我が家には小学3年生の子供がおり、小学1年生の秋から英語学習を始めました。
全くの初心者から自宅学習で始めたので、教材選びで悩みました。
一番最初に取り組んだのは「オンライン英会話」です。自宅で習えるし、マンツーマンレッスンなのに、1回25分レッスンで約500円とコスパが良いからです。
ただ、1年半ほど習ったものの、思ったように英語力は伸びず…。オンライン英会話に頼りすぎたのが失敗の原因だと気づき、英語学習の進め方を見直しました。
具体的には、オンライン英会話を継続しながら、単語と音読の勉強をプラスしました。
- 自宅学習でインプットして(基礎単語やフレーズを覚える)
- オンライン英会話でアウトプットする(実際に会話してみる)
オンライン英会話でも、もちろん基礎的な単語やフレーズは習いますが、週1回だけではやはり不十分。
子供でも分かりやすい単語用の教材を用意して、単語力アップに努めました。加えて、音読用の教材も用意して「文章を読んでみる」機会も増やすことに。
このやり方に変えたところ、子供二人の英語力がぐっと伸びました。
- オンライン英会話(1回25分/週1回)
- 英単語・フレーズを教材で学習(毎日10分)
- 英語テキストの音読(毎日10分)
選んだ教材は、遊び感覚で取り組める楽しい教材。
「勉強している」というより「遊んでいる」という雰囲気で取り組めるので、小学生でも楽しく継続できています。
今回は、小学生の子供におすすめの英語教材や進め方について紹介します。
【小学生の英語】おすすめの教材と注意点
最初に選んだ教材・学習法は「オンライン英会話」
我が家には小学3年生の子供(双子)がおり、二人とも小学1年生の秋からオンライン英会話を習い始めました。
全くの初心者からの状態で始めました。
小さい頃から、英語に耳慣れしておくと良いと聞くし、オンライン英会話は値段も手ごろ&自宅で習えて気軽なのも決め手でした。
ただ、詳しくは後述していますが、オンライン英会話だけに頼るのはやめた方がいいと思いました。
家庭で地道に単語やフレーズの練習をして、オンライン英会話でアウトプットするのがおすすめです。
習い事(オンライン英会話)をすることで、絶対に英語を勉強する機会を確保できますよね。学習のリズムを作るという面でも、メリットを感じています。
もちろん、普通の対面式の教室(シェーン英会話とか)でもいいのですが、オンライン英会話と比べると高いのがデメリット。
オンライン英会話はマンツーマンなのに、1回数百円でレッスンが受けられます。「小学生のうちから、英語を習わせてみたいな」と思ったとき、気軽に習い始められるのがオンライン英会話の良さの一つです。
【オンライン英会話を選んだ理由】
- 英語を学習するリズムができる
- 授業料が安い(マンツーマンレッスン25分で500円程度)
- 好きな日程でレッスンを受けられる
- 他の習い事と違って送り迎えが必要ない
オンライン英会話スクールはたくさんあるので、いくつか実際に無料体験を受けて決めました。
結局、我が家の場合は、ハッチリンクジュニアという子供向けのスクールを選びました。
選んだ理由は以下です。
- 兄弟で一緒にレッスンを受けることも可能
- 家族でレッスン数が分け合える
- 次回のレッスンの資料を宿題として事前に送ってくれる
>>幼児、小学生向けオンライン英会話スクール 『ハッチリンクジュニア』
▽無料体験レッスンを受けたときの感想
他にも子供向けオンライン英会話スクールはたくさんあります。
▽子供向けオンライン英会話の大手
正直、各社にそんなに大きな違いはありません。無料体験をやっているスクールがほとんどなので、実際に体験して決めると良いでしょう。
レッスン単価は、だいたい1回25分のレッスンで約500円。毎日受講して回数をこなしたい場合は、DMM英会話が安いかな、という印象です。
金額やコースも似たり寄ったりなので、どのスクールにするか迷いましたが、私は
- 通信状態
- テキスト
- 先生との相性
- システム画面(マイページなど)の使いやすさ
などをチェックしました。
通信状態がイマイチだとレッスンのたびにイライラするので、絶対に通信状態の良いスクールを選んだ方がいいです。講師の質なども大切ですが、通信できなければレッスンが成り立たないので。
オンライン英会話に頼りすぎて失敗
お気に入りの先生も見つかって、子供もレッスンを楽しんでいましたが、1年半ほど受講してもそれほど英語力は伸びませんでした。
理由は、オンライン英会話に頼りすぎていたのと、圧倒的な勉強不足です。
最初は意気込んでレッスンの予習などもきちんとしていたのですが、次第に慣れてきて、気持ちもゆるんでしまい、あまりやらないことも…。
【オンライン英会話のみで学習したときの反省点】
- 予習しないでレッスンを受けていた
- 子供の言語を習得する能力を過信しすぎていた
▽1年続けたときに書いた、オンライン英会話のレビュー
「子供は耳慣れしやすいので、あっという間に英語を覚えてしまう」みたいな話って、よく聞きませんか?
私はこれを信じてしまっていました(反省)
「毎週オンライン英会話をやってるんだし、そのうちペラペラになっちゃったりして!」と淡い期待を抱いていたのですが、全然ダメでした。
振り返ってみれば、当然のことですよね…。
英語圏で暮らして毎日英語のシャワーを浴びているなら話は別ですが、日本で週に1回、マンツーマンのレッスンを受けたからと言って、そんなに英語力は伸びません。圧倒的に勉強不足です。
もっとインプットを増やさねばダメだと気づきました。
英語の勉強法を見直してみた
このままの学習法ではダメだと気づいて、インプットを増やすことにしました。
オンライン英会話は、
- 「実際に話してみる場」として大切
- 学習を進める上でのリズム付けになる
ので、続けることにしました。
そして、インプット量を増やすために、次の勉強をプラスしました。
- 英単語・フレーズの勉強(毎日10分)
- 英語テキストの音読(毎日10分)
オンライン英会話のレッスンで話そうとしても、基礎的な単語力やセンテンスが圧倒的に不足しているため、「話す」までたどり着いてないのが現状。
単語力があれば、理解しやすくなるので、まずは単語を習得することにしました。
また、レッスンではセンテンスで話す練習をしますが、緊張&照れてしまって単語でボソボソと答えることが多い子供たち。英語テキストを音読をして「文章を読む(話す)」練習をしました。
実際に取り組んでみたら、この2つの勉強を加えたのが大正解でした。
小学生の英語学習におすすめの教材2つ(レビュー)
【小学生におすすめの英単語教材】「ペンがおしゃべり!小学えいご絵じてん800」
基礎的な英単語と会話文を覚えるために選んだのは、ペンがおしゃべり! 小学えいご絵じてん800です。
「ペンがおしゃべり!小学えいご絵辞典800」はこんな教材。
- 単語が800語、会話文が100フレーズ収録されている
- 英検4級・5級でよく使われる単語がメイン
- タッチペンでテキストの絵をタッチすると音声が流れる仕組み
この教材は、英検4・5級でよく使われる超基礎的な単語がメイン。まさしく、初めて英語を学ぶ子供にぴったりのレベルでした。
テキストは2冊あり、
- 単語メイン
- 会話文メイン
です。
よくある単語帳との違いは、タッチペンで音声が聞けること。
タッチペンでテキストの絵をタッチすると、音声が流れる仕組みなんですが、この仕組みが面白いので、子供たちも進んで学習するようになりました。
ちなみに、これはタブレット教材ではありません。紙の教材ですが、タッチペンで触れると、音声が流れるようになっています。
これって、すごくないですか?初めて使ったときは「紙の教材なのに、こんなこと出来るんだ!」と感動しました。
タッチペンの感度も良くて、軽くタッチすれば、スムーズに音声が流れます。
ちなみに、タブレット教材ではなく紙の教材を選んだのには理由があります。私は大学時代からパソコンを使うようになったのですが、それ以来、あっという間に視力が落ちてしまいました。
もちろん私のパソコンの使い方も関係しているんでしょうが(毎日2~3時間使っていた)、パソコンはテレビに比べて、視力が落ちやすいのかな~と感じました。
本当はタブレット教材も使ってみたいのですが、視力の事を考えると小さい子供にはあまり利用させたくなくて…。小学えいご絵じてん800は、その点でも安心でもいいなと思っています。
子供が気に入って勉強しているのに「目が悪くなるから、やめなさい」と注意しなければならないのは、もったいないですしね。
>>Amazonで「
タッチペン式だと、ゲーム感覚で取り組めるので子供も楽しそうです。
この教材を使い始めて少し経ったころ、長男が「英語、覚えたよ~」と言って、絵じてんに出ている会話文をペラペラと暗唱し始めたんです!
音声が流れるのが面白くて、何回も繰り返していたら、自然に覚えたらしい。(これを狙っていたので、嬉しかった~!)
「どんな意味か分かるの?」と質問してみると、正しく答えられたのでびっくりしました。
しかも、そのフレーズをアレンジして自分で文章も作り始めたんです!完璧に正しいわけではありませんでしたが、そこそこ合っていました。
私の場合は、「きちんとした文法で話さねば…」と意識しすぎて言葉に詰まってしまいますが、子供の場合は「フレーズをいくつか覚えることで、感覚的に文章を作れるのかもしれないな」と子供の柔軟さに驚きました。
子供は日本語だって、現在進行形で習得中なわけですし。日本語を学ぶのと同じような感覚で、勉強だと意識せずに英語を学んでいくと、身に付きやすいのかもしれません。
▽我が家にあるのは旧版。こちらがリニュアルされたもの。
▽「小学えいご絵じてん」の詳しいレビュー
【小学生におすすめの英単語教材】通信教育でおすすめの教材
【2021年8月追記】
子供が何度も小学えいご絵じてんに取り組んだので、数か月もすると、ほぼ全ての内容を覚えてしまいました。800語覚えたんだし、頑張ったと思います!
その次のステップとして、もっとたくさんの単語や表現を学べる教材を探して見つけたのは、ポピー Kids English。
ポピー Kids Englishの場合は、タッチペン教材に加えて「おはなしブック」という教材がついています。
おはなしブックは、
- 子供になじみがある有名なお話が入っている
- 日本語と英語の両方で聴けるCD付き
- 繰り返し英語の発音を確認できる
というもの。
ポピー Kids Englishは、我が家で購入した「小学えいご絵じてん800」と違い、通信教育なので毎月費用はかかります。ただ、月額1,700円程度と他社の英語教材に比べて安いです。
しかも、国語や算数のドリルなどとは違い、繰り返し使える教材。よって、何度も兄弟で使い回せます。対象の目安は小学3年生まで。
我が家の子供は4年生ですが興味があったので、実際に資料を取り寄せてみました。でも、我が家の場合はオンライン英会話も3年ほど習っているのもあり、既にポピーの教材より難しい内容まで進んでいることが判明。
と、いうことで我が家の場合はポピーは使いませんでした。でも、ポピーは初めて英語を習う場合に、内容も価格もちょうど良さそうだと思いました。
お子さんが全くの英語初心者で、低学年なら、ポピーの教材はなかなか良さそうです。
お得な「年間セット」もありますよ。
【詳細】ポピー Kids English
小学生におすすめの英語教材:音読
「音読をしよう!」と思った理由は、小学校の宿題で毎日のように国語の教科書の音読が宿題に出るからです。
「国語の授業では日本語を覚えるために毎日音読の宿題が出るんだし、英語だってした方が良いよね。」と気づきました。
今まで、なかなか覚えられなかった英語のフレーズ。何度も英語のテキストを音読したことで、だいぶスラスラと話せるようになってきました。
今までは圧倒的に練習不足だったなぁと反省。
音読の教材は、アメリカに20年以上暮らしていた親戚に選んでもらいました。
調べてみると、こちらは定評がある教材みたい。CD付きの教材で歌やチャンツが含まれていて、楽しく学べる工夫がされています。
テキスト&CDでじっくり音読の練習をするのはもちろんですが、おすすめは子供が遊んでいるときにCDをさりげなく流しておくこと。
歌が多くて楽しいので、自然に覚えて口ずさんでいることもありました。
▽【詳細】我が家の英語音読の勉強方法
ちなみに、幼児のお子さんの場合は、テキストを使って音読の練習をするのは、少しハードルが高いかな…と思います。
うちは小学生なので上記のテキストを使っていますが、幼児のお子さんの場合は、動画で見て覚えるタイプの教材の方が効果が出やすいんじゃないかと思います。
本よりも、映像付きの方が小さい子には理解しやすいし、楽しく出来るはず。すると、継続もしやすそうですよね。
結局、継続できないと、なかなか身に付きません。
幼児向けの教材はミライコイングリッシュが良さそうな印象。ミライコイングリッシュは毎日、30分見るだけの教材です。
音読練習の前ステップとして、聞く練習に良さそうですよね。本で学ぶのと違って、動画だと目から入る情報も多いし、小さい子でも理解しやすいはず。
私は、子供たちが小さい頃、家事をしている時にテレビや動画を見せることが多かったです。(大体、夕食の準備・片付けの時間に見せていました)
テレビを見せていると、内心、罪悪感もありました。(子供向け番組で良さそうなものを選ぶようにはしていましたが)
でも、そういう時間に教養になるものを見せれたら、いいですよね。親としても「今は、英語学習の時間だし」と気持ちの整理も付けやすいので。
※ミライコイングリッシュは、オンラインでサンプル映像(無料)が見れます。
勉強方法を変えて、2か月続けてみた結果
コロナ休校が始まったのをきっかけに英語の勉強方法を見直したんですが、この2か月で子供たちの英語力はものすごく上がりました。
前が1だったとした、今は30くらいに上がりました!
▽毎日続けているのは、下記の2つで1日20分。
子供に20分勉強させるのって大変だけど、各10分ずつ。思っていたより嫌がることなく、スキマ時間を使ってできています。
さいごに
最初はオンライン英会話に頼りすぎだった、小学生の英語学習。
教え方を変えてみたら、思った以上に伸びて、正直びっくりしています。
これからも、子供たちの性格や、進み具合に応じて、適切な勉強法を続けていけたらいいな~と思っています。
▽子供向けオンライン英会話スクール
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