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小学3年生は学力の開きが出る学年だと痛感。家庭学習で意識したこと。

小学生の家庭学習

「小3の壁」という言葉を知っていますか?

小学3年生になると急に勉強が難しくなるので、つまづく子が多いそうです。

1~2年生までは算数と国語ばかりで教科も少ないし、基礎中の基礎という感じなんですよね。でも、3年生からは教科も増えるし、ぐっと難しくなってきます。

私が「小3の壁」という言葉を知ったのは、子供が小学3年生になってすぐのこと。

「なんか、急に難しくなったんじゃない!?」と感じて色々と調べて、小学3年生の学習は1~2年生の頃よりぐっと難しくなり、つまづくお子さんも多いと知りました。

▽当時、書いた記事

初めての子育てで手探り状態でしたが「これから、難しくなるんだな。今まで以上に、きちんとフォローしないと…。」という心づもりでいれたのは、良かったと思っています。

私が気を付けたのは「基礎をしっかり習得できているか、日々気に掛けること」でした。

今、子供たち(双子)は小学4年生。

テストもほぼ満点だし、基礎的な学力はついているみたい。(少し前に受けた日能研の全国テストでは偏差値55でした。)

小3の壁は無事クリアできたかな…と思っています。

▽日能研の全国テストの結果

我が家の場合は、地道にコツコツやっただけなんですが、具体的にはどんなことに気を付けたのかまとめておきたいと思います。

同じように子育てに悩んでいる方の参考になったら、嬉しいです。

【2024年追記】公立中高一貫校に合格しました

その後、公立中高一貫校を受検し2024年に二人(双子)とも合格しました。小6からZ会を受講し、塾なし家庭学習で勉強を進めました。詳細は「中学受検」のカテゴリにまとめています。

小学3年生の壁を実感した理由

教科数が増える(理科・社会・外国語が始まる)

まず、3年生になると教科が増えて

  • 理科
  • 社会 
  • 外国語(英語)

が始まります。

1年生のころは「生活」という教科で理科・社会と似たような勉強をしていましたが、3年生以降はさらに詳しく学ぶようになります。

また、外国語は専任の外国人講師による授業が始まりました。(東京の公立小学校に通っています)

1~2年生の頃は、算数と国語の時間が多いんですよね。毎日2時間ずつあることも。

我が家のの子供たちの場合、低学年の頃は「今日も算数と国語ばっかりだ~」と、嫌がることも多くて。

自分たちで図鑑や本を読むのが好きで理科や社会が始まるのを楽しみにしていた子供たち。3年生になってから、スムーズに学習に取り組めました。

また、それまで国語と算数ばかりだった授業に、週に数回、理科と社会が増えたことでメリハリがついたみたい。学校に楽しそうに行くようになりました。

と、我が家の場合は教科が増えたのがプラスに働きましたが、お子さんによっては、つまづくきっかけになることもあるようです。

1~2年生の頃の算数と国語をゆっくり習うペースが好きだったお子さんにとっては、新しい教科が始まることで、刺激になりつつも、今までと違う内容に苦手が増えてしまう場合もあるようです。

子供が楽しく学べるように

と、「もっと知りたい」と思える気持ちを育ててあげるといいですよ。

(もちろん、先生も楽しい授業になるよう、いろいろ工夫をしてくださっていますが)

【参考】子供たちが低学年のころ、よく読んでいた本。絵本に図鑑、歴史マンガなどいろいろ読んでいました。

漢字の画数が増えて、ぐっと難しくなる

3年生で習う漢字は、画数が増えてぐっと難しくなります。

1~2年生のころは、本当に基礎的な漢字だったので「こんなに画数の多い漢字、3年生で習うんだっけ!?」と少し驚きました。

そして、子供たちの小学校の場合、漢字の宿題は毎日のように出るし、漢字のテストもマメにあります。

うちの子供たちは漢字の学習があまり楽しくないようで、他の宿題より嫌がることが多いです。画数が多くなると、書き取りの練習も面倒だし「手が疲れるー!」って騒いでいます。

ただ、小学1年生のころに「漢字の成り立ちがわかる本」を用意してからは、

  • 成り立ちを知ることで、漢字に興味がわいた
  • 習った漢字が含まれた単語が載っている

ので、宿題に取り組みやすくなりました。

4年生の漢字の宿題でも、今まで同様に、新しい漢字を使った単語や文章を書く内容が出ています。

嫌がりつつも、前よりはスムーズに学べている漢字。漢字なりたちブックにはだいぶ助けられています。(我が家ではセットで購入しましたが学年ごとに1冊ずつ購入できます。)

▽詳細レビュー

もちろん、時間があるときは国語辞典を使って調べるように声をかけています。

国語辞典

【2024年追記】現在は改訂版が出ています

国語辞典も子供が使いやすそうなものを選んだつもり。ただ、なりたちブックの方が、1ページに漢字1文字ずつ要点がまとまっていて便利なので、子供は漢字なりたちブックに頼ることが多いです。

「辞典も使った方がいろんな言葉を知れるのにな~」と何度も思うんですけどね。でも、子供本人は日々の宿題をこなすだけで、余裕がないのも事実。

子供がストレスを感じずにサクサクと漢字学習を進める上で、漢字なりたちブックは便利です。

漢字なりたちブック

算数も「考え方」を重視するようになった

算数も難しくなり、学校では3冊のノートを使い分けるようになりました。具体的には

  • 「考え方」をまとめるノート
  • 問題を解くノート
  • 宿題を解くノート

です。

1~2年生までの授業の進め方は、板書をして、先生から教えてもらう…という感じでした。

でも、3年生からは「考え方ノート」を用意して、

  • 「なんでこうなるんだろう?」
  • 「他の解き方はできないかな?」
  • 「お友達の考え方」
  • 「解いてみて、気づいたこと」

などを記入するように。

今まで以上に、自分の頭でしっかり考えて、解いていく進め方になりました。

子供たちは公立小学校に通っているのですが、毎回、新しい単元が始まる前にプレテストがあります。そして、結果に応じてクラス分けがあります。授業は、各クラスの習得度に合わせて進め方が変わります。

全員がきちんと基礎を習得できるように、そして基礎が比較的身についている子には考え方を発展させるためにクラス分けをしているそうです。

そうそう!

3年生の学習をするうえで、2年生の基礎をしっかり身に着けておくのは大切ですが、加えて「ちょっと難しい問題集」を解いておいたのが良かったな~と感じました。

ちょっと難しい2年生の問題集で総復習するのがおすすめ。

うちはZ会のグレードアップ問題集(書店で1冊1000円くらいで購入できる)をやりました。

グレードアップ問題集の算数は「文章題」と「計算・図形」の2冊があります。両方取り組みました。文章題は結構難しいので「計算・図形」をまずは解いてみるのと取り組みやすいです。

グレードアップ問題集の詳しいレビューは別記事にまとめています。

家庭学習で意識したこと

コツコツ基礎を積み上げる

3年生になり、学習は難しくなってきますが、大切なのは基礎を固めること。

ずは、基礎をコツコツやっていけば、大丈夫です。

我が家の場合は、塾や公文には通っていないので学校の宿題を中心に「丁寧に、しっかりやる」を意識させました。

具体的には

  • 間違えた問題は、間違えた理由や正しい答えが分かるまで解きなおす
  • 漢字はきちんと書き順も意識する
  • 分からない単語は辞典などで調べる
  • 興味があることは、本や図鑑で詳しく調べてみる
  • 余裕のある夏休みなどには問題集を買って演習をする

などです。

3年生までは、平日は宿題以外の勉強はしていませんでした。英語はオンライン英会話を週一回習っていますが、算数や国語については自宅学習のみ。

お友達には公文に通っている子もたくさんいるし、もっと学習時間の長いお子さんも多いです。

でも、我が家の場合は「一つ一つ丁寧にやる」というスタイルで基礎をみにつけさせました。3年生のテストも、ほとんどが100点だったし、このやり方で良かったのかなと思っています。

あと、子供が興味を持ったことについては、図書館で私が本を借りたりして「さらに学べる」環境を整えるようにしました。本好きな子供たちなので、すごい勢いで読んでいました!

ちなみに、4年生以降は中学受験も視野に入れたのもあり「もっと問題数に取り組んだ方がいいかな…」と思ったので、「がんばる舎」という通信教育を始めました。(4年生の5月から始めました)

がんばる舎

がんばる舎は公文式に似たプリント学習のもの。

余計な付録はなくて月額1000円以下なんですが、

  • 教科書に沿った基礎的な問題が解ける(テスト対策にもなる)
  • 考える系の問題もある
  • 読み物もある

と、バランスがとれていて気に入っています。

ただ、こちらは超基礎的な問題がメイン。基礎固めには良いですが、基礎が出来ているお子さんには簡単すぎると思います。

テスト答案は、毎回一緒に復習

小学校のテストはかなりの頻度であるので「あ、またテストの答案持ち帰ってきたんだな」という感じです。

枚数が多いと確認するのが遅くなってしまうこともあるけど、数日中に必ず子供と一緒に確認するようにしています。

具体的には、

  • どうして間違えたのか?
  • 正しい解き方は分かったのか?

を必ずチェックしています。

子供たちの学校の場合、「間違いの多かった問題」の解説は先生がしてくれますが、すべての解説をしてくれるわけでは無いです。解説シートを渡されて、自分で確認するように言われています。

子供に「間違えた理由、分かった?」と質問すると、きちんと確認しておらず、分からないままになっていることも多々ありました。

これは、まだ小学3年生だし仕方がないと思います。親が一緒に見て、確認の仕方を教えてあげる段階だと思うんです。

テストの枚数が多いと、毎回チェックするのは正直面倒…。でも、これをきちんとやらないとつまづく原因になるので必ず確認しています。

間違えたテストはとっておいて(100点のは捨てています)、また日にちをあけて正解するまで繰り返しをすることも。

こんな風に書くと、結構ちゃんとやっているような印象かもしれませんが、実際には私のパソコンデスクのとこにテストを放置しておいて、ふと気づいたときに「あ、そうだ、あのテストもう一回やってみようよ!」という雰囲気でゆるくやっています。

面倒でも地道にコツコツやるのが、結局は早道なのかなと思います。

以上、小学3年生の壁の感想や、我が家の学習方法についてでした。

【2024年追記】

その後、コツコツとマイペースに家庭学習を継続。塾なし家庭学習で(6年生からはZ会の公立中高一貫校対策講座を受講)、公立中高一貫校に合格しました。

親(私)がかなりフォローしましたが、自分たちのペースで受検勉強を楽しみつつ取り組めたのは良かったです。