなる
小学校一年生は、ひらがなの練習が終わると、次は漢字の練習が始まります。
漢字は、ひらがなより画数も多いし、書き順も複雑になってきますよね。そうすると、子供は段々と漢字の書き取りを嫌がるようになってきてしまいました。
「山っていう漢字は山の形になっているんだよ~」とか「田は田んぼの形になっているんだよ~」って教えてあげたら、面白いと感じたみたいです。子供たちから、次々と「この漢字は、どんななりたちなの?」と質問を受けました。
今まで文字としてみた漢字が「絵」のように見えてきたみたいです。
「成り立ちを知ると、漢字の学習も楽しくなるかも♪」と思い、漢字のなりたちがまとめられた本を用意しました。
漢字なりたちブックはこんな本です
漢字なりたちブックの特徴
漢字なりたちブックは小学校で習う1006文字の漢字の成り立ちがまとめられた本。学年別で構成されていて、全6冊です。
1ページに1つの漢字が載っています。
漢字なりたちブックには1ページに1つの漢字が載っていて、
- 漢字の成り立ち
- 読み方
- 書き順
- その漢字が用いられた単語
で構成されています。
以下、Amazonの内容紹介より引用。
漢字研究の第一人者である白川静さんの学説をもとに、漢字に秘められた元々の意味を、絵+古代文字+なりたち唱え言葉で、わかりやすく解説します。
漢字が絵から出来たこと、意外ななりたちの存在、そして古代中国の風習など、漢字を通して子どもの興味がみるみる膨らむ内容です。
こちらは1年生の漢字なりたちブック。
1年生~6年生分がセットになったものだと、全漢字まとめ帳と、ポスターもついています。
全巻セットは、新学習指導要領に対応した改訂版になってます。うちは昨年、全巻セットを買ったんだけど、そのあとに、この改訂版が出たので全漢字まとめ帳はついていませんでした(汗)これから買う方は、お得ですね。
漢字の本には、どらえもんのシリーズもある
漢字の成り立ちをまとめた本は、たくさんあって、ドラえもんシリーズも販売されています。我が家の子供たちはドラえもんが大好き。最初は、ドラえもんシリーズも良いかな…と迷いました。
ドラえもん好きなお子さんなら、ドラえもんの方が勉強へのハードルを下げてくれるかもしれませんね。
漢字なりたちブックを2年間使ってみて感じたこと
小学1年生から使い始めた、漢字なりたちブック。小学2年生になってからは、更に学習に欠かせないものになってきました。
理由は、2年生になると1年生の頃より、ぐっと難しい漢字を習うようになるからです。
2年生になると画数の多い漢字がすごく増えます。ますます「ただ、書き取りをするだけ」だと勉強するのが辛くなってきます。
子供が、漢字の書き取りを嫌がって宿題が進まないときには、私が「漢字なりたちブックで、一緒に調べてみようか!」と誘っています。
漢字の成り立ちを知って「へぇー!そうなんだね!意外だね」とか、少しずつ興味を持ち始めると、それまで嫌がっていた漢字の宿題がサクサク進み始めます。
ちょっとした、きっかけを作ってあげることが大切なのかな~と感じています。
学年が上がると難しい漢字が増えて、私も成り立ちは分からないものが、ほとんどです。子供と一緒に本で確認しています。
成り立ちを確かめながら勉強すると「宿題だから、とりあえずやる」ではなく「この漢字の成り立ちは、どうなっているんだろう?」って進んで取り組めることが増えてきました。
せっかく漢字の練習をするなら、ただ作業的にこなすのではなく、漢字に興味をもって進められるといいなぁと思っています。
漢字なりたちブックの活用の仕方
新しく習った漢字が用いられた「単語」を調べるのに便利
子供たちの小学校では毎日必ず漢字の書き取りの宿題がでます。
漢字の練習は、新しく習った漢字をノート1ページ分ずつ練習するというもの。1行分、新しい漢字の練習をして、2行目には、新しい漢字を使った単語を自分で調べて書きます。
単語については、授業で習ったものを書いても大丈夫。でも、長男も次男も「学校で習った意外の単語を書きたい!」という思いがあるみたいで、家にある本で調べています。
新しい単語を書くのが、子供にとっては「かっこいい!」んですよね。
そんなときに役立っているのが、漢字なりたちブック。
漢字なりたちブックには、成り立ちの他にも、その漢字が含まれた単語がのっています。それを参考に、宿題を仕上げています。
私に質問してくることも多いのですが、自分で調べる習慣がつくといいなぁと思うので「漢字なりたちブックで調べてみたら~」と声をかけるようにしています。
漢字なりたちブックは「読む」というより、辞書的に使う本です。
漢字なりたちブックは、1ページに1つの漢字が詳しくのっています。調べやすいし、ぱっと見て理解しやすいので小学生の学習ツールとしてぴったりだと感じています。
教科書にはまだ出ていない読み方を、まとめて覚えられる
漢字にはいくつかの読み方がありますが、学校で新しい漢字を習う時、実は全ての読み方を習うわけではないんです。教科書の文章の中で出てきた読み方だけ、習うんですよね。
「なんでまとめて教えないんだろう?」と疑問に思い、面談の時に先生に質問してみました。先生の回答は、「まとめて教えてしまうと、混乱して覚えられないお子さんも多いから」でした。
1回で全ての読み方を教えるのではなくて、小学校の6年間を通じて、何度かに分けて教えていくようです。
でも、我が家の子供たちは既に他の本で、別の読み方を知っていることも多いんです。私としては「まとめて読みを学べた方が、理解が深まるんじゃない?」という思いもありました。
子供との会話のなかでも「この漢字って確か〇〇とも読むよね~」みたいな質問を受けて、教えてあげることも多かったので。
学校は「一つずつ丁寧に教えていく」というスタイル。それなら、それを補完するものとして「その漢字のすべての読みが載っているもの」があると便利だと感じていました。
漢字なりたちブックを使うようになって「漢字なりたちブックを見れば、漢字の読みを全部確認できる」ようになったので、良かったです。
感想(まとめ)
漢字なりたちブックを買う前、子供たちにとって漢字の書き取りは「画数も多いし、面倒なもの」でした。
宿題をやらない子供を見て、毎日のように私はイライラしていました…。
でも、漢字なりたちブックのおかげで、漢字学習が少しずつ楽しくなってきたので、良かったです。
作業的に書き取りをするより、「なんで、こんな形の漢字なんだろう??」って興味を持ちながら覚えると、宿題も苦痛ではないし、知識も定着しやすいようです。
我が家の子供たちは、宿題以外で漢字の勉強はしていません。でも、学校で定期的にある漢字テストでは、ほぼ毎回100点です。(ちなみに、クラスの平均点は70点くらい。)漢字の勉強の仕方については、漢字なりたちブックを使ったやり方で、大丈夫そうだな…と感じています。
興味を持って学べると、定着も早いようです。
以上、小学生の漢字学習に、漢字なりたちブックを使った感想でした。
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