子供が小学3年生になり、国語では「国語辞典の引き方」を習い、授業や宿題で辞典を使う機会が増えました。
ひとくちに国語辞典といっても多くの種類があります。購入する際に気を付けたのは、
- 初めて使う子供でも調べやすい(引きやすい)
- 長く使える
こと。
そして、小学館の例解学習国語辞典〔第十一版/ドラえもん版〕を選びました。
▽2024年追記:現在は改訂版が出ており、最新版はこちらです。
実際に使ってみて
- ツメが工夫されており語句を調べやすい
- 解説に写真やイラストも多く、理解しやすい
と、満足しています。
今回は、小学生の初めての国語辞典選びのポイントと、選んで良かった辞典の感想をまとめました。
小学生におすすめの国語辞典と選び方
国語辞典には小学生用のものがあり、初めて辞書を使う子供には、小学生用のものがおすすめです。
理由は、
- 子供でも分かりやすい簡単な言葉になっている
- 漢字に読み仮名がふってある
- 写真やイラスト、表での解説が多い
- 同じような言葉の使い分けの説明がある
などの工夫がされているからです。
ただ、デメリットは、小学生用の国語辞典の収録語数は限られているので、中学生になると買い替えが必要になること。
「それなら、最初から長く使えそうなものを選べばいいんじゃない?」とも思いましたが、小学生には簡単な言葉で説明してあって、理解しやすいことが大切なんですよね。せっかく辞典を引いて調べても、理解できなかったら意味ないので…。
実際にいくつかの小学生用の国語辞典を見比べてみると、写真や図・イラストなどが多く用いられているのもいいし、ちょっとしたコラムがあって読むのも楽しいし、国語辞典だけどちょっとした図鑑のような感じの仕上がりになっていて、驚きました。
国語辞典も進化しているんですね~。
「やっぱり小学生には小学生用の国語辞典がいいね!」と納得して、国語辞典を選ぶことができました。
私が選んだ国語辞典は、小学館の例解学習国語辞典〔第十一版/ドラえもん版〕
小学生用の国語辞典にも色々あるので、Amazonや書店の試し読みページでひたすら中身を比較しました。
最近の小学生用の国語辞典はカラーのものが多いです。コラムや写真も多くて、読んでいて楽しいのがいいですね。
最終的に選んだのは小学館の国語辞典ですが、他にも良さそうなのがあったので記録しておきたいと思います。
候補にあがった小学生用の国語辞典は3つでした
最終的に悩んだのは、この3つの国語辞典です。
このどれにするか、かなり迷いました。
- 新レインボー小学国語辞典 改訂第6版
- 三省堂 例解小学国語辞典 第七版
- 例解学習国語辞典〔第十一版/ドラえもん版〕←結局、これを購入しました。
まずは、新レインボー小学国語辞典。この辞典の収録語数43,300です。他の小学生用の国語辞典より、収録後数が多いです。また、小型版とワイド版があるから、自分好みのサイズを選べるのもいいなと思いました。
スタンダードな小学生用の国語辞典といった印象を受けました。
結局私は新レインボー小学国語辞典を選びませんでしたが、口コミ数も多いし、口コミも高評価なので、小学生用の国語辞典としてはおすすめだと思います。
***
続いて、2冊目がこちら。三省堂の国語辞典です。学校で紹介された国語辞典も、こちらと同じものでした。
収録語数は36500語と、さきほどの新レインボー小学国語辞典よりは少な目ですが、小学生の国語辞典としては一般的な収録後数です。
特長は、だれにでも読みやすいUDデジタル教科書体が使用されていること。
Amazonの商品紹介より引用:
新たに1,000語を追加して、類書中最大級の36,500語を収録。だれにでも読みやすいUDデジタル教科書体、見やすい紙面。総ふりがなで、1年生から使える。楽しくためになる、380のコラム。豊富なイラストで、楽しく調べられる。わかりやすい解説と豊富な用例で言葉の理解を助ける。「百人一首」「新いろはがるた」ポスター付き。
こちらの公式ホームページで試し読みができます。
文字組や色合いも良くて使いやすそうだなと思いました。
結局、小学館の例解学習国語辞典を選んだ理由
色々と迷いましたが、結局私が選んだのは例解学習国語辞典〔第十一版/ドラえもん版〕です。
選んだ理由は
- 文字が見やすい。単語が見つけやすい。
- 他のカラー辞典より、色合いが落ち着いている。目が疲れないのが良い。
- コラムや解説が充実している
- 子供がドラえもんが大好きだから、意欲的に使ってくれそう
です。
小学館の公式ホームページの「試し読み」から国語辞典の中身をチェックすることができます。
※著作権の関係上、国語辞典の中身をブログで紹介することはできません。詳細は公式ホームページをどうぞ。
まず、ぱっと見て感じたのは「すごく見やすい!」ということ。
他の国語辞典は、カラフルすぎて少し目がチカチカする感じもありました。でも、こちらの国語辞典の場合は大丈夫。ドラえもんのブルーが基調カラーになっているからなのかな?
あかさたな…の見出し文字も、大き目に装飾されているので、パッと見てすぐに分かるし、単語が見つけやすいのも、初めて国語辞典を使う子供にぴったりだなと思いました。
ときどき出てくるドラえもんもかわいい♪ドラえもん大好きな子供が食いついて、やるき満々です。
***
ちなみに、例解学習国語辞典〔第十一版/ドラえもん版〕には、他のデザインのものもあります。(※デザインが違うだけで、中身は基本的に同じみたいです。)ドラえもん版が特別版のようで、ドラえもん版の方が100円ほど高いです。
基本的に、ドラえもん版と上記のものの中身は同じです(もちろん、ドラえもんは出てこないけど、収録単語数などは同じです)。
ただ、こちらにはコナンの特別小冊子がついています。コナンが好きな子には、こちらの方がおすすめかもしれません。
キャラクター物はどうかと思ったけど、結果的には良かった
小学生用の国語辞典、色々種類があって迷いましたが、納得のいくものを選べて良かったです。
「国語辞典が使いやすいかどうか?」「進んで使いたくなる辞典か?」で子供の「辞典で調べてみようかな」と思う気持ちも、変わってくると思います。
それぞれのお子さんに合わせた辞典選びをするのがポイントなのかなと感じました。
我が家は、ドラえもんというだけで、かなりやる気がアップしました。「キャラものは避けた方が良いのでは?」とも思いましたが、辞典の内容も良いし、ドラえもんで楽しく学べているしで、選んで良かったです。
【追記】実際に使い始めて気づいた「使いやすい」理由
実際に例解学習国語辞典〔第十一版/ドラえもん版〕を子供たちが使い始めて気づいた、この国語辞典の良さがありました。
子供たちの学校では、国語辞典がたくさん用意されていて、授業のときに借りることができます。
もちろん、自分の辞典を使いたい子は自分の国語辞典を持って行くのですが、うちの子供たちは学校の辞典を借りています。(毎回、持参するのは重いし、学校に置いておくと家で使えなくなってしまうので。)
学校の辞典と家の辞典を使い比べて、長男が「このドラえもんの国語辞典の方が、学校の国語辞典より使いやすいよ」と言っていました。
ツメ(あかさたな…を調べるために、色付けされた部分)が、学校の辞典より詳しく色付けされているので、早く調べられるそうです。
上の画像を例に見てみると「は」の段は緑になっていますよね。でも、その緑の部分の中で黒く段々に色がつけられていて、は・ひ・ふ・へ・ほの始まりがどこか分かるようになっています。
例えば、「ふ」を調べたいときは「は」の緑のとこの3段目の黒い部分を見ればすぐに調べられます。
ちょっとしたことですが、早く言葉を見つけることができるので、便利だそうです。
大人にとっては、辞典を引くことは大変なことではないけど、初めて国語辞典を使う子供にとっては「調べるときのワンアクションが減る」だけで、使いやすさもアップするし、辞典を使う事への心理的なハードルが下がるのもいいなと思いました。
お目当ての言葉をなかなか見つけられないと「国語辞典を引くの、面倒…」って思ってしまいますよね…。でも早く見つけられると「国語辞典で調べてみようかな」という気持ちになりやすいと思うんです。
実際に使い始めて、子供が「使いやすい」と話してくれているので、これを選んで良かったな~と改めて思いました。
以上、小学生の国語辞典選びについてでした。
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