コロナの感染拡大防止のため、子供たちの通う小学校ではオンライン授業が行われています。
オンライン授業が始まったのは、2021年夏休み明けの休校中からです。今は、
- クラスで濃厚接触者や感染者が出たとき
- 家族や本人に風邪症状があるとき
- 感染が心配で登校させたくないとき
にオンライン授業を受けられます。
「感染が心配だから」という理由でオンライン授業を選択できるのは、本当に融通がきくなぁと思っています。
ご家庭によって、家族構成や基礎疾患の有無も異なるし、抱えるリスクは違いますからね。そんなわけで、子供たちのクラスでは、毎日のように誰かしらがオンライン授業を受けています。
我が家の子供たちも、何度もオンライン授業を受けているのですが、実際に受けて感じたメリット・デメリットを記録しておきたいと思います。
小学校のオンライン授業を受けて感じたこと
オンライン授業のメリット
まずは、オンライン授業のメリットについて感じたことです。
- 感染の心配がない
- 少しでも家族・子供本人に風邪症状があるときにオンラインを選べると欠席するハードルが低い
- 休んでも授業(勉強)に遅れる心配がない
- 欠席扱いではなく、出席停止扱いになる
- 休み明けに学校に行くときの、心理的ハードルが低い
まず、感染が拡大する中、登校させるのはとても悩みますよね…。実は、今日も感染が心配で子供を休ませてオンライン授業を受けさせています。
小学校で行われている感染対策は「すごく、きちんとしているなぁ」と思うことが多く、その点は安心。でも、ウィルスは目に見えないし不安なのも事実。
子供たちの小学校では以下のような感染対策が行われていますが、学校によって感染対策にも違いがあるようですね。
- 全員マスク着用
- 常に換気、マメに消毒する、共有物を使う前後の手洗い
- 給食は準備段階から黙る、給食中も黙食する
- 音楽の歌やリコーダーの授業は感染者が少ない時期だけ広い体育館で行う
- 社会科見学はズームを活用して現地とつなぐなど臨機応変に対応
- 校舎内で密にならないよう、クラス毎にトイレや手洗い場の指定がある
- 学年を超えて行う行事や活動の見直し
などなど。
細かく上げるともっとたくさんあって、かなり徹底した対策がされています。そのおかげか、東京の小学校なのに、感染者は数人しか出ていません。
ただ、オミクロン株が広がってから、ちょこちょこ感染者が増えてきています。ほんと、オミクロンは感染しやすいんですね(汗)
学校側の感染対策はきちんとしていますが、オンライン授業なら登校せずに済むので「周りから感染する心配がない」「周りに感染させる心配がない」のが最大のメリットだと感じています。
本人や家族に風邪症状が少しでもあると休む必要がありますが、オンラインで授業に参加できるので、勉強の遅れを気にすることなく、休めます(正しくは、オンラインで出席ですが)。
これって、すごいメリットだと思うんですよね。家族に少し風邪症状があるだけで、みんな気軽にオンライン出席を選ぶことができるので、毎日のように誰かがオンライン。
こういった運用がされているから、東京の小学校なのに感染者数が少ないんだろうな…と。
ちなみに、先生もオンライン授業でも子供が学びやすいように工夫してくれます。オンラインだからといって、取り残されている感じもほとんどありません。
グループで話し合う活動などは、子供が属するグループにパソコンを設置してくれて、グループのメンバーと一緒に話し合えるようにしてくれたり。家にいながら、お友達と一緒に活動できています。
休んでも画面越しにクラスの様子が分かるし、先生が話かけてくれるので学校の様子が把握できるのも大きなメリット。「自分一人、取り残されている感」が無いのが、子供にとっても精神的な助けになっています。
学校を休んでしまうと、次に行くときに少し緊張したりしますしね。でも、オンラインで顔を合わせているので、休み明けに学校へ通うハードルが低く、スムーズに通えています。
オンライン授業のデメリット
次はオンライン授業のデメリットについて。やっぱり、デメリットはあるものです。
- ずっと画面越しなので、目や体が疲れる
- 実技系の授業は見学するだけになってしまう
- 通信状態が悪くてスムーズにつながらないこともある
- 子供別に部屋を確保するのが大変
1つめは、とにかく目が疲れること。
ずーっと画面越しなので、やっぱり疲れるみたいですね。子供たちも、これを一番の負担に感じています。
もちろん、休み時間には、ストレッチしたりと体を動かしたりしてリフレッシュさせます。でも、画面越しに小さくしか読めない黒板の字を見て、勉強するのはけっこう大変なようです。
画面を撮影して拡大して見る機能なども使っていますが、マメにそれをやりながら授業に参加するのは大変そうです。
2つ目は、実技系の授業に参加できないこと。
図工などは学校に用意されている教材を使って取り組むことになるため、家には材料がないことも多く、他の教科よりも取り組みづらいです。
そういう場合は「次回の授業のときにスムーズに取り組めるように、どんなものを作るか案を考えておく」時間になります。
ただ、図工は2コマ分(45分×2時間)なので、90分間も案を考えておくのでは時間があまりすぎて…。そして、次回学校に行った際には作業時間が足りなくて十分に作り上げることができなかったり。
まぁ、これは仕方がないのかなぁと思いますが、デメリットの一つではあります。
ちなみに、体育も画面越しに見ているだけです。先生がパソコンを外に持ち出して、みんなに指導している姿や、みんなが取り組んでいる様子を映してくれます。その点はとてもありがたいです。
ただ、やっぱり、算数や国語の授業と違って、画面を持ち運んでいるだけにユラユラ動く画面を見ていると酔いそうになることも…。子供は辛そうにしながらも、一生懸命見ていますが。
日によっては「家でストレッチをしていてください」という日もあるので、私としてはストレッチの方が本人も体を動かせていいなと感じています。
3つ目は、通信状態が悪い場合があること。
うまくつながらず、授業が始まっても20分くらい参加できないことがありました。ただ、これはレアケースで、普段はスムーズにつながります。
先生もオンライン授業に慣れて、スムーズに操作してくださっているので、今となっては快適に授業が受けられています。
4つ目は、子供に部屋を確保すること。
我が家は狭い賃貸住まいです。小学生の子供が二人いるので、オンラインの場合は二人に別々の部屋を確保する必要があります。
ちなみに、夫もコロナの影響で、ここ2年ほどずっとテレワーク。3人分、別な部屋を確保する必要があるわけです。狭い賃貸で、音が混ざらないように部屋を確保するのは大変ですね。
夫には個室を用意してありますが、子供たちは隣り合ったリビングと和室でオンライン授業を受けています。
イヤホンで対応する手もありますが、ずっとつけていると耳が痛くなってダメだったので、お互いの音が最小限になるようにレイアウトを配慮して過ごしています。
さいごに
オンライン授業はメリット・デメリットもあります。
ただ、コロナ禍において「オンライン授業を利用できる」ということ自体が、とてもありがたい事だと感じています。
ちなみに、コロナ禍で「学校に登校できない」という状況を経験したことで、子供たちは前より学校に行くことが好きになりました。
以前は時々、学校を嫌がることもあって「学校を休みたいな」と話すこともありました。でも、今は「今日は○○があるから、学校嫌だな」とつぶやくことはあっても、学校を休みたいと言うことはありません。
当たり前だと思っていたことが、そうではないと分かって、子供なりに色々感じたんでしょうね。
以上、小学校のオンライン授業を受けて感じていることでした。早くコロナが収束しますように。
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