幼稚園児の子供を二人連れて沖縄旅行へ行ってきました。
沖縄へは羽田から2~3時間。子連れ飛行機デビューには程よい距離ですよね。ただ、初めての飛行機なので心配もたくさんありました。
具体的には、
- 子連れで過ごしやすい座席はどこ?
- 飛行機のトイレ、子供でも大丈夫かな…
- 食事はどうしよう
- うるさくしないために、どうやって過ごそう
- 持ち物は何が必要?
子連れの場合は、大人だけと違って悩みが付きません…。
結局、子供は初めての飛行機に喜んでいたし「飛行機に乗った!」というだけで沖縄旅行がぐっと思い出深いものになったようです。
今回は実際に経験して分かった「子連れフライトのあれこれ」について、まとめています。
子連れで飛行機に乗る際、おすすめの席
まずは、飛行機の席について。
- 窓側にするか、通路側にするか
- 前方にするか、後方にするか
- トイレの近くが良いのか
など、悩みますよね。
どの席がベストなのかは、子供の年齢や性格によって違います。
飛行機は「窓側の席が人気」というイメージがあります。ただ、子連れの場合は別です。それぞれの席のメリット・デメリットを解説していきます。
子連れフライトで窓側の席
【メリット】空の景色が見えて子供はニコニコ
飛行機の中で人気がある窓側の席。窓側の席のメリットは「空の景色が楽しめること」でしょう。
普段は見れない空からの景色。雲を見たり、飛行機の羽を見たり(席の位置にもよりますが)、お楽しみはいっぱいです。
我が家の子供たちも「窓側の席に座りたい」タイプ。窓側の席がとれたときは、フライト前から楽しみで仕方ないようです。もちろん、フライト中も、ニコニコです。
ただ、子供の人数と同じだけ窓側の席が取れれば良いのですが、そうはいかない場合もあります…。
その時は「30分で交代しようね」と話して、席を交代しています。交代の意味を理解して「待てる」お子さんの場合は問題ないのですが、待てなくて揉めてしまうような場合は、ちょっと大変かもしれません(汗)注意点としては、そのくらいだと思います。
【メリット】授乳がしやすい
窓側のメリットは、人の出入りがないこと。通路側に比べて周りが気になりづらいので、落ち着きます。
赤ちゃんと一緒で授乳が必要な場合は、通路側だと人目が気になりますが、窓側ならOK。
ミルクの場合は、窓側でも通路側でもどちらでも大丈夫です。
【デメリット】席の出入りがしづらい
窓側のデメリットは、出入りがしづらいこと。トイレや荷物の出し入れをしたいとき、隣のお客さんが気になります。ただ、隣の席も家族なら問題ないです。
他のお客さんと隣り合う場合は、おむつ替えなどで出入りすることも考えて、窓側と通路側のどちらが良いか決めましょう。
子連れフライトで通路側の席
【メリット】席の出入りがしやすい
通路側の席のメリットは、何と言っても席の出入りがしやすいこと。
トイレも行きやすいし、子供がぐずって気分転換のために席を立ちたいときなども気兼ねなく出入りできます。隣のお客さんを気にせずに済みます。
動きたがる子供と一緒の場合は、おすすめの席です。
【メリット】棚の手荷物を取り出しやすい
通路側の席なら、上の棚に収納した手荷物を気軽に取り出せます。
もちろん、すぐに必要になりそうな荷物は、座席下に準備しておくのが基本です。もしものときに、さっと動けるのは通路側の席の良さです。
ただ、窓側の席だっとしても自分で取り出しづらい場合はフライトアテンダントにお願いして荷物を取り出してもらうこともできます。
そういった場合に備えて、飛行機で使いそうな荷物は一まとめにしておくと安心です。
【デメリット】空の景色が見えない
でも、飛行機の中には気軽に空の景色を楽しめるスポットがあります。それは飛行機の後方などにある窓。後方のトイレ付近にあることが多いです。
トイレへ席を立つタイミングにチェックしてみてくださいね。
【デメリット】授乳しづらい!ミルクなら問題なし
二つ目のデメリットは授乳がしづらいこと。もちろん、授乳ケープを利用すれば問題ありません。ただ、窓側の席に比べるとやはり人目は気になります。
ミルクの赤ちゃんの場合は、問題ありません。
通路側の席はフライトアテンダントにミルクの調乳を頼みやすいです。
子連れフライトで前が壁になっている席
【メリット】足元が広い・子供が前の座席を蹴る心配なし
【メリット】ベビーベッドが設置できる
ベビーベッドは、この席以外には設置できません。
ちなみに、ベビーベッドは事前に予約をする必要があります。
【デメリット】足元に手荷物をおけない
前が壁になっている席のデメリットは、手荷物を足元に置けないこと。他の座席であれば足元に(前の座席の下に)手荷物を置くことができます。
でも、前が壁になっている席の場合は、安全上の観点から全て上の棚にしまう必要があります。
育児グッズがたくさん必要な子供の場合、この席は避けた方がいいです。
もちろん、必要な場合は上の棚から取り出すことができます。使いたいときに、さっと取り出せるようエコバッグなどにひとまとめにしておきましょう。
座席指定のコツ
まずは家族で一緒に座れる席を確保する
飛行機の席の位置は悩みますが、一番大切なのは「家族で一緒に座れること」だと思います。
混んでいる時期や予約が遅くなってしまうと、既に多くの席が埋まっていて、意外と家族並んで座れない場合があります。
直前割のツアーを選んだりすると、こういう事態に陥ります…。
まずは、飛行機がきまったら、すぐに座席指定をするのが大切。
出発日が近づくにつれて指定できる座席(=空いている座席)はどんどん減るので、すぐに予約しましょう。
家族で席が離れる場合
指定できる席が、離ればなれの席しかない場合もあります。まずは、その時点でベストだと思う配置でいったん指定をしてしまいます。
空席状況は日々変わるので、毎日何度かチェックしてみましょう。一度座席を指定しても、より希望に近い配置で空席が見つかったら指定し直しましょう。
サポートデスクに相談して調整してもらう
また、航空会社のサポートデスクにお願いするのもおすすめ。
我が家では、子供と隣の席が確保できずJALスマイルサポートデスクに調整してもらいました。事情を説明すると、空席の調整をして、家族一緒に座れるように手配してもらえる場合もあります。
調整できる座席数は限られています。早めに相談しましょう。
ただ、いつでも調整可能なわけではありません。
我が家の場合は2度依頼したことがあります。1度目は調整してもらえましたが、2度目は調整できる席がなくて無理でした。「調整してもらえたらラッキー!」くらいの気持ちで考えておきましょう。
子連れフライト搭乗前に絶対やること
子連れフライトで搭乗前に絶対やるべきことは
- オムツ替えをする
- 子供をトイレに連れて行く
ことです。
そして、出発前に自宅で「飛行機のトイレの使い方を教えておく」ことも大切です。
子供に飛行機のトイレの使い方を説明しておく
飛行機のトイレは家やお店のトイレとは、使い勝手がだいぶ違います。私は子供と一緒に初めて飛行機に乗る前に、以下のことを繰り返し教えておきました。
- 飛行機のトイレは狭くて仕様も違う
- 数が少ない
- 行列で待つことも多い
- 使える時間も限られている
- 飛行機が揺れると急に使えなくなったりする
当日説明するよりも、旅行前に「飛行機のトイレって〇〇なんだよ」と何度も繰り返し話しておきました。子供なりに、理解&納得する時間が必要だと思ったからです。
実は、我が家の長男は、いつもトイレに行きたがらずギリギリタイプ。おもらしの心配がありました(汗)毎日のように、おもらしをする子だったので「この調子だと飛行機で漏らしそうだなぁ」と、とても心配でした。
オムツをつければ安心ですが、普段はパンツですしね。子供にもプライドがあります。よって、事前に詳しく飛行機のトイレ事情について話をしておきました。
すると、普段は何度も「トイレ行こう!」と誘ってもギリギリすぎておもらしすることが多いのに、、機内では早めにトイレに行って無事沖縄へ到着できました!
私としては、旅一番の心配は長男のおもらしだったので、ほっと胸をなでおろしました。やっぱり、飛行機って子供にとっても特別な存在なんですね。
機内でのオムツ替えはとても大変
機内のトイレはとても狭いので、オムツ交換はとても大変です。また、機内のトイレ全てにオムツ替えシートがあるわけではありません。
狭くて大変な上に、オムツ替えシートは小さめ。3か月くらいの赤ちゃんだったら大丈夫だと思いますが、1歳近いお子さんだと体型的にも厳しいです。
また、混んでいる時は待つこともあるし、離着陸時もしばらく使えません。「オムツがもう少しパンパンになってから替えよう」と思っていると漏れたりするので気を付けたほうがいいです。
沖縄へは飛行機で2~3時間の旅。搭乗前にオムツ替えを済ませておけば、機内でオムツ替えをしなくて済む場合も多いです。
こればっかりは、赤ちゃんの出す量によりますけどね…。できるだけ機内でオムツ替えしなくてすむように搭乗前に必ずオムツは替えをしておきましょう。
優先搭乗について
優先搭乗した方が良い場合
小さな子供と一緒の場合は、優先搭乗することができます。優先搭乗することで
- 待ち時間が少ない
- 周囲が空いているので、荷物整理がしやすい
というメリットがあります。
赤ちゃんが寝ていたり、子供が疲れていて早く席に座らせたい場合には優先搭乗するのがおすすめ。
優先搭乗しない方が良い場合
でも、元気いっぱいで走り回りたい子供を連れて優先搭乗するのはやめた方がよいと思います。
動き回りたいタイプの子供と一緒の場合は、むしろ最後の方に搭乗するのがおすすめ。
飛行機って乗ってからも離陸するまでには、わりと時間もかかるものです。できるだけ「じっとする時間」を短くできるようにするのも機内で快適に過ごすコツです。
フライト前の食事について
食事をいつ食べるかはフライトの時間によります。
注意したいのは、乗り物しやすいお子さんの場合です。食べる量と時間に注意が必要です。酔い止めを服用する場合は、搭乗の1時間前までに飲ませておきます。(すぐには効きません)
- 乗り物酔いする場合は、食事量と時間に注意
- 酔い止めは遅くても搭乗1時間前までに飲ませておく
我が家の子供たちは、二人とも乗り物酔いが酷いです。車に乗ると、ほぼ100%の確率で酔います。ただ、飛行機ではあまり酔うことが無く、揺れが酷いときのみ酔っています。
乗り物によって、酔いやすさは変わるもの。初めてのフライトの場合は、乗ってみないと分かりませんが「備えあれば憂いなし」ですよ。
ちなみに、乗り物酔いを軽減するメガネを使っています。正直、効果は人によってかなり違うようですが、Amazonで2,000円ほどで買えるので試してみるのもおすすめです。
▽使った感想
我が家の子供たちは、乗り物酔いするタイプ。食事はすごく気を付けています。
早朝フライトの朝食について
我が家の場合は、出発日にも出来るだけ観光の時間をとりたいので早朝の飛行機を選ぶことが多いです。
早朝フライトの場合、沖縄につくのは昼前。朝食は自宅で軽く食べてから、空港へ向かうのですが、自宅と空港の移動時間を考えると、朝食は5時前になってしまいました。
普段よりだいぶ早い時間の朝食なので、飛行機に乗る時間にはお腹がすき始める時間になってしまいます。そのため、機内でも食べやすい、おにぎりかパンを持っていくのが定番です。
ちなみに、早朝フライトの場合は先に空港に移動してから、空港で朝食をとる場合もあると思います。でも、朝ってトイレの回数増えますよね!?我が家の場合は、朝食後にトイレへ行くよう生活のリズムをつけているので、早朝フライトの場合でも家で食べさせるようにしています。
その方が、子供はゆっくり家でトイレを済ませられます。親も子供も気持ちに余裕が持てます。早起きは辛いですが、同じリズムで食事・トイレを済ませるというのも良いですよ。
子供のぐずり対策に軽食を準備
子供はお腹が空くと、ぐずりやすいですよね。機内でも食べやすい
- おにぎり
- パン
- 小分けのお菓子
- 飲み物
を必ず持参しましょう。
おにぎりなどの軽食は空港でも売っていますが、持参するのがおすすめ。
空港のレジは混んでいたり、意外と種類も少なく子供好みのものが無い場合もあります。また、空港に慣れてないと、移動や手続きで時間もかかったりします…。
食べ慣れたものを持参する方が、大きな荷物を持って食料調達をしなくて済むので、結果的にラクです。
▽沖縄到着後、空港内でささっと食事をとるなら「空港食堂」がおすすめ
子供と機内で快適に過ごすコツ
子供と一緒に飛行機を楽しむためには、搭乗中の過ごし方にもコツがあります。
耳ぬきのやり方
小さな子供は、うまく耳ぬきが出来ないことが多いです。やり方はいくつかあるので、子供に合った方法を試してみてください。
耳ぬきをするタイミング
【離陸時の耳ぬきのタイミング】
離陸時は、飛行機が動き始めてから、耳ぬきを始めます。
【着陸時の耳ぬきのタイミング】
着陸時は、着陸予定時刻の30分ほど前から高度を下げることが多いそうです。そのころに、タイミングを合わせるのがポイントです。心配な場合は、事前にCAに着陸のタイミングを教えてもらえるよう頼んでみましょう。
【授乳する・おしゃぶりを使う】※赤ちゃんの場合
赤ちゃんの場合は授乳することで、うまく耳ぬきができます。授乳時間を離着陸の時間に合わせられればベストですね。お腹が空いていない場合は、おしゃぶりを使うといいです。
粉ミルクの場合は、キャビンアテンダントにお湯をお願いできます。でも、離着陸が始まる直前だと、キャビンアテンドも着席する必要があるため、少し余裕をもってお願いしましょう。
【飲み物を飲む】ペットボトルの飲み物を準備しておく
大人なら、つばを飲み込むことで耳ぬきができますが、子供だとうまく出来ないことも多いです。子供には、離着陸のタイミングで飲み物を飲ませると、うまく耳ぬきできることが多いです。
尚、機内では飲み物のサービスはありますが、離陸して飛行機が安定飛行してからのこと。耳ぬき用としてペットボトルの飲み物を用意しておきましょう。
【飴をなめる】子供には棒付きキャンディがおすすめ
飴ををなめさせるのも耳ぬきに効果があります。子供には棒付きキャンディを用意すると安心です。飛行機が揺れた際に、間違って飲み込んしまうのを防げます。
エコノミー症候群を防ぐためのポイント
沖縄へのフライト時間は2~3時間程度。海外旅行に比べて短いですが、エコノミークラス症候群を防ぐためにも、適度に水分補給をさせたほうがいいです。
子供にあんまり水分を取らせるとトイレ問題も出てくるので心配ですが、水分を制限しすぎるのは、体のためによくないです。東京~沖縄の場合、食事は出ませんが、機内サービスでドリンクの提供もあります。
子供のドリンクはフタつきの紙コップ&ストローで準備してもらえます♪
(この写真はJALを利用したときのものです)。フタ付きなので、こぼれる心配がなく安心できました。
持参した、おもちゃ&お菓子でフライトを楽しもう!
子供と一緒のフライトに欠かせない、おもちゃやお菓子類の話。フライト中はに遊びやすいおもちゃを用意して、時間をつなぎましょう。
JAL便は、おもちゃのプレゼントがあるよ
- しまじろうの工作ブック
- 布製飛行機のおもちゃ
- 飛行機の模型(プラスチック)
- 木のおもちゃ
- 飛行機のシールブック
- 飛行機の工作セット
- 子供用のヘッドフォン
などなど。いつも3~4種類くらいの中から選べます。
前回もらった子供用ヘッドフォンが意外と良くて、家でも使っています。フライト中にも大活躍でした。おもちゃもいいけど、こういう実用的なものだと、小学生くらいの子は嬉しいみたいです。
機内サービスのおもちゃ、工作は意外と作りづらい…
機内サービスの子供用のおもちゃって、機内でのお楽しみとして(暇つぶしとして)配っているんだと思いますが、工作系は「家で作った方がいいな」と思いました。
機内の小さいテーブルで作業させるのも、狭くて大変だし、小さなパーツもあったりで、大人が手伝わないと完成できないレベルでした。機内だから、のりやセロテープもないから、うまくパーツがはまらない(汗)何度やっても、すぐにとれちゃって、子供は残念そうにするし、小さなパーツをなくしそうだしで、大変でした。
着陸前には必ず子供をトイレに連れていく
飛行機のトイレは数も少なく、使用できる時間も限られています。離着陸時や揺れが大きい際には、利用できなくなってしまうので、余裕をもってトイレに連れていくようにしましょう。
そして、着陸時、空港が混んでいて着陸時間が遅れる…ということもあります。
着陸時間が遅れてトイレを使えず、子供がもらしそうになり、焦りました…。
天気もよく順調にフライトし、もう少しで沖縄につく!と思っていたのですが、那覇空港が混んでいて飛行機が予定通りに着陸できなかったんす。
予定より、30程度遅れての着陸。着陸のアナウンスが入った時点では、トイレの心配がなかったのですが予想外の遅れによって、おもらししそうな事態になりました。
「やっとトイレが使える!」と思ったのもつかの間、こんどは降りるお客さんが一斉に立つので通路は混んでいてトイレにたどり着けない…。人をかき分けてトイレに行くのは本当に申し訳なくて…。でも、子供はもう1秒たりとも我慢できないような状態だし、トイレまでの数メートルが、ものすごく遠く感じました。
だから、絶対に着陸前には子供をトイレに連れていく!我が家の教訓です。
さいごに
初めての子連れフライトは心配なことも多いけど、準備をしっかりしたら、あとは空の旅を楽しみましょう!困ったら、CAに相談するのもいいと思います。きっと、慣れていてすぐに対応してくれますよ~。
子供と一緒に、空の旅を楽しみましょう♪
▽那覇空港には、さっそくお魚が待っていますよ!
【こんな記事も書いています】
▽沖縄旅行の記録。西海岸の大型リゾートホテルを利用しました!子連れにぴったりでしたよ。
▽沖縄旅行の記録。ホテル日航アリビラ、冬なら高級リゾートも安く泊まれました。
▽熱帯魚がいるビーチなら、サンマリーナビーチが超絶おすすめ!最高の景色が楽しめます。
▽沖縄旅行の持ち物リストはこちら。
▽沖縄旅行にいつ行く?4人家族の旅行費用も公開しています。安く旅するコツも!