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中学受験の準備はいつから始める?マンガ「二月の勝者」を読んでショックを受けた話

中学受検(公立中高一貫校)

我が家には小学4年生の子供がいます。最近、気になっているのが「中学受験はどうするか?」ということ。

私も夫も地方出身で、大学卒業までずっと国公立。受験したのは高校、大学のみです。

でも、今は東京に住んでいて「東京では中学受験する子供が多い」と聞きます。子供たちの学校でも、毎年、何割かのお子さんは中学受験をするみたい…。

中学受験と一口に言っても、いろいろ考えることがありますよね。

でも自分が経験していないのでリアルに感じられないのが実際のところ。先生に質問するにしても、知らな過ぎて、何をどう質問すればいいのかすら分かりません(汗)

我が家の子供たちが「中学受験するのか?しないのか?」を決める以前の問題として、親の私が「そもそも中学受験ってどんなものなのか?」を知る必要があると思いました。

ほんとは身近なママ友に聞けたら良いのですが、話題的にハードルが高いんですよね…(汗)

中学受験の基本を知るなら「二月の勝者」という漫画がおすすめと知り、早速読んでみました。思った以上に面白くて、興味深くて、一気に読み上げてしまいました。(今は10巻まで出ています)

私としては、かなり衝撃を受けました…!今日は二月の勝者を読んで中学受験について考えたことをいろいろと書いてみたいと思います。

中学受験について知りたいから「二月の勝者」を読んでみた

中学受験ってどんなものか大枠が知れる

二月の勝者を読むと、ぼんやりとしていた中学受験の姿が、はっきりしてきました。

具体的には

  • 受験のスケジュール
  • 志望校の選び方
  • 金銭面のこと
  • 小学生のメンタル

などなど、中学受験に関するあれこれが詰め込まれています。

二月の勝者で描かれているのは、それぞれ異なった家庭環境や考え方を持った子供たち。

「そんな考え方もあるのかー!」「うちは、このタイプかも…」なんて感じながら、だいぶ感情移入して読みました。

中学受験を目指すのは難関校を目指す子供だけではない

私は地方出身で、中学受験はしたことがありません。夫も同じです。

私の初めての受験は高校受験。

中学受験ではないので、一概に比べることはできませんが、私にとっては比較材料の一つです。

私が高校受験をしたときは、校風とか学校の運営方針とかより「学力」が志望校選びの要でした。

地方で学校数も少なかったというのもありますが、

  • 頭が良い子は〇〇高校
  • その次なら□□高校
  • 成績がいまいちなら☆☆高校

…というような感じ。

「生徒の雰囲気が良い」とか「部活が活発だから」とかよりも、テストの点数で学校を選んでました。これは私に限らず、周りの友達も同じ。

成績である程度、志望校は決まるという決め方でした。

これは地方で「学校数が少ない」という理由も大きいと思います。

それに比べて、東京は学校数も多いので、学力的に同じレベルでも学校の選択肢が多いんですよね。

だから、テストの点数だけじゃなくて「子供にどんな風な学校生活を送ってほしいか」を考慮して、中学受験をする…という考え方があるのに、まずはハッとさせられました。

それまでは「頭の良い学校に入るため、中学受験をする」ものだと思っていたので、それ以外の選択肢で中学受験をする子供がいるという点が目からウロコでした。

中学受験にかかる費用がべらぼうに高くて驚いた

二月の勝者は中学受験をサポートする塾でのお話。

塾に通わず自分で勉強するのと、塾に通うのとでは、かかる費用が違うことは分かっていました。でも、塾に通うと百万円単位のお金が必要になることに驚きました。

どこまで塾に頼るかにもよりますが、中学受験のために塾通いをしてフルコースで受けていくと仮定すると、基本の塾代に加えて、

  • 春季講習
  • 夏期講習
  • 正月特訓
  • 直前特訓

などなど、いろいろな追加費用がかかってきます。

上記以外にも、合格判定を知るために模試を受けるので、さらに模試の費用もかかります。(しかも何度も受けるので定期的にかかってくる)

また苦手を克服するために、マンツーマンでの授業を受けると、さらに費用は増すばかり…。

これは、子供の学習意欲や習得度によっても変わってくるもの。でも、基本的な費用だけでも、ずいぶんかかるものなんですね…。

中学受験をしたことない私としては、中学受験のために、これだけの大金をかけているご家庭があることに、ただただ驚きました。

子供の意思がまずは大切ですが、親としてそれほどのお金を支払える能力があるのかどうかも、受験を考える上では重要なんだな…と思いました。

そして、帰宅が遅くなるので送り迎えが必要だったり、お弁当を届けたりと、親の負担もかなりあるんだな…とびっくりしました。

塾講師の本音と建て前が分かる

二月の勝者を読んでいて、塾の本音と建前が分かるのは、すごく面白かったです。

利益を追求する塾としては、売り上げを伸ばすことは必須だし、保護者への説明には本音と建て前がありますよね。

そんな塾側の事情を知れるのは、本当に面白かったです。

私は、何かを判断する際には、やっぱり悪い面も、良い面も、ある程度の判断材料は持ち合わせていたほうが良いと思っています。二月の勝者で塾の側面を知れたのは、とても参考になりました。

そうそう、私は大学時代に数年間、大手家庭教師会社で家庭教師のバイトをしていたことがあります。

メディアを見て自分で勝手に作り上げていた家庭教師のイメージと、その会社の家庭教師へのフォローの仕方にだいぶ差があって、驚いたのを覚えています。

やっぱり経験してみないと、分からないことって多いですよね。

思っていたよりハードな中学受験

二月の勝者を読んで、中学受験は思っていた以上にハードであると分かりました…。

これは、子供の学力や、どの学校を目指すかでも大きく変わってくると思います。

ただ、倍率も思っていたよりずっと高いし(受からない子のほうが多い)、小学生のメンタル面においても、思っていた以上に負担が大きいものであることが分かりました。(小学生は中学生と違って、メンタル的にだいぶ弱い)

そして、親のストレスも相当で、子供よりも親のほうが最初に音を上げてしまうことも多いとか…。

まぁ、マンガの内容が全てではないでしょうが、「中学受験って、こんな感じなんだ」という大枠を知る上では、とても有益な漫画だと思いました。

まずは、基礎固めが大事

うちは、まだ4年生。でも、もし受験を考えるなら、準備を始める学年のようです。(できれば、3年生の2月ごろから始めると良いらしいです。4年生の4月からスムーズに準備が始められるので。)

私が「二月の勝者」を読んで、まず感じたのは「うちには、ちょっと大変すぎるかも…」ということ。

私は勉強バリバリというよりは、いろんな経験もしながら伸び伸びと育ってほしいと思っています。でも、やっぱり勉強もしっかりできてほしい。

だから、もし中学受験するとしたら「バリバリ勉強系」ではなく「勉強はしつつも、伸び伸び系」がいいなぁと、今の段階では思っています。

今後、どういう道を進むかはまだ分かりませんが、どちらにしても大切なのは基礎固めだそうです。

二月の勝者の中でも「基礎固めの重要性」が何度も出ていました。6年生の夏くらいまでは、ひたすら基礎を固めていくようです。

過去問を解いたりは、その後で大丈夫みたい。

これも受験する学校によって変わってくるとは思いますが、基礎は大切だし、今は4年生だしコツコツ頑張っていこうと思います。

そういえば、次男は最近ケアレスミスが多いんですよね…。4年生になってからは繰り上がりの計算ミスが増えたり、グラフを読み間違えたり、ちょっとした間違いをすることが増えてきました。

「小3の壁」という言葉がありますが、小4はもっと壁が厚くなりそうな予感…。教科書を見ても、小3よりぐっと難しくなったな~と感じています。

基礎固めに良い教材はないかと探した結果、良さそうな通信教育を見つけたので、実は今月から受講しています。

これについては、また感想を書きたいと思いますが、余計な付録等はなくて月額900円で算数・国語・英語のプリントが送られてきます。始めたばかりなので、良さそうだったら、後日感想をまとめたいと思います。

「二月の勝者」の内容が、私には衝撃で…。まだ自分でも咀嚼しきれてない部分もあるし、まだまだ情報不足ではありますが、今の気持ちとして備忘録的に書いてみました。

以上、中学受験について思ったことでした。

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