私は一卵性の双子を妊娠・出産しました。
妊娠が分かって、まず心配になったのが「つわり」。双子のつわりは大変だという情報が多いんです。
でも、私の場合は軽いつわりで済みました。
一度も気持ちが悪くなったことは無いし、吐いたりもせず。
吐き気はないものの、トマトソースが食べたくなったり、疲れやすくなったりと、いつもと違う症状はありました。これが、私にとっての「つわり」だったのかもしれません。
双子妊娠でつわりが心配な方もいらっしゃると思うので、「全員がそういうわけじゃないよ!」という事を伝えたくて、書いてみました。
双子妊娠のつわりは重いの?
双子妊娠のつわりは辛いのか
双子のつわりでよく聞く噂の一つに「双子の場合は、つわりも2倍になる」という話があります。確かに赤ちゃんが二人だと、一人の場合よりは酷そうなイメージがありますよね。私もとてもナイーブになっていました。
私が妊娠する少し前に、親戚が妊娠したのですが(双子ではありません)、つわりが大変で辛いという話をたくさん聞いていました。
私は心配性な性格もあって「双子を妊娠したんだし、自分も大変になるに違いない…」と必要以上に心配していました。トイレにこもって吐きまくる様子を勝手に想像しては、ナイーブになったり。
妊娠して嬉しい気持ちよりも双子を妊娠して不安に感じる日々の方が、多かったです。
でも、結局、私のつわりは軽いものでした。
今となっては「過剰に心配しすぎていたたなぁ…」と思います。
後々、双子の妊婦さんの話を聞く機会があったのですが、結局、つわりの症状は人それぞれ。双子だからと言って2倍大変というわけではないようです。
赤ちゃんの性別によって、つわりの重さは違うのか?
また、赤ちゃんの性別とつわりの重さも関係するという話を聞きました。
- 赤ちゃんが男の子だと、つわりが酷くなる
- 赤ちゃんが女の子だと、つわりが軽くすむ
親戚から「赤ちゃんの性別によって、つわりの重さは違ったよ~!」という話があり、周りも同調していたので、私も信じ込んでしまっていました。
どうやら、女の子だと自分と同じ性別だからつわりも軽く済むそうなのです。男の子だと、自分と逆の性別だから、体が「なんだ?」と反応を示して、つわりが重くなるとか…。
でも結局、私は男の子二人の双子を妊娠したけど軽いつわりでした。
双子でも、必ずつわりが辛いとは限らない
双子妊娠については情報も少ないし、妊娠に関する噂は色々あるので、余計心配になってしまうんですよね。
私も双子ママさんのブログを読んだり、双子妊娠・出産本を読んだりして必死に情報を集めました。いろんな体験談を読んでは余計に心配になってしまうことも…。
結局、妊娠の経過も人それぞれです。
人によって症状は違うので、あまり心配しすぎない方がいいです。実際、私のつわりはとても軽いものでしたよ。
情報収集という面では、まずは双子妊娠の本を1冊読んでみるのがおすすめ。体系的にまとめられているので、分かりやすかったです。
▽双子妊婦さんにおすすめの本について別記事にまとめています。
双子妊娠のつわり体験記
双子妊娠だけど軽いつわりだった
私は結局一度も気持ち悪くなったり吐いたりすることはありませんでした。
逆に軽すぎて「今、つわりの時期のはずだよね?」って心配になるくらい。「これから酷くなったりするのかも…?」と考えたりしましたが、結局、酷くなることはありませんでした。
吐き気と違う症状があった
つわりなのか微妙ですが、早い段階から次のような症状がありました。ちょうど、一般的な、つわりの時期と同じくらいに起きた症状です。
私が妊娠初期から感じた変化は、
- とにかく疲れやすい(15分歩くとヘロヘロになる)
- なぜかおしりのあたりが痛い(結局、理由は分からず)
という症状。
とにかく疲れやすかった
少し歩いただけで、すごく疲れてしまうので、ほとんど家で過ごしました。
10分歩くとヘロヘロで、15分歩くと辛くてしょうがない。疲れすぎたのか、鼻血を出してしまうこともありました。(鼻血が出たのは1回だけ。それからは、疲れすぎないように意識的に注意しました。)
「妊娠は病気ではないので、普通に過ごしてよい」とも聞きますが、双子妊娠に安定期は無いと言われていて、やっぱり普通の妊娠とは違うもの。
その後、管理入院をして何人かの双子妊婦さん妊娠事情を知ることになったのですが、双子妊娠の場合は過保護なくらいに自分の体を大事にした方がいいですね。
私の場合、妊娠6か月頃には昼寝をしないと一日をやり過ごせませんでした。体を起こしているだけで辛くて、椅子に座っているのさえも疲れて無理。寝た姿勢以外は辛かったし疲れてしまってダメでした。
もちろん、家事をするのも大変なので体調の良い時間帯を狙って、少しずつやっていました。
ただ、私は妊娠中の大変な時期に自炊にこだわってしまったので、余計大変だったんだと思います。「お腹の赤ちゃんのために、よい食事を食べなくちゃ」と手作りにこだわっていました。
ごはん作りは、買い物して、作って、片づけて…と何かと体力を使うもの。
あんなに頑張らずに宅配弁当を利用すれば良かったなと、今となっては思います。妊娠は時期限定のものだし、まずは、安静にして体に負担をかけないことが大切。
冷凍弁当などを利用すれば、体調に合わせて好きなタイミングで食べられるので、便利だと思います。
円座クッションがないと辛かった
2つ目の「おしりが痛い症状」についても、妊娠初期から始まりました。
座るとおしりのあたりが痛いくて普通に座っていられませんでした。しょうがないので、産後に利用するような円座クッションを買って、常に使っていました。
健診時に、先生に聞いてみても「特に問題ないですよ。妊娠の経過は順調です。」という答え。結局、何の問題もなく順調に妊娠期間を過ごし、管理入院を経て37週の帝王切開で出産しました。
自分では「早産になったらどうしよう…」と勝手に心配しましたが、結局、大丈夫でした。
でも、快適に過ごせるように、体に負担をかけないように円座クッションを使っていたから、無事乗り切ることができたのかもしれませんしね。体をいたわるのは、やっぱり大切だと思います。
食の好みが少し変わった
食べ物は比較的なんでも食べられました。一般的には「ごはんが炊けるにおいが苦手になる」という話を聞きますが、私の場合は全く大丈夫でした。
食欲は普通にあり、もりもり食べていました。
「これが嫌だな。食べたくないな。」というよりは、
- トマトソースのパスタが食べたい
- デニッシュパンが食べたい
という感じになりました。
なぜか無性にトマトソースのものが食べたくなり、よくトマトソースパスタを食べていました。
つわり対策として試したこと・おすすめのこと
私の場合は、吐き気はありませんでした。でも、とにかく疲れやすいのと、おしりが痛いのが辛かったです。
先生に確認しても妊娠中の経過に問題はなし。妊娠による一つの症状だったようです。少しでも症状を和らげて元気に過ごせるように、気を付けたことを紹介したいと思います。
ノンカフェインの飲み物
妊婦さんはカフェイン入りの飲み物を控えた方が良いと知り、飲み物はノンカフェインに変えました。
妊婦さん向けのノンカフェインの飲み物としては、たんぽぽコーヒーが有名ですね。試しに飲んでみたのですが、あまり好みの味ではなくて…。
最近は、たんぽぽコーヒーに限らず妊婦さん向けのノンカフェイン飲料が色々とあります。自分好みのものを探して楽しむとリフレッシュになるしおすすめです。
葉酸サプリメント
双子を妊娠して気になったのは「赤ちゃんに必要な栄養が足りているのかな」ということ。私はつわりの時期も普通に食事をとれましたが、栄養バランスが大丈夫なのか気になりました。
妊婦向け雑誌で、妊娠初期には「葉酸」という栄養素をきちんと摂るのが大切と知り、サプリメントを飲み始めました。
ちなみに、葉酸は、ホウレンソウなどに含まれている栄養素。食事で必要量を摂取するのは、なかなか難しいものだとか。
それまでサプリを飲む習慣が無かったので、少し抵抗はありましたが、お腹の赤ちゃんのために飲みました。私みたいにサプリに抵抗がある方は、妊婦さん向けに原材料に拘ったサプリを選ぶと安心だと思います。
結局、サプリは妊娠初期のみではなく出産まで飲み続けました。
私は妊娠8か月から管理入院をしたんですが、産科の先生に質問したら出産まで飲み続けても問題ないとのこと。(むしろ、飲んだ方が栄養バランス的には良い)
ちなみに、双子だからといって2倍栄養が必要なわけではありません。
注意点としては、双子だからと言って2倍の量を飲んではダメです。
私は心配症で「双子妊婦の場合は、栄養素も多めに必要なのでは?」と気になり担当医に質問してみました。先生からは「双子といっても、まだまだ小さいんだし2倍の栄養は必要ありませんよ。」と教えてもらいました。
双子妊婦さんの場合も、食事の目安は普通の妊婦さん(赤ちゃん一人の場合)と同じで大丈夫。入院中の食事も、他の妊婦さんと同じ内容でしたよ。
添加物の少ない食材を購入
私が食べたものが、子供たちの体をつくることになるので食べ物の安全性が気になるようになりました。
以前の食生活を反省しました。
生協だとスーパーより安全性にこだわったものが多く、届けてもらえるのも便利だと思ったので、妊娠を機に「生活クラブ」という生協に加入。
生協にもいろんな種類があるので迷いますよね…。サンプルプレゼントがあったり、低価格で試せたりするので、実際に試してみて、自分の暮らしにあったものを選べばいいのかなと思います。
我が家では、夫のすすめで【生活クラブ】 (生協)に加入しました。夫の実家では何十年も前から生活クラブに加入していて「添加物や農薬の少ない食材を届けてもらえるし、おいしいよ」という話を聞いたからです。
加入した当初は「良さそうだけど、値段もスーパーより少し高いし、もし嫌になったらやめればいいや」と思っていたんですが、かれこれ13年ほど利用しています。妊娠中に限らず、出産後も子供の食事はできるだけ安心な食材で作りたいので。
ちなみに、生協は食材以外に、オムツなども扱っています。しかも、オムツが安いんです。よく買っていました。
疲れる前に、休む
普段の私は、セカセカ動いてしまうタイプ。「〇〇しなければ」という意識が働きやすくて、妊娠初期も無理しがちでした。
引っ越しの準備も夫と二人で全部頑張って終わらせましたが「ずいぶん体に負担だっただろうな…」と反省しています。
妊娠初期は、妊娠したてゆえ、以前の自分とそんなに変わらない気がしてしまいます。そのため、無理をしがち。双子妊娠は安定期がないといわれているので、意識的に安静に過ごした方がいいです。
私の場合は、10分くらい歩いただけで相当疲れを感じました。でも、「まだ10分しか歩いてないし…」と頑張っていたら、鼻血が出てきてびっくり。それ以来「もう無理をするのはやめよう」と思いました。
家事も必要最小限でOK。無理しない方がいいです。
私は節約タイプで、お金のことが気になって何でも自分でやっちゃってましたが、大変な時期は限られているもの。多少お金はかかっても、無理せずに利用して乗り切るのがおすすめ。まずは、元気な赤ちゃんを産むのが一番大切なので。
もし、宅食を利用するなら毎日お弁当を届けてもらうものより、冷凍弁当を届けてもらうものの方が便利だと思います。
妊娠中は体調がいまいちなので毎日受け取るのは面倒だからです。それに、冷凍なら好きなタイミングで体調に合わせて食べられますよ。
情報収集して不安を和らげる
「知ること」で必要以上に心配せずに済む
双子育児に関しての情報収集もよくしていました。双子ブログを読んだり、本を読んだり。
私にとっては初めての妊娠だったので、まず妊娠についてが未知の世界。そのうえ、双子だから余計心配が募っていたんです。
これからどんな体の変化が起こるのか、知らないと「大丈夫なのかな?何か問題起きているんでは…」と心配になってしまうことも。
「今はこういう時期なんだな」と知れることで、余計な心配が減りました。
「ブログは一つの体験談でしかない」ことに注意!
私はたくさんの双子ブログを読み漁りました。もちろん、ブログで情報を仕入れるのも良いことだと思います。でも、偏りがあるのも確かです。
「双子妊娠でとっても苦労した、心配だった」という話が目立つからです。大変だからこそ、ブログを書きたくなるというのも実際のところだと思います。
ブログはあくまでも、書き手の1つの体験談でしかありません。
よって、まずは本で情報するのがベター。本は専門家が監修している場合が多く、もっと一般的な内容を知ることができます。
▽おすすめの双子妊娠・出産の本
▽お腹の中の赤ちゃんの様子が1日単位で分かる本
おすすめの無料情報誌
情報収集する際は、ゼクシィの妊婦さん向けの情報誌『ゼクシィBaby 妊婦のための本』が便利。無料で届けてもらえます。
双子妊娠に限定した内容ではありませんが、妊娠全般に関することが載っています。ファッション雑誌のようなおしゃれな雰囲気なので気軽に読めますよ。
まとめ
妊娠中は不安なことが多くて、過剰に調べすぎて、自分で不安をあおってしまうことも…。
結局、つわりや妊娠の経過は人それぞれなんです。
双子妊娠のつわりは大変だと聞きますが、私の場合はとても軽かったです。
「つわりが酷い方が元気な子が生まれる」と聞いて、自分のつわりの軽さが心配になった時期もあります。
ちなみに、我が家の子供たちは、もう中学生です。小さいときは風邪を引きやすく小児科通いしていた時期もあったけど小学生になったら、だいぶ丈夫になりました。
もし何か心配なことがあるなら、まずはお医者さんに相談してみるのが一番だと思います。
元気な赤ちゃんが生まれますように。
そして、つわりの時期が終わったら、少しずつ出産(入院)の準備を進めるのがおすすめ。
私は妊娠8か月から管理入院をすることになったので、早めに準備に取り掛かりました。(※双子妊娠では管理入院する場合が多いようです。)
必要なものは別記事にまとめているので、同じように管理入院をする予定がある方の参考になったら嬉しいです。
【関連記事】
▽妊娠8か月からは管理入院で必要だったもの
▽双子育児で役立ったもの・必要なかったもの