当サイトには広告が含まれています

【地震対策で冷蔵庫を固定】賃貸の転倒防止に突っ張り棒を選んだ理由&取り付け方のコツ

冷蔵庫 地震対策 家事・生活

地震時の冷蔵庫の転倒防止のために、突っ張り棒を使って固定をしました。

我が家は賃貸のため、マイホームに比べると可能な転倒防止策は限られています。

冷蔵庫の固定をする上で考慮したのは、下記の2点。

  • 賃貸でも設置できる(退去時の原状回復を考慮)
  • できるだけ転倒防止効果の高いもの

結論としては、突っ張り棒を選びました。

今回は賃貸の地震対策として

  • 冷蔵庫の固定に突っ張り棒を選んだ理由
  • 取り付け方のコツと注意点

を解説します。

▽設置した突っ張り棒(サイズ別に商品あり)

冷蔵庫の地震対策の方法

どのくらいの震度で冷蔵庫は倒れるのか?

まず、どのくらいの地震が起きると冷蔵庫が倒れてしまうのかについて。

目安として一般的なのは、震度6強です。

震度6強の地震が起きた場合の被害は、

  • 冷蔵庫の中身が全て飛び出す
  • タンス・本棚などの大型家具が転倒する

と言われています。

震度6強は滅多に起きませんが、地震が多い日本。数千円の対策で、命が助かるのですから必須ですね。

冷蔵庫の地震対策は3つ。1番効果が高いのは?

まず、冷蔵庫を固定する方法は3つあります。

  • 突っ張り棒
  • ベルトで壁に固定する
  • L 字金具を冷蔵庫の下にセットする

この3つの中で一番効果が高いのは、ベルトで固定する方法です。

▽ベルト式のグッズ

冷蔵庫メーカーが推奨している地震対策は、ベルト式が一般的です。
我が家では東芝の冷蔵庫を使っていますが、説明書で推奨されている地震対策はベルト式でした。

ベルト式は、壁に非常に接着力の強いテープを貼って固定をします。

ちなみに、L 字型金具をセットする方法は自分でパーツを買い揃えてⅬ字型金具を作る必要があります。耐震グッズとして販売されているのかもしれませんが、私が探した限りでは見つけられませんでした。

【賃貸住まいの地震対策】冷蔵庫の転倒防止は何がおすすめ?

【体験談】賃貸住まいに選んだ冷蔵庫の地震対策

冷蔵庫の地震対策には先述のように、3通りあります。しかし、持ち家か賃貸か、そして設置場所の強度などの条件によって必ずしもベストな対策がとれるとは限りません。

我が家は賃貸なので

  • 手軽に設置できる
  • 家が傷つきづらい

という理由から、突っ張り棒を使う方法で冷蔵庫を固定しました。

本当は一番強度の高いベルト式にしたかったのですが、壁の強度の問題で断念しました…。

でも、何も対策しないよりは各段に安全なはず!

突っ張り棒はアイリスオーヤマの商品が口コミ・評価が高かったため選びました。

冷蔵庫 地震対策

冷蔵庫の地震対策、突っ張り棒を設置しました

固定する場合は「壁・天井の強度」を確認するのがポイント

突っ張り棒を使用して冷蔵庫を固定する場合に大切なのは場所選び。

重要なのは、設置する場所(天井)の強度です。

強度が弱い場所に取り付けても、あまり効果が見込めません。

これはベルト式のもので冷蔵庫を固定する場合も同様です。ベルト式は効果が高いと言われていますが、壁の強度が弱い場所に設置したのではあまり意味がありません。

壁や天井の強度の確認の仕方

「どうやって強度が強いか見分けるの?」と思いますよね。

見分け方は簡単。

壁や天井をトントンと軽くたたいてみてください。

きちんと下地がある(=強度のある)壁・天井の場合は重めの音がします。それに対して、強度の弱い壁・天井を叩くと、響くような軽い音がします。

突っ張り棒やベルト式の耐震グッズを設置する場合、しっかり下地がある天井や壁部分を選ぶのがポイントです。

しかし、我が家の場合は、冷蔵庫近くの壁も天井も強度は低いことが判明…。

古い賃貸住まいゆえに、冷蔵庫の置ける場所も限られている我が家。

ベストな場所ではありませんでしたが、他の場所に冷蔵庫を設置するのは物理的に難しいので、限られた中でも出来る限りの対策をとることに。

よって我が家の場合は「何も地震対策しないよりはマシなはず」という考えのもと、冷蔵庫を固定しました。

念のため、子供たちには「冷蔵庫はもしもに備えて固定してあるけど、地震が起きたら倒れてくるリスクもあるから、すぐに離れるようにね」と説明しておきました。

完ぺきでなくても、できる限りの対策をとることが大切だと思います。

退去時の原状回復について

ベルト式の場合は「取り外す場合に、ほぼ100%の確率で壁が傷んでしまう」というデメリットがあります。

我が家の場合は、本当はベルト式を選びたかったのですが冷蔵庫後ろの壁が弱いため断念。

それに比べると、突っ張り棒で天井に固定したほうが頑丈そうだったので、突っ張り棒タイプで対策しました。突っ張り棒タイプの場合は、ベルト式に比べると天井の傷みのリスクは小さいです。

我が家の場合は、仕方なく突っ張り棒タイプで対策をしました。

もし、壁の強度が強いなら私は原状回復費用がかかるとしても効果が高いベルト式を選びます。
命が一番大切なので!!

実際に、冷蔵庫の地震対策「突っ張り棒」を設置してみた

選んだ突っ張り棒は「震度7相当で倒防止効果を実証済み」のもの

冷蔵庫を固定するために選んだのは、アイリスオーヤマの突っ張り棒です。

振動試験(震度7相当)で、転倒防止効果を実証済みのグッズです。

▽Amazonの商品紹介ページより引用

●地震の際に家具の転倒を防止する突っ張りタイプの家具転倒防止伸縮棒です
●公的機関(東北職業能力開発大学校)の振動試験(震度7相当)で転倒防止効果を実証済です
●設置面の面積が広く、揺れても天井と家具をしっかり固定します
●2本1セットです

冷蔵庫 地震対策

アイリスオーヤマの突っ張り棒(地震対策用)

普通の突っ張り棒との違いや特徴

地震対策として販売されている突っ張り棒は、普通の突っ張り棒と比べて以下の点が違います。

  • 設置面が大き目で強度が強い
  • ネジで固定するタイプである

確かに設置面が大きいので、しっかり踏ん張ってくれそうです。

設置面が大き目です

ちなみに「ネジで固定するものでない方が設置するときにラクそうだし、調節もしやすそうかな…」と思い探したのですが、地震対策用の突っ張り棒はネジで固定するタイプが主流のようです。

冷蔵庫に突っ張り棒を設置するときのポイントは4つ

まず、1つ目は下地がある天井(固い場所)に設置すること。

天井や壁を叩いてみると、どこに下地があるか分かります。

きちんと下地がある天井や壁は、軽い「コンコン」という音ではなく重めの音がします。

他に注意するポイントは、

  • 天井と家具の間に垂直に設置する
  • 家具の奥側に設置する
  • 小さな家具の場合でも左右に1本ずつ取り付ける
アイリスオーヤマの突っ張り棒は、パイプにネジで穴をあけて固定するタイプ
高さ調節をする際は、できるだけ一発でベストな位置にネジを差し込めるよう注意しましょう。何度も調整すると(=穴が増えてしまうと)、耐久性が落ちてしまいます。

▽高さを決めたらネジでとめて固定します。

高さ調節はネジ止めです

まとめ

冷蔵庫の地震対策グッズは、

  • 設置する場所
  • 設置するグッズ

によって、効果が異なります。

一番効果が高いのはベルト式。きちんと下地のある壁に取り付けてください。

我が家は賃貸で、設置場所の天井・壁の強度の問題もあり、突っ張り棒を設置しました。

試しに手で少し動かしてみましたが、きちんと突っ張ってくれているので効果を期待しています。

時々、ネジが緩んで動きやすくなっていないかチェックするのも大切。

冷蔵庫と同様に、下駄箱も突っ張り棒タイプで固定したのですが、下駄箱の方は設置の仕方が悪かったのか、試しに数日後に力をかけてみたら、すぐに動いてしまいました。

設置時に確認したときはグラついてなかったので、驚きました。

また、少し大きな地震があった後は、突っ張り棒がきちんと効いているか確認したほうが安心です。

設置後も時々、ぐらつきが無いかチェックしましょう。

以上、賃貸の地震対策として冷蔵庫に突っ張り棒を設置した話でした。

まとめ(重要)
我が家の場合は、やむなく突っ張り棒で対策しました。
冷蔵庫の耐震対策で一番効果が高いと言われているのはベルト式です。

壁の強度に問題がない場合は(=下地のある壁の場合は)ベルト式をおすすめします。

▽テレビの耐震対策はこちら

【こんな記事も書いています】