小学2年生の子供の総復習ドリルとして、Z会のグレードアップ問題集を用意しました。
Z会のグレードアップ問題集は1冊1000円以下。通信教育を利用していなくてもAmazonや書店などで買えます。
でも、Z会は、少しレベルが高めな印象ですよね。我が家の子供たち、公文とか塾に行っているわけでもないし、普段は宿題しかやっていません。
最初は「Z会の問題集は、難しすぎるかな?」と心配でした。
でも、実際にグレードアップ問題集に取り組んでみて感じたのは、
- 基礎をしっかりおさえた内容になっている
- 基礎を習得した上で、しっかり頭を使わないと解けない「やや難しい問題」もある
ということ。
扱っている問題のバランスが良くて「さすがZ会だな~」と感じました。春休みの総復習のドリルとして、おすすめです。
この記事では、Z会の算数のグレードアップ問題集「計算・図形」と「文章題」の2冊を小学2年生が勉強した感想について書いています。
▽小学2年生の子供に選んだ、総復習ドリル
総復習におすすめのドリル「Z会グレードアップ問題集」の感想
小学2年生の総復習ドリルに、Z会のドリルを選びました
春休みの総復習に使ったのは、Z会のグレードアップ問題集です。
実はこのドリル、夏休み用として用意したもの。
夏休み時点で全問解けるわけでは無いので(まだ習っていない単元もあるから)、夏休み時期に少し勉強して、放置していました…(汗)
2年生が終わり、すべての単元が終わったので、総復習として取り組むことにしました。
Z会のドリルは【基礎+応用】の問題。総復習にぴったり!
このZ会のグレードアップ問題集は「グレードアップ」と名前についている通り、標準の問題より少し難しいです。
もちろん基礎的な問題もありますが、きちんと基礎を身に着けた上で取りくまないと解けない問題が多い印象です。
春休みに使ってみて「一年の総復習としてぴったりのドリル」だと思いました。
難しいけど、楽しく取り組める工夫がある
グレードアップ問題集は、少し難しいですが、難しすぎずで良問が多かったです。
問題の内容が「いかにも勉強」という感じの問題文ではなく、絵やお話が子供になじみやすいものが扱われており、勉強へのハードルを下げてくれたのも良かったです。
解説がしっかりしている
グレードアップ問題集の解説は別冊でついています。
- 別冊なので答え合わせしやすい
- 解き方や考え方のポイントがまとめられている
- 親がどういう視点で教えてあげればいいのかが載っている
ちょっとしたことですが、解説が別冊だと答え合わせの旅に問題集のページをひっくり返して確認する必要がないのでラクですね。
解説も丁寧で分かりやすかったです。親が教えるときのポイントも記載されていて丁寧な印象でした。
1000円以下の手ごろな値段が良い
算数のグレードアップ問題集は、「計算・図形」と「文章題」の2種類があります。
▽我が家は2年生のものを選びましたが、学年別に出ています。
それぞれ95ページで、1冊880円と手ごろな値段。Z会の通信教育は高いのに、ドリルや手ごろな値段で販売されています。
ドリル1冊目:「計算・図形」編の感想
最初に学習するなら基礎が多い「計算・図形編」がおすすめ
夏休みにやらなかった分を解かせてみようとページを開いてみると、なんと夏休み時点で、ほとんど終わっていました。
「計算・図形」編は基礎的な問題が多いです。
もし我が家のように2冊用意するなら「文章問題編」より「計算・図形編」から始めた方が、スムーズに復習できると思います。
計算・図形編には、
- 基礎的な問題
- 大きな数の計算問題
- 虫食い算
などの問題が用意されています。
基礎を確認しつつ、教科書よりも少し難しい問題に取り組みたい場合に、ぴったりのドリルです。
▽グレードアップ問題集の目次。学習が終わったらシールを貼るようになっています。
図形問題はイラスト豊富&考え方のヒントがあるから自分で解ける
図形問題は色付きイラストなどが多く用いられていて、子供が解きやすい工夫がありました。図形の問題は、自分で線を引いて考える必要があったり「今までとは違うタイプの問題」ですよね。
補助線を引いてみたり、展開図から箱の形を想像してみたり…。
つまづきやすい部分では、キャラクターから「こうやって、解いてみよう!」というヒントがあります。
子供たち、ヒントをもとに自分で解けたので「この問題はね、こうやって解いたんだよ~」と得意げに教えてくれました。
子供一人でも、道筋を立てて考えられるようなアドバイスが載っているのはいいですね。
そうそう、図形問題が苦手なお子さんには「ピタゴラスひらめきのプレート」という知育玩具がおすすめ。磁石プレートのおもちゃなんですが、展開図の仕組みを理解するのにとても役立ちました。
立体作品を作っているうちに、自然と展開図の仕組みを理解できます。
図形問題は、図形の「後ろ側」が見えないから、つまづきやすいですよね。紙について説明してもいいけど、実際に、その図形を作って説明してあげると分かりやすいみたいです。
ピタゴラスひらめきのプレートは、磁石プレートなので展開図を作って確認するのにぴったりです。
▽ピタゴラスひらめきのプレートの感想はこちら
解説には「親が教える上でのポイント」が載っていて良かった
グレードアップ問題集の解説は、とにかく丁寧で充実しています。実際に子供に教えてあげるとき、どんなことに気をつければいいのか詳しく解説がありました。
「こういう考え方があるよ」と教えても「まだ、それ習ってないよ~」ということ、時々あるんですよね。
Z会のグレードアップ問題集の解説には「まだ、☆☆の解き方は学習していないので、〇〇の解き方を教えてあげましょう」という説明があって、分かりやすかったです。
ドリル2冊目:「文章題」編の感想
文章題は応用力・考える力を伸ばしたい子におすすめ
文章題編は、計算・図形編に比べてレベルが高い問題が多かったです。
計算・図形編は基礎の確認が多かったのに対して、文章題は「考える力」「問題に合わせて答える力」が伸ばせる問題集だと思いました。
うちの子供たちの場合は、計算・図形編はほぼ大丈夫。
でも、文章問題になると「一応答えは出せるけど、記述が不十分だな~」と感じることがあります。
頭の中では分かっているようですが「答えを分かりやすく文章にまとめる」ことが苦手でした。
今回、文章問題を繰り返し解いたことで「こういう答え方をすれば、答えとして十分なんだな」ということが理解できたようです。
やっぱり回数をこなすのって大切ですね。
まずは短い文章題をひたすら解いていく
文章題のドリルは、最初は短めの基礎的な文章題から始まり、だんだん長めの難しいものへと進んでいきます。
文章を読んで、式を立てて、答えるという問題が1単元(2ページ)に4~6問ほどありました。
グレードアップ問題集といっても、最初は基礎的な問題から徐々に難しいものへとステップアップしていくので、文章題が苦手なお子さんでも取り掛かりやすいと思います。
長い文章問題には、解き方のヒントあり。子供一人で取り組みやすい
基礎的な単元が終わると、今度は長めの文章問題が増えてきます。長めの文章問題になると、ぱっと見ただけで「なんだか難しそう…!」という感じがするもの。
でも、グレードアップ問題集の場合は、少し長めの文章問題には、かわいいキャラクターのヒントがあります。
キャラクターのヒントは会話形式になっているので「こんな風に考えれば、解けそうだな」というのが、分かるんですよね。
ヒントを参考に、
- 道筋を立てて考えてみる
- 答えを出す
- 答えを簡潔に文章にまとめる
という練習を繰り返しました。
子供たち、うんうん悩みながらも、ヒントを参考に自分一人で答えを出すことができました。
子供のやる気を引き出す工夫があると良いですよね。
クイズを楽しむように、問題に取りかかれる
グレードアップ問題集には、推理クイズのような問題があります。
最初、いつかの条件があって、その条件を満たすように答えを出していくのですが「クイズみたい」と子供たちは喜んで解いていました。
文章問題のテーマは「おばけやしき」。おばけたちの話をもとに、おばけやしきの、どの部屋に、どのおばけが住んでいるかを当てていくという問題でした。
一般的な文章問題とは違って、それぞれの条件を満たすように答えを出さなければならないので、難しい問題でした。
でも、テーマが「おばけやしき」と子供がワクワクする内容なので、子供たちの食いつきが良かったです。長男も次男も算数の問題を解くというよりは、クイズを解いているかのように、楽しんで学習していました。
問題が面白いと、子供のやる気もアップしますね。
さいごに
今回、総復習に使った「Z会のグレードアップ問題集」。
グレードアップと名前にありますが
- まずは基礎の確認問題がある
- ステップアップとして、難しい問題もある
という構成でした。
ちょっと難しい問題を解くためには、やはり基礎をきちんと理解していないと解けません。きちんと基礎を理解して、自分の頭で考えられるようになってないと、応用がきかないですしね。
そういった意味で、グレードアップ問題集は「総復習にぴったりだな」と思いました。
グレードアップ問題集の算数は「計算・図形」と「文章題」の2冊があります。
文章問題は、学校のテストでは出てこないような長め&条件の多い文章問題が多く、子供たちの考える力がぐっと伸びたなぁと感じています。
以上、Z会のグレードアップ問題集の感想でした。
Z会のドリル、初めて利用しましたが大満足でした。コスパ良いと思います。
▽こちらは、2年生のもの。学年別に取り扱いがあります。
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「計算・図形」の方が「文章題」よりも、基礎的な問題が多いです。基礎的な部分が既にしっかりと習得できているお子さんには「文章題」を選ぶと、考える力が伸ばせると思います。
逆に「もっと基礎から丁寧に復習したい」という場合は、最初から文章題を選んでしまうとだいぶ難しく感じると思うので「計算・図形」から始めた方がよいです。