昨年(2020年)から小学校でもプログラミングの授業が始まりましたね。
我が家の子供たち(小学4年生・双子)が通う小学校の場合は、昨年のプログラミング授業は1回だけでした。コロナ休校などで、学校側もバタバタしていたせいかな…。
子供たちは、プログラミングの授業をとても楽しみにしていたので、がっかり。でも、自宅ではプログラミングの無料学習サイト「スクラッチ」を利用して、作品作りを楽しんでいます。
▽無料学習サイト「スクラッチ」で、ゲームやアニメーションを作っています。
スクラッチは、日本語でコードを入力できるから、プログラミング初心者の子供でも取り組みやすいのでおすすめ。
…ただ、プログラミングを全く知らない子供にとって、いきなりスクラッチで作品を作るのはハードルが高いです(汗)
我が家の場合、コロナ休校中に、自宅でプログラミング学習を始めました。子供たちは全くのプログラミング初心者でしたが、
- 絵本で「プログラミングとは何?」を知る
- スクラッチで実際に作品作りをしてみる
- スクラッチの他ユーザーの作品を見て、作品作りに生かす
という感じで取り組み、だいぶ上達してきました♪
今のとこ楽しく学べているし、作品のレベルも上がってきているので「プログラミングはこんな感じで学んでいけばいいのかな…」と手応えを感じています。
実際に、子供と一緒にプログラミングを学んでみて、子供のプログラミング学習を始める上では、いきなり本格的なプログラミング言語を教えるのではなく「プログラミングとは何ぞや?」を教えてあげることが大切だな…と感じました。
子供が無理なく、プログラミングを理解する上で、参考になった本について紹介したいと思います。
最初の1冊は「プログラミングとは何?」を知れる本がおすすめ
プログラミング言語の本は、最初は必要なし!
初心者なのに、一番最初に読むのが「プログラミング言語の本」だと「難しそう…」と感じてしまいますよね。
子供なら、なおさらです。
「プログラミングとは何?」が知れる本を選ぶのがカギ
まずは「プログラミングとは、どんなもの?」を知れる本を選ぶのが、スムーズに学習を進める上で大切だと感じました。
小学校でプログラミング学習が始まりましたが、子供たちに身に着けて欲しいと考えている能力は、道筋をたてて考える「論理的思考」だそうです。
何も、小難しいプログラミング言語の習得を目指しているわけではないんです。
自分の頭で
- 考えて、仮説を立てる
- 試してみる
- 結果をもとに検証してみる
という学習を繰り返すことで、「論理的に考える力」を伸ばすのが目標。
だから、子供向けのプログラミング本を選ぶときも、いきなり作品作り(例:スクラッチなど)の本を選ぶのではなく、プログラミングの考え方を学べる絵本を選ぶのがおすすすめです。
子供におすすめのプログラミング絵本
プログラムすごろくアベベのぼうけん
「プログラミングってどんなもの?」を学ぶ上で、おすすめの1冊が「プログラムすごろく アベベのぼうけん おどろきの上巻」です。
主人公アベベが冒険の旅に出るのですが、プログラムを読み解いていくと、物語が現れてくる…というもの。
お話を読み進めながら、自然と「プログラミング的思考」が養われるようなストーリーになっているので、プログラミング学習ということを気にせず学べるのがいいなぁと思っています。
うちの子どもたちは小学4年生ですが、口コミを見ると幼児~小学校低学年くらいから楽しめるみたいですね。
▽引用:Amazonの商品紹介ページ
主人公・アベベは、ドドジ王国の王子。
アベベは立派な王になるため、
父の残したプログラムに挑戦する旅に出ています。プログラムを丹念に読み解き、
すごろくのようなマスの上を旅するアベベを動かしていくと、
そこに驚きの物語が現れます。こうして夢中になってプログラムを読み解いていくうちに、
手順やルールを筋道立てて考える力、つまり「プログラミング的思考」が自然と養われます。
「アベベのぼうけん」には下巻もあります。
アベベの本は、子供に人気がある番組(ピタゴラスイッチ、テキシコー、考えるカラス、Why!?プログラミング)や絵本(コんガらガっち)を製作している方たちの共著とのこと。
我が家の子供たちは、上記の番組や本をよく見ていて、大好き。アベベに夢中になるのも納得でした♪上記の番組等が好きなお子さんなら、きっと楽しめると思います。
ルビィのぼうけん
2冊目は、プログラミング絵本として定番の「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング 」です。
主人公ルビィがパパからの手紙をもとに宝石探しをするお話。ヒントを探して、その情報をもとにルビィは謎解きを始めます。
お話を読み進めるうちに、プログラミングに必要な問題解決のための段取りや考え方に触れることができます。例えば、
- 大きな問題を小さな問題にわける
- 散らばった情報を整理して、パターンを見分ける
- 物事を順序立てて組み立てる
など。
この本は、プログラミング初心者向けに出版された本ですが、日常生活においても役立つなぁ・・・と感じています。
たくさんの情報をもとに、自分で情報を整理して、考えて、実行して検証していくということは、日々よくあることですしね。
お話を楽しんでいるうちに、「どうやって考えていけばいいのか?」の軸となる部分を知れるのは、良いと思いました。
▽Amazonでは試し読みができます
他にもプログラミング絵本はありますが、まずは「アベベ」と「ルビィ」のどちらかを読めばいいのかな、と思っています。ちなみに、うちの子供たちの場合は「アベベ」の方が好きなようでした。
絵本でも難しい場合は、プログラミングが学べるおもちゃがおすすめ
と、ここまでは、おすすめのプログラミング本について書いてきました。
ただ、お子さんによっては「絵本でも難しい」と感じる場合もあると思います。
そんな場合に、おすすめなのが、プログラミングの考え方が学べるおもちゃ。くもんの「くみくみスロープ」がおすすめです。
くみくみスロープは、様々な形のパーツを組み合わせて道を作り、ボールを転がして遊ぶおもちゃです。
ピタゴラ装置のようなものを作れますよ♪
我が家の子供たちは、3歳ごろから「くみくみスロープ」で遊んできました。
遊びをとおして自然と「道筋を立てて、考える」ことを繰り返してきたから、プログラミング学習もスムーズに習得できているのかもしれないな…と感じています。
最近は、ドラえもんの似たようなおもちゃも人気ですよね。くみくみスロープと似ているので、どちらかあれば十分だと思います。
ちなみに、くみくみスロープは小学4年生になった今もよく遊んでいます。
拡張パーツを買い足して、大型作品を作るようになりました。値段は手ごろなのに、長く遊べるし、論理的思考も自然に身につくので「さすが、くもんのおもちゃだなぁ…!」と感じています。
まとめ:子供に合った楽しく学べる方法でやってみよう
プログラミングを始めて学ぶ子供に、おすすめの本や、おもちゃについて書いてきました。
プログラミング学習で身に着けたい力は「論理的に考える力」。
まずは、お子さんの年齢や興味に合った方法で、試してみればいいと思います。
ハードルが低い順にあげてみると
- おもちゃで遊んでみる
- プログラミング絵本を読む
- スクラッチなどで作品を作る
だと思います。
幼児期のお子さんに教えるなら、おもちゃから始めると楽しみながらできるかなぁ…と思います。
小学生の場合は学年にもよりますが、中~高学年ならプログラミング絵本や、スクラッチでの作品作りも楽しめるんじゃないかと思います。
以上、子供のプログラミング学習についてでした。
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▽スクラッチは上達して「スクラッチャー」に認定されました!