私は日々のちょっとした事が気になって、すぐに疲れてしまう性格です。自分では、長年そういう性格で生きてきたので、そんなものだと思っていました。
とにかく、常に気持ちが休まらないのです…。あれこれ気になって、休みの日も休んだ気がしない。外出しても家にいても、周りの事が気になってしまうのです(汗)
そんな私に、夫が一冊の本を図書館で借りてきてくれました。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本です。
この本、読む前から「これって、私にぴったりの本かも!?」となぜかピンときました。そして、実際に本に載っている診断テストをやってみると、まさしく私は「繊細さん」でした。
この本を読んで自分の性格、考え方の癖のようなものを客観的に把握することができたので、本に書いている「繊細さんが楽しく生きるためのヒント」のようなものを取り入れてみることに。
まだまだ試行錯誤中で、完璧にうまく出来るわけではありません。でも、気が付きすぎて疲れ始めたときに「そうだ、私は繊細さんなんだ」と思って思考をチェンジし、本に載っているような行動をとることで、気持ちがスッとラクになるんです。
もっとこの本に早く出会いたかった、でも今、知ることができて良かったです。
私と同じような「繊細さん」にもぜひ読んでみて欲しいなと思ったので、紹介したいと思います。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
繊細さは「生まれつき」と知って気持ちがラクになった
まず、この本を読んで良かったのは、自分が「繊細さん」であることを認識できたこと。
前々から「気にしすぎ」「心配性すぎる」など、夫を含めて周りの人達からよく言われてきました。そのたびに、そんな自分の性格を「改善すべきものなのかな…」と私は感じていました。
でも、繊細さんの本には
自分の繊細さを克服すべき課題ととらえるのではなく、いいものとしてとらえる。そこが出発点です。
という内容があり、詳しく繊細さんについて解説がありました。
それを読んで、まずは「私は生まれつき、そういう性格なんだ」ということが把握できたので、そのままストンと自分の性格・考え方を受け入れてみようと思いました。
日々、色々なことが気になっても「だって、私は繊細さんなんだから。そういう気質の持ち主なんだから。」と考えてみるようにしたのです。
ちなみに、繊細さんの本によると、こういった「繊細さん」タイプの方は、5人に1人いるそうです。
そうそう、私の母も同じ繊細さんタイプではないかと思ったので、母にも繊細さんの診断テストを受けてもらいました。すると、私と同じでほとんど当てはまったそうです。
私の場合は、母も繊細さんなので「一緒に過ごすことで、同じような思考の仕方が身についたのかな?」とも思いましたが、本によると繊細さは「生まれつき」のものだそうです。
背が高い人がいるように、繊細な人がいる、ということ。
確かに、母は繊細さんですが、父は繊細さんではありません。
それゆえ、本で解説されている通り、繊細気質は生まれつきによるものかも…と思いました。
そして、「私は繊細さんとして生まれたんだ」と、ある意味、開き直るような気持ちで、自分を認められるようになってきました。
ずっと、改善すべきだと思っていた自分の繊細さを、受け入れることが出来るようになってきたのは、大きな収穫でした。
「気づいても、あえて、やらない」を選ぶ
「繊細さん」を読んで「なるほど~」と思ったことの一つに「気づいても、あえて、やらない」ということがあります。
繊細さんは敏感なセンサーを持ち合わせているので、周囲で起きている様々なことに、すぐに気づいてしまうそうです。
そして、相手には頼まれてもいないのに、相手を思って先回りして半自動的に助けてしまいます。
本を読んでいて、まさしく私はこれだ!と思いました。
家族と一緒に過ごしていても、様々なことに気づいて、すぐに手を貸してしまいます。頼まれているわけでもないけど「やってあげたら、喜ぶだろうな。相手は快適だろうな。」「このままだと失敗するから、助けてあげねば。」と考えて、先回りして世話を焼いてしまうのです。
これは子育てにおいても実感していて「失敗させるのも大切」と思いつつも、気になってアドバイスしたり手を貸してしまいがち…。よくないなぁ、と思いつつ、なかなか直せないでいました。
敏感なセンサーを持ち合わせていて、「気づいてしまう」のは繊細さんの気質。でも、気づいたとしても、頼まれてないなら、やらなくていいと本で解説されているのを読み、これからは実践してみようと思いました。そして、なんだか、この考え方を知って気持ちがラクになりました。
今までは「気づいているのに、やらないのは、不親切。」「相手のために、やってあげた方がいい。」と考えてしまいがちだったからです。
「気づいても、あえて、やらない」を実践してみたところ、様々なことが自分の手から離れて、気持ち的にも時間的にも余裕ができてきました。
自分的には、なんだか良い感じ♪
まだ、実践し始めたばかりなので、うまくできないことも多いのですが、以前に比べると気疲れすることはだいぶ減ってきました。
【詳細】「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
さいごに
繊細さんの本を読むまで、毎日毎日、気疲れして疲れ果てていた自分。この本を読んで、特に印象に残ったことを書いてみました。
本には、繊細さんが心地よく生きられるヒントが、もっとたくさん載っているので気になった方には読んでみて欲しいです。個人的には、とてもおすすめの本です。
それにしても、夫がこの本を見つけてくれて、ホント良かったです…。毎日、疲れ果てている私を見て、夫も気持ちが落ち着かなかったことでしょう…(汗)
今まで、自分の繊細さは直すべき点だと思っていましたが、これからは自分を認めて「繊細さん」として生きて行こうと思い、気持ちが上向いてきました。
そうそう、繊細さんは敏感ゆえに色々なことに気づいて疲れやすいですが、敏感ゆえに、ちょっとしたことでも幸せを感じられるそうです。
確かに、私は晴れただけで「今日は天気がいいな」と嬉しくなるし、毎日ミルクティーを飲むたびに「幸せだなぁ」と感じています。
すぐに嬉しくなっちゃう自分、それが普通だと思っていたけど、そういった些細なことでも喜びを感じられるのは繊細さんの気質ゆえ。
あと、「繊細さん」にはシリーズがあるようなので、今度読んでみようかなと思っています。
と、いうことで長くなりましたが、私と同じような繊細さんに、この本を伝えたくて書いてみました。
以上、「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本についてでした。