小学3年生の夏休みの宿題には読書感想文があります。
子供が通う小学校では指定の本は無く、本選びの条件は「マンガ以外のもの」でした。
初めての読書感想文だったので本選びの段階でまず悩みました。そして書き方もどのように教えれば良いのか分からず、苦労しました。
この記事では、
- 小学生の読書感想分で選んだ本
- 実際に取り組んで分かった、書き方のコツ
- 読書感想文の書き方を学ぶのに、おすすめの本
などについてまとめています。
我が家のように、
- 小学生の読書感想文の本は何にしよう?
- どうやって書けばいいの?
と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
小学3年生の読書感想文におすすめの本は?
読書感想文の本の選び方
まず、読書感想文の本選びについて。
ネットで調べてみると、小学3年生の読書感想文におすすめの本が色々と出てきました。
私としては「この中から選べば書きやすいんじゃない?」と思いましたが、子供たち(双子)が「自分で図書館で選ぶ」というので、一緒に図書館で選ぶことにしました。
子供自身が選んだ方が、モチベーションも上がると思ったからです。
でも、意外と「読書感想文に向いた本」という視点で選ぶのは大変でした。
一緒に図書館に行くと、子供たちは最近よく読んでいる「ほねほねザウルス」や「ポプルシリーズ」を選びたがりました。うーん、悪くはないんでしょうが、読書感想文向きではない感じがしたので、却下…。
あれやこれやと探した結果、
- 昔から読まれている名作
- 少し考えさせられる系の本
が無難だという結論になりました。
小学3年生の子供本人任せで「読書感想文に適した本」を選ぶのは難しい印象でした。
尚、図書館には「読書感想文におすすめ」のという本が多数展示してありました。司書さんがプロ目線で選んだ本も、やはり名作として長く呼ばれている作品ばかり。
どの本を選んだとしても、それなりに読書感想文は書けるでしょう。ただ、定番の名作から選んだ方が書きやすいし、本選びで失敗するミスは少ないと思います。
図書館の「読書感想文におすすめの本」で紹介されてた本
色々と悩んだ結果、図書館の「読書感想文におすすめの本コーナー」から選びました。子供が選んだのは、以下の3冊。
- 注文の多い料理店
- トム・ソーヤの冒険
- オズの魔法使い
3冊読んだ上で、子供本人に1冊決めてもらいました。長男は「オズの魔法使い」、次男は「注文の多い料理店」を選びました。
図書館でおすすめされていた読書感想文向けの本には、他に以下の本がありました。
読書感想文を書く上でのポイント
子供たちの宿題は、夏休み中に自分で選んだ本を読み、感じたことをプリントにまとめるという内容。夏休み明け後の授業ではプリントをもとに、読書感想文を書く予定です。
読書感想文を書くのは初めてなので、授業の中で取り組むみたいです。
夏休みの宿題の「本を読んだ感想などを、箇条書きでまとめるプリント」。プリントの設問に対して、自分の考えをまとめると、読書感想文の下地ができるようになっていました。
「子供の読書感想文、どのような視点で書けば良いの?」と迷う場合の参考になるかと思いますので、まとめておきます。
初めて読書感想文を書くときの間違いで多いのが「あらすじばかり書いてしまうこと」。
でも、上記のリストをもとに自分の考えをまとめていくと、それなりの形に仕上がるはずです。子供に、いきなり読書感想文を書かせようとさせても難しいので、良かったら試してみてください。
箇条書きにして整理すると、文章が組み立てやすくなります。
読書感想文の書き方を学ぶのにおすすめの本
「ちびまる子ちゃんの作文教室」はマンガで要点を学べる
【追記】
子供が小学4年生になり、読書感想文に限らず、作文や観察文など様々な種類の文章を書く機会が増えました。
我が家の子供たちの場合、算数など答えが一つのものを導き出す問題は得意なんですが、自分の考えをまとめる作業に対して苦手意識が強いです。
私からすると、まだ学び始めたばかりなので仕方がないし、これから習得していけば良いと思うのですが子供たちは気が重いみたい。
学校ではさらっと書き方は教えてもらえますが、それだけでは不十分。色々な形式の文章の書き方のコツをまとめた子供向けの本を探したところ、最初の1冊としては「ちびまる子ちゃんの作文教室」が分かりやすかったです。
ちびまる子ちゃんの作文教室は、中学受験の塾講師をしていた方のブログで激押しされていた本。
- 文章の書き方の基本(句読点など)
- 原稿用紙の使い方
- 日記文、感想文、手紙文、意見文…等々、色々な文章の書き方
などを中心に解説されています。
ちびまる子ちゃんのマンガをベースに書き方のコツがまとめられており、我が家の子供たちも楽しそうに読んでいました。
実際に、色々な文章を書いて練習を積む必要はありますが「このような点を意識して書けばいいんだな」というポイントは頭に入ったようです。
この本のおかげで「文章を書くこと」のハードルが下がりました。
ちなみに上記の本は、読書感想文を含む、様々な文章の書き方が解説されています。読書感想文について、より詳しく丁寧に解説された同シリーズもあります。
読書感想文に選んだ本の感想
【成功談】「注文の多い料理店」を選んでスイスイ書けた次男
次男は読書感想文の本として「注文の多い料理店」を選びました。
注文の多い料理店は、最後のどんでん返しが面白い一冊。
名作だし、文章の長さも短すぎず長すぎずといった印象。小学3年生の読書感想文におすすめです。
料理店に入った二人が、食事をするための準備を進めていくと、実は…。という意外性のある本です。
自分が食事にありつくための準備だと思ってやっていたことが、実は誰かの食事のためだったという結末なるんですよね。
考え方を少し変えてみると、別の一面が見えてくるというお話です。最後の意外な展開が面白かったようです。
【失敗談】「オズの魔法使い」を選んで苦戦した長男
次男は、注文の多い料理店を選び、順調に読書感想文プリントの宿題を終わらせました。それに対して、長男(双子のため同学年)はオズの魔法使いを選び、少し苦戦していました。
オズの魔法使いは1冊の本に、いくつかのお話が入っています。ページ数も多く、どの場面から、どのように感想をまとめるか悩んでいました。
「オズの魔法使い」も読書感想文として人気の本ですが、小学3年生の場合は1つの大きなテーマがある本の方が書きやすいと感じました。
イソップ短編もおすすめ!感想が書きやすい
ちなみに、昨年(2年生)の読書感想文ではイソップ物語を選びました。
イソップ物語の短編集を読み、その中から好きな話を1つ選んで感想をまとめました。
イソップ物語は、短いけれど起承転結の分かりやすい話が多いです。そのため、低学年の読書感想文にぴったりです。
- 「金のおの、銀のおの」
- 「いなかのねずみと、まちのねずみ」
- 「きつねとつる」
- 「ひつじかいとおおかみ」
テーマがはっきりしているので、2年生の子供でもスイスイと感想をまとめられましたよ♪短編ゆえにあっという間に読み終わりますし本選びに迷った場合にはおすすめです。
まとめ
読書感想文に取り組んでみて、成功のカギは
- 本選び
- 読書感想文のまとめ方のコツをつかむ
ことにあると思いました。
本を選ぶ際は、テーマの分かりやすい名作を選びましょう。
書く際は、「ただ、あらすじをまとめてしまう」という内容にならないように、書きたいことを箇条書きにして整理するのがおすすめ。
親が声がけして手伝ってあげると良いと思います。
以上、小学3年生の読書感想文についてでした。
【参考】小学生向け本のリストや読書感想文についても書いています。